小川健次ブログ -BIG THINK

ミスで失敗をしたら、落ち込むより前に解決法を考えよう。自分を責めるより、解決のために行動すればセルフイメージが高まる。

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ミスで失敗をしたら、落ち込むより前に解決法を考えよう。自分を責めるより、解決のために行動すればセルフイメージが高まる。

■責めるべきはミスであって、人間性じゃない。

チャレンジすることのすべてが、望みどおりの結果になるなら、それはそれで万々歳で嬉しいかぎり。

とはいえ、現実というやつは、そこまで僕たちに優しくない。時にムチを振るって厳しさというヤツを教えてくれる。


まあ、すべてがカンタンに望みどおりの結果になるなら、そりゃそもそもチャレンジじゃなくて、単に今までできたことであって、つまりは普通のこと。

そういう意味では、うまくいかないことがある、ムチを振るわれて厳しさを叩きこまれることがある。だからこそチャレンジであるし、だからこそ成し遂げたときの達成感も得られるし、何より面白いってもんでしょう。

新しいことへのチャレンジに限った話しじゃありませんが、何かに取り組もうとすれば、うまくいかないこともある。そりゃ不慮の事故や天変地異など、不可抗力でどうにもならない事態になることもありますよ。

不可抗力でないもののでは、ケアレスミスというのがある。単なる甘読み。単なる不注意。本来なら起こるはずのないミス。ちょっと注意して、ちょっと気を配れば回避できたはずの、アホな失敗というやつ。

単なる不注意であろうとも、結果によっては許されない。それによって他人から糾弾されることがあったとしても、生まれた損害次第では、それを甘受するしかない。

でもね。許されないこと、糾弾されるべきことは、不注意を起こしてしまったというその事実であって、ミスを犯した人間の人間性じゃない。

罪を憎んで人を憎まず。というわけじゃありませんが、ミスは許されませんよ。糾弾されてしかるべき。でもだからといって、その人の人間性そのものを否定しているワケじゃないんです。

ならばミスを犯した人が取るべき行動は、自分を責めて落ち込んで、過ぎたことを悔いることじゃない。ガックリうなだれて、そんな自分を否定することじゃないんです。そんなのは時間の無駄。労力の無駄。

取るべき行動は事後の対応策と、今後の改善策を考えること。そしてそれを実践すること。起こしたミスを帳消しできるレベルの取り組みをしようとする、建設的かつ積極的な思考と行動ですよ。

そこで止まっていたところで、生まれるものはさらなる迷いだけですよ。おまけに自分を責めて闇雲にセルフイメージが下げるだけ。ミスもフォローできないし、もうね。いろいろダメになっていく。

<参考過去記事>
迷いや不安は動いてしまえば消えて無くなり、心もすっきり清清しくなる。止まるだけの暇人になると、ますます何もできなくて苦しくなる。

そこでただ落ち込んだ自分をアピールして、反省してるポーズを取りながら、ほとぼり冷めるまで逃げ切ろうというのは、何の問題解決にさえならない。

とにかく泣いて、悲劇のヒーロー・ヒロイン気取っていたいだけなら、それはそれでいいのかもしれませんがね。そんな無責任で面倒くさいやつとは、今後誰も関わりたくないから相手されなくなるだけですよ。

■優先すべきは今の問題解決。

そもそも起こった出来事に対して、自分を責めるということは、自分で自分の自尊心を傷つけてるのと同じこと。自分で自分の評価を一生懸命下げている。

こういうミスをする自分はダメだ。うまくできない自分はこの程度なんだ。メンタルが弱いんだ。そんな風に自分で自分の評価を下げ続ける。ひたすらそういう言葉を自分に言い聞かせる。

だから結果的に、そういうミスをするセルフイメージが出来上がる。小さなミスが、もっと大きなミスをする自分を作る。わざわざ一生懸命うまくいかなくなるように、自分で自分を追い込むんです。

日常的にそんなことを繰り返していれば、それが思考のクセになる。潜在意識へそんな思考習慣の書き込みが行われる。それはミスする自分、心が弱い自分でいることを認めるということ。つまりそういう自分でいい。そんなセルフイメージが形成される。

同じ過ちを繰り返す。その度に落ち込んで自分を責める。潜在意識への書き込みがより強化され、セルイメージがガッチりと固まっていくという、素敵すぎる負のスパイラル。

それがケアレスミスであっても、失敗した自分を責めないことです。もちろん失敗そのもの、その事象自体は責めるべきだし、責められるべき。それでも自分自身の人間性を責めないことです。

どうせ失敗した過去には戻れない。やり直しはできないんです。考えるべきは改善のための、建設的かつ積極的な方法でしょう。反省するなら、より良い結果を生み出すための思考のプロセスとして、生産的にすればいいこと。

失敗をしたり逆境に陥ったとき、慌てふためいて、つい自分を責めてしまいそうになる。でもそれよりやるべきことは、それをどう乗り越えるか、どうリカバリーするかということでしょう。精神的にも物理的にも。

そこすっ飛ばして、ただ自分を責めて、反省という名目で下向いてるだけだから、すぐに解決できる問題さえ解決できなくなる。そして問題がどんどん複雑なことになってしまって、最悪は取り返しのつかない大惨事にまで発展する。

自分を責めたりするのはいつでもできる。目の前の問題をまずやっつけて、それからあとでゆっくり酒飲みながら泣いて寝ればいいんです。

<参考過去記事>
苦しくてしんどいなら、泣いて酒飲んでとっと寝ればいい。心身の疲労を溜ずに吐き出せるのも、望みの結果を手にする人の共通項。

今解決すべき問題は、今なんです。凹んでいる場合じゃない。自分を責めてる場合じゃない。まずはその失敗をリカバリーすることが先決。そのために前を向けばいい。悪いのは自分の人間性じゃなくて、ミスそのものなんだから。

その繰り返しが、強いメンタルを保てるセルフイメージを形成する。だからどんなことにもミスを恐れず、積極的にチャレンジできるようになる。それに何より、つまらないことで自分を責めるようなストレスからは解放されますしね(^。^)y-.。o○

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著者プロフィール

小川 健次(おがわ けんじ)

株式会社リエゾンジャパン代表取締役
社団法人感覚刺激と脳研究協会 理事

1973年9月20日生まれ。
国内最大級の自己啓発企業にて、21年間に渡ってマーケティング部長、代表取締役副社長、事業開発部長などを歴任後、2016年6月1日より株式会社リエゾンジャパン創立。同時に代表取締役就任。
世界中の成功哲学をはじめ、潜在意識活用法、引き寄せの法則など、様々な成功法則や自己啓発技法に精通。21年間で3万人を超える指導実績をもとに、脳科学と心理学からのアプローチにより、個人と組織の行動変容と定着化を可能にするスペシャリストとして活動。
同時に、ビジネスにおける企画立案・編集・デザイン・実施まで、アイディアを形にするだけでなく、売れる仕組みの構築や、事業戦略の策定など、中小企業を中心としたマーケティング戦略を総合的にプロデュースする。
また、上記のかたわら、引き寄せの法則を実践することにより、関東近県を中心にした不動産投資事業を展開。心に思い描いたイメージを実現している。
東京都杉並区在住 既婚。子供なし。トイプードル一匹あり。牛乳嫌い。

■連載コラム
小学館が運営する、働く堅実女子のお悩み解決サイト『スーツウーマン』にて、【恋とキャリアの上方修正】を連載中。

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