もし今、すべてを失ったとしたら、手を差し伸べてくれるのは誰ですか?
■身近な人との関係
その人があまりに身近で、日常的にそばに存在するというだけで、そのありがたみや価値というのは、わからなくなってしまいがちです
逆に、その人が身近にいるからという理由だけで、ただ何となく大切な存在であると思ってしまうことも少なくない。
もちろん、相手を問わず、自分に関わるすべての人は、大事であることは言うまでもないことだし、彼らには心からの感謝を抱くものです。
しかし、それでもあえて自分自身に問いかけてみる。
自分がすべてを失ったとき、損得一切抜きで手を差し伸べてくれるのは誰だろうか。
自分が本当に困っているときに、打算抜きで力を貸してくれる人は誰だろうか。
と。
まあ、世の中悪い人ばかりじゃありませんからね、そりゃ困ったときに助けてくれる人はどこにだっていますよ。
でも、情けやお付き合いだけではなく、あなたのことを理解し、あなたのことを評価し、あなたに力を貸したい、あなたの力になりたい、あなたを助けたいと、心から思って行動してくれる人は誰でしょう。
家族かもしれないし、友人、それとも会社の上司、同僚。もしくは彼女彼氏。
自分に関わるすべての人の顔を思い浮かべてみる。
その上で、特定の誰かが思い浮かぶなら、その人をより一層大切にすればいい。
誰も思い浮かばなければ、まず自分にとって大切な人は誰なのかを考えてみるところから。
■なぜ手を差し伸ばしてくれるのか
どんなときでも誰かのために力を尽くせる人というのは、どんなときでも誰かが力になってくれる。
大事なことは、そこに損得勘定が存在しないことです。
ただ単純にその人のことが大切だから、その人のことを助けたいからという心の動きです。
いつも誰かのために尽くしているのに、何の見返りも得られない。
そりゃ見返りを期待しているからですよ。
自分が打算で動けば相手だって打算になる。
とはいえ、よほどの博愛主義者や崇高な理想でもなきゃ、全人類に見返りを期待せずに尽くすこと、愛を注ぐことなんてできやしない。
だからいいんです。自分が身近にいる人。そして大切だと思う人に対してだけで。
まずはそこからでしょう。隣人を愛せずに人類を愛せるかっつーの。
心から大切にしたい人を大切にする。
セコい見返りを期待しないで、その人に尽くすことができれば、それはいつか自分に必ず返ってくるものです。
そして、同時に大事なことは、自分が相手のことを大切に思っていること、いつでも力になろうとしていること、支えるつもりがることを、相手に言葉と態度で示し、伝えることです。
<参考過去記事>
伝えて損することはない。伝えなければ得られるものもない。
それが本当に伝わったとき、結果的にその相手が、自分に手をさしのばしてくれることになることがほとんどですわな(^。^)y-.。o○
来週は新潟、そして再来週は札幌。
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