言いたいことを言えない理由は他人じゃなくて自分にある。あれこれ考えなければ自然に言葉にできる。
■余計なこと考えなければうまく言える
言いたいことは口に出すことです。
そこに順序だの言い回しだのは気にしない。気にしたところで、うまい順序や言い回しができるもんでもないでしょう。
誰だってどうせ大したことない話術しかないんです。
にも関わらず、下らない小手先テクニックで相手を説得できる、相手に気持ちを伝えられると思うから、結局何も言えなくなる。
せっかくいろいろ考えて言えたところで、言おうと思ったことの半分も言えないんです。
何を言ったところで嫌われる人からは嫌われる。好かれる人からは好かれますよ。
だからあれこれ考えない。思ったことは言えばいいんです。
もちろん場面によっては言わないほうがいいことだってある。でもそんなのは当たり前で、気にしなくたってフツーは意識しなくたって言いませんよ。
そんな特別なケースを想定するよりも、日常生活全般に目を向けてみるんです。
何かを言おうとする度に慎重になりすぎていないか。
相手に嫌われないように言葉を選びすぎていないか。
相手に好かれようと使い慣れない言葉を無理に使おうとしていないか。
これまでのことを思い出してみればいいんです。
往々にして人間関係がうまくいっているときというのは、それほど自分の言葉を意識せず、思っていることを素直に表現していていることのほうが多かったはず。
逆にいまいちうまくいかず、人間関係でストレスを感じるときは、あれこれ考えて計算して慎重に言葉を選んでいることが多かったりするでしょ。
■言えないは他人じゃなくて自分のせい
自分は言いたいことを言いたいのに、周囲の状況や、身近な相手のせいで緊張して、言いたいことが言えなくなっている、と感じている人がいるかもしれません。
でもね。それ関係ないですよ。
そんなの結局あなたの相手への印象だけだから。
だって、その相手があなたに言いたいことを言うな、と言ったんですか?
言いたいこと言ったら罰せられるんですか?
んなことぁないでしょ。
こちらが臆するから、どうも見下ろされているような感じになる。
だから萎縮して言葉が出なくなる。萎縮するから、ますます見下ろされているような感じになって、ますます言葉が出なくなる。
言いずらい雰囲気を作ってるのは相手じゃない。自分なんです。
相手にとっての、言わせなくていい雰囲気を作ってるのはあなたなんです。
いきなり何でもかんでも言わなくてもいい。
それでも、いつもは遠慮して言わないことを今日は言ってみる。
いつもは気を遣って控えていたことを今日は少しだけ言ってみる。
言ってみればわかりますよ。言ったところで実は何も変わらない。相手は引くこともないし、雰囲気がおかしくなることもない。
そんなことで嫌われることもないし、そんなことで嫌われるならとっくに嫌われてる。
<参考過去記事>
嫌われることを恐れない人だから嫌われない
でもこちらの気持ちは楽になる。肩の力が抜けてリラックスできる。だから相手とも自然に対峙ができてストレスもなくなる。
騙されたと思って言ってみることです。それだけで今日一日、人間関係での悩みが一つ解決しますから(^。^)y-.。o○
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