心にブレーキをかけているのは、あなた自身。無意味なこだわりを捨てれば、欲しい結果が手に入る。
■いろいろやっても何も変わらない理由
いろんなことを試してみた。あれもやったしこれもやった。なのに全然前進している気がしない。
何もしてないわけじゃない。いろんなことに挑戦してるし、いろんな人にも逢っている。なのにまったく状況が変わる気配がない。
やってもやっても何も起きない。生まれない。同じところの堂々巡り。結局あれもこれも、ダメなんじゃないか。あの方法もこの方法も、間違ってるんじゃないか。そういうボヤキが始まったら、そろそろ危険信号。危ないアラームの鳴りはじめ。
あのね、いろんなことにチャレンジするのはいいですよ。でもね、そのチャレンジに合わせて、あなた自身の心のスイッチも切り替わっていなければ、何の意味もないんです。
確かに表面上は、今までと違うことをやってるのかもしれない。その一方、心の中のあなたはこれまでと同じ。違う場所に行っても、結局見るとこ同じ。違う誰かに逢っても、結局話題は同じ。自分で自分に勝手にブレーキかける、今の自分は変えないように。
だから結果が変わらない。そしてボヤいて疲れて、元通り。何もしないほうがマシだった。最後はそんな愚痴でさようなら。
結局ね、新しいことやって、変わろうとはしてみてはいるものの、心のどこかで、過去の自分を手放せていないんです。過去の自分のやり方、成功体験や失敗体験。そういうあれこれによって築き上げられた、プライドだとか自尊心。それに執着してるんです。
あの方法は良さそうだから新しく試してみよう。いや、でも過去に私は今のこの方法でうまくいってきたこともあるから、この部分だけは変えないようにしよう。ここは大事にしておこう。って、それじゃ新しいことなんか、結局試さないってのと同じこと。
あの人の言うことはもっともだ。私もそういうふうにしてみよう。あ、でも私も今までやってきたプライドがあるから、ここは崩さないようにしなくちゃ。これは手放さずに、ずっと抱えておかなきゃね。って、それは結局何も受け容れないってのと同じこと。
いや、別にね、今までのやり方、そのプライドを持ち続けていて、今うまくいっているのなら、それはそれで持っておけばいいだけのこと。うまくいってることを、無理して変える必要も捨てる必要もないでしょう。
でもね、そうじゃないなら、今思い通りの結果が出ていない、だから新しいことにチャレンジしよう。そう思って取り組んでいることならば、過去のあれこれ、今のあなたのプライドだとか、それ自体は何の役にも立たないことならば、とっとと捨ててしまうことですよ。
すくなくとも、抱え込んでて役に立たないもの。意味のないもの。それをまず断ち切ることです。それは人間関係でも同じこと。
<参考過去記事>
苦しいだけの関係ならば、とっとと断てばいい。何も生み出さない付き合いなら、別れればいい。
なんとなく、これまで当たり前のようにあったから、捨てられない、手放せない。意識的にか無意識的にかは別にして、そういう執着心が、あなたが新しいことに取り組む際の、もっとも大きな足かせになる。自分の敵はいつだって自分自身。
そうやって、自分でアクセル踏みながらブレーキ踏みつける。チャレンジしているようで何も起きない変わらない。いや、だからまずそのブレーキ話しなさいよ。いらん過去の経験や、プライドはとりあえず手放しなさいよ。
■どうでもいいことは捨ててしまって大丈夫
何かをやってるはずなのに、現実には何も変わってない。変わっている気がしない。そんなときは、ちょっと冷静になって、客観的に自分を見つめなおしてみることですよ。実は恐ろしいくらいにどうでもいいこと。取るにたらないような些細なことにこだわっていないか。
確かにその方法はいいかもしれない。さっそく私なりにやってみるわ。いや、だから、その「私なり」がヤバいんだっつーの。いいと思う方法があるなら、そのまんまその通りにやればいいじゃんよ。何でそこで勝手に「私なり」なんて言ってんだ。
上でも言いましたがね、それで結果が出ているならいい。もっともっと上昇傾向にあるなら、それそのままでいいじゃないですか。でもそうじゃないから、何かにチャレンジしようとしてるんでしょ。何かを変えて新しいことをしようとしているんでしょ。
どうせ、そうやって大事に抱えこんでいること、なんとか守ろうとしていること。それ自体大したもんじゃないでしょ。それ手放したって、命まで取られるようなもんでもないでしょ。
そりゃ確かにね。誰にだって何が何でも守りきりたいもの、命に代えても譲れないものの一つや二つはあるでしょう。それはそれで持ってりゃいいだけ。
でもね。冷静かつ客観的に考えてみて、ホントのホントにそこまでして守らなきゃいけないことって、そんなにないでしょ。少なくとも、今あなたが取り組んで、手に入れたい成果と比較してみれば、実際には取るに足らないことばかりでしょ。
その場の自尊心を満たしたい。なんとなく違うやり方をやって、不安を感じたくない。いい人に思われたい。過去の成功体験にすがっていたい。それ自体は何も生み出さないことばかり。そして、捨て去ったとしても、すぐに後から取り返せるものばかり。
どうせ全部は過去のこと。いいんです。今はゼロでこれからスタート。一文の得にもならないものを抱え込んで、得られる未来の大きな幸福を失うほうが、よっぽど痛手。だったら過去への執着は、どっか遠くへ投げ捨てろ。
あなたが視線を向けるべきは、もっと違う方角でしょ。今まで守っていたもの、こだわっていたものとは違うもの。本当に望んでいた幸福を手に入れること、あなたにとって本当に価値あると思える何かを、成果としてその手に入れることでしょ。
親切だけど、無責任に口出すだすだけの周囲の人の顔色。今さら語っても誰も聞きやしない過去の成功や失敗。馴れ合いだけの人間関係。そしてあるんだかないんだかよくわからない、プライドとかいうやつ。そんなの何の役にも立ちませんよ。
それ全部投げ捨てて、チャレンジしてみる。新しいことに取り組んでみる。それでも、すぐに結果が出ないことはある。でもね、最後は自分を信じる。信じた自分が信じた道を信じるんです。例え困難に遭遇したとしても、そこまで開き直っていれば、必ず乗り越えられる。
<参考過去記事>
失恋して苦しいときに、忘れてはいけないこと。辛いときを乗り越える、心の整理術。
いろいろやってるはずなのに、思い通りの結果が出ない。それ、方法が悪いんじゃないんです。いや、もちろん方法が悪い場合もありますよ。でも実際には、あなた自身がブレーキかけてる場合がほとんどですよ。答えは常に自分の中にある。
何かに取り組もうとするとき、新しいことにチャレンジしようとするときは、まずはあなた自身の過去への執着を手放すことですよ。大して守る価値もない目先のことにこだわって、もっと大きな魚を逃すってのは、あとで悔やんでも悔やみきれませんしね(^。^)y-.。o○
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