小川健次ブログ -BIG THINK

本当に相手のことを想って言葉を発するから、大切な人を引き寄せる。期待と執着を手放して、言いたいこと言うべきことを言葉にしよう。

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本当に相手のことを想って言葉を発するから、大切な人を引き寄せる。期待と執着を手放して、言いたいこと言うべきことを言葉にしよう。

■自分を守るための言葉は届かない。

言葉で救われることもあれば、言葉で傷つくこともあり、言葉で大切なものを手に入れたり、言葉で失くしてはいけないものを失うこともある。

言葉はときに自分自身のみならず、他人の運命をも大きく左右させることがある。だからこそ立場状況を鑑みて、発する言葉には相応の注意を払うべきものでしょう。

でもまあ、あまりそこを気にしすぎて、言葉を発することさえできなくなるというのは本末転倒ですよ。慎重さも度を越えて、想いを言葉にできなくなれば、結果的に意思の疎通ができなくなるだけで、それで傷つくことも失うこともある。


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特に、その注意を払う、慎重になるというのがかなりのクセものってやつですよ。誰のためにその注意を払っているのか、誰のためにそうやって慎重になっているのか。言いたいこと言うべきことを、言わない言えないのは誰のためなのか。

全部が全部そうとは限りませんが、言いたい言うべきことを言えないときってのは、自分の身を守りたい、自分が傷つきたくない。そうやって自分のことを優先しているからじゃないですか。

これを言ったら嫌われるのは避けたい。断られて傷つくのはイヤ。うまく言えなくて評価を下げられたくない。皆から変な人だと思われたくない。など、つまりは自分中心。そこにいる他の誰かのことではなく、ただ自分のことを守りたいがためだけの慎重さ。要するに自分のこと。

その人のため、皆のため、そうやって自分の心を取り繕ってみてはいても、結局のところ、言うべきこと言いたいことを、言えない言わないのは自分のためでしょ。自分を守りたいからでしょ。

それは本当に相手のことや、皆の立場を考え、その想いに寄り添うために慎重に言葉を選ぼうとする心の動きではなく、いかに自分が傷つかず、いかに自分に都合よく立ち回れるかを考える心の動き。

つまりは、言いたいのに言えない、言うべきなのに言わないのは、その人のことや周囲の皆のことを想ってのことではなく、自分のことを想ってるからでしょ。自分が嫌われることや、傷つくことを恐れている。とにかく自分を守りたいと想っているからですよ。

もちろん、その場そのときその状況に応じて、相手のため皆のため、黙って口を閉じておくべきこともあるでしょう。無暗やたらに口を開けばいいというわけじゃない。

でも、口を閉じるべき状況環境なら、あれこれ考えるまでもなく、自然と口を閉じるもの。特に考えることもなく、わざわざ言わなくてもいいことを言おうとなんて誰も思いませんよ。

それにね、本当に自分のことより、相手のため、皆のためを想って発した言葉であれば、その場は受け容れてもらえることがなかったとしても、その言葉の根底にある想いは必ず届くもの。それで嫌われたり、評価が下がることなんてありませんって。

<参考過去記事>
衝突を恐れずに想いを伝えれば、お互いの絆はより一層強まる。本当に相手の心に寄り添っていれば、必ず理解し合えるときがくる。

そりゃあね、いくら相手のため、皆のためとはいえ、言い方や伝え方次第で誤解を受けること、場合によっては一時的な決裂になることもあるでしょう。

それを恐れて本当の想いを伝えられなければ、結局誤解されたままだし、結局決裂することにだってなるかもしれない。同じことでしょう。でも、言い方伝え方が悪かったとしても、想いだけでもちゃんと伝えていれば、やがては理解してもらえるときがくる。これ絶対。

■相手を想う言葉が大切な人を引き寄せる。

あなたがその人に伝えたい。それを言葉にすることが、必ずその人のためになることだと、確信できていることならば、迷うことも躊躇することもないんです。言えばいいんです。伝えればいいんです。そこで口を閉ざす理由はどこにもないから。

相手だってアホじゃないんです。あなたに言われたからといってその全てを真に受けやしませんよ。自分で受け止め自分で考え、自分で計算して自分で判断するんだから。あなたに何か言われたくらいで、あなたを嫌いにはなりませんよ。

なのに、自分が嫌われることを恐れ、自分が傷つくことを避けようとするあまり、何も言わない。言っても中途半端に遠まわしな表現を使うから、まるで伝わることがない。伝えるべきを伝えられないから、話がお互い噛み合うこともないし、結局それ自体がお互いのストレスになる。

あなたのホントの思いは伝わらないばかりか、相手にしてみりゃ、何だかよくわからいこと言われてイラつくし。お互いにとって心地よくないコミュニケーションになる。そして焦ったあなたは、ますます言いたいことが言えなくなってひたすら悪循環の繰り返し。

だからね、まずここでは、あなたのことは横に置いておくんです。いいじゃないですか、この際自分のことなんか。その人が大切な人ならなおさらでしょ。

そしてまずは、その人のことだけ考えればいいんです。その人の笑顔と喜び、そして幸福だけを考える。そしてその人が笑顔で喜び、幸福になるために必要だと思う言葉を発するんです。そうすりゃ言いたいこと言うべきことはすんなり言える。

どっか心の奥底、頭の片隅で電卓を叩くようなことはしないことです。余計な駆け引きをして見返りを期待しない。自分が傷つかないようにとか、相手に好かれたいとか、相手に嫌われないようにとか、そんなセコイい執着心は全部手放しちまえ。

だいたいね、そうやって見返りを期待したり、自分を守ろうっていう考えは、言葉にはしなくても空気感で伝わるもの。相手に見透かされてますよ。あ、この人言って満足したいだけ。あ、この人は自分を守るのに必死だな。あ、この人は僕のことは言うほど興味ないのね。

大切な人のため。その人の笑顔と喜びと幸福のため。あなたの内から湧き出る素直な想いに従えばいいじゃないですか。駆け引きすることも飾ることもないんです。素直な想いだから自然に言葉にできる。その想いだから相手の心に届く。結果的に大切な人の心を引き寄せる。

<参考過去記事>
引き寄せの法則で、大切な人との心の距離を縮めよう。執着を手放すから、お互いを尊重し合える関係になれる。。

一応繰り返し言っときますが、時と場所やその場の空気を一切読まず、何でもかんでも思ったことを言うってのは、またちょっと違う話しでしょう。そこは大人ですから。あくまでも常識の範囲で時と場所と空気に応じて空気を読めばいい。

でもね、時と場所と空気を言い訳にしてるのも、それはそれで意味のないこと。そういう意味ではバランスの問題というところでしょう。

いずれにしてもね、私心なく自分のことを想って言葉を発してくれる人ってのは、誰だって信頼したくなるものですよ。だからこそ、本当に相手のことだけを想って素直な言葉を発することができる人ってのは、いつだって大切な人を引き寄せることができるのでしょうな。

著者プロフィール

小川 健次(おがわ けんじ)

株式会社リエゾンジャパン代表取締役
社団法人感覚刺激と脳研究協会 理事

1973年9月20日生まれ。
国内最大級の自己啓発企業にて、21年間に渡ってマーケティング部長、代表取締役副社長、事業開発部長などを歴任後、2016年6月1日より株式会社リエゾンジャパン創立。同時に代表取締役就任。
世界中の成功哲学をはじめ、潜在意識活用法、引き寄せの法則など、様々な成功法則や自己啓発技法に精通。21年間で3万人を超える指導実績をもとに、脳科学と心理学からのアプローチにより、個人と組織の行動変容と定着化を可能にするスペシャリストとして活動。
同時に、ビジネスにおける企画立案・編集・デザイン・実施まで、アイディアを形にするだけでなく、売れる仕組みの構築や、事業戦略の策定など、中小企業を中心としたマーケティング戦略を総合的にプロデュースする。
また、上記のかたわら、引き寄せの法則を実践することにより、関東近県を中心にした不動産投資事業を展開。心に思い描いたイメージを実現している。
東京都杉並区在住 既婚。子供なし。トイプードル一匹あり。牛乳嫌い。

■連載コラム
小学館が運営する、働く堅実女子のお悩み解決サイト『スーツウーマン』にて、【恋とキャリアの上方修正】を連載中。

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