あなたがどんな人であるかより、あなたが自分をどう思っているかのほうに人は興味がある。
■人は相手の態度に応じて心の準備をする
その相手が誰であれ、自分の態度や発する言葉、そしてそのときの感情の前提となるのは、相手が自分のことをどう思っているか。
もちろん相手への興味関心もある。それでも相手が自分に対して敵意を持っていたら、興味関心は湧かないし、愛情を持っていれば少なくとも興味くらいは湧くというもの。
誰だって相手のことは気になるものです。この人どんな人やろう。この人ってどんな考え方を持っていて、どんな性格の持ち主なんやろうかと。
それでもやっぱりその前提になるのは、この人は自分をどんな人間だと思っているのだろうか。自分にどんな印象を抱いているのだろうかということ。
それは一つには自分という人間を客観的評価で知りたいという欲求とは別に、相手が自分に対して抱く印象に合わせて、こちら側も対策を考えようという、コミュニケーションのための自己防衛本能とでもいえるものでしょう。
攻撃的に来るなら身構えなければいけないし、反撃も考えなきゃいけない。友好を示してくるなら、友好に応じられる余裕を持たなければいけない。相手の反応に応じた準備をしなきゃいけないでしょ。
誰でも相手がどんな人であるか以前に、まずその人が自分に対してどのような印象を持っているのか、どのように接してくるかに対して無意識的に関心が向くんです。
その判断を経た上で、その人がどんな人であるかに興味が向いたり、どんな人であろうがどうでもいいとスルーするかの判断に移るってことですわな。
つまりは、自分がどんな人間かであるかを滔々と語る以前に、自分が相手をどう思っているかをまず言葉で態度で示さなければ、何を語ろうが相手の腑に落ちやしないんです。
＜参考過去記事＞
ありがとう。愛してる。その一言で問題のほとんどは解決できる。
そもそもどんな意図で、自分に対してどういう考えでそれを語っているのかがわからなければ、何を言われても疑心暗鬼になってしまうもんでしょ。
■相手の態度はあなたの態度の鏡
ますはあなたから、相手のことをどう思っているのかをはっきりと伝えることですよ。好きなら好き。信頼しているなら信頼している。相手のことをもっと知りたいなら知りたいということを。
人は相手の態度に応じて、自分の取るべき態度を選択するものです。あなたが攻撃的であれば、返ってくるのは攻撃的な態度。好意であれば好意が返ってくるもの。
もちろん、そもそもの合う合わないという問題はあるので、全部が全部そうなるかといえばそうでもない。それでも、お互いが大人の対応で対処できる範囲ではうまくやれるものです。
相手が自分をどう思っているかを気にするのは、初対面や、関係の浅い人との間に限ったことではありませんわな。家族をはじめ関係の深い身近な人、付き合いの長い人、大切だと思う人など、誰との間でも同じこと。
人の気持ちは揺らぐし変わる。その善し悪しは関係なく、それが現実だし、そんなことは誰でも承知。だから身近な相手であっても、常に同じ気持ちでいてくれるかはわからない。信用するしないとかではなく、そういう不安は誰でも同じ。
だから、日常的に相手をどう思っているかを、言葉や態度で示すんです。相手の態度はあなたの言葉と態度の鏡にすぎない。あなたの発した言葉、とった行動が相手のあなたに対する言葉と態度になるんです。
何の根拠もなく、ただ何となく言うだけだとその場だけの口先だけで言ってるテキトー野郎と思われる。とはいえ言葉で理由を説明できないこともある。だから態度でも示すんです。
＜参考過去記事＞
愛に理由は無い。理由がないから説明できない。説明できないから行動と結果で示すしかない。
自分に興味を持ってくれている人の話は誰でも聞きたい。一方で自分に興味を持ってくれない人に滔々と語られたところで、なんだかなあと思われるのがオチ。
まずは相手をどう思っているかを伝える。継続的な信頼関係に基づいた人間関係のはじまりは、まずそこからですわな(^。^)y-.。o○
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