誰かを好きでいられることに幸福を感じられれば、人付き合いは楽しくなり、ストレスも無くなる。
■その人が存在することだけでまず幸福。
見返りを期待しながら、それが返ってこなければストレスになる。嫌な気分になる。
だったら見返りなんか最初から期待しなければいいだけのこと。
その人への想いを持てること。まずそれ自体が幸福であることに気づけばいいんです。もちろん見返りがあったらあったで喜べばいい。でもそりゃあくまでもプラスアルファですよ。
その人がまずそこにいて、その人と出逢えてる。さらにその人をポジティブに評価できる自分がいる。まずそれだけでも万々歳。
人は誰であれ、他人の悪いところを見つけることで、自分の立ち位置を見極めようとしてしまうもの。その中で、悪いところじゃなく、良いところ見つけられる人がいるだけで幸福でしょうよ。
つまりは、その人の存在があること、おまけにその人との関わりがあることだけで、あなたの心構えは前向きになっている。つまりはもう見返りを受け取っていること。
にも関わらず、それ以上のことを勝手に期待して勝手に求める。自分は何かをしているわけでもないのに、相手には何かをしてほしいと思うのは、そりゃまあご都合主義。
おまけにそれで何も返ってこないと文句を言って、ストレスを感じているから目もあてられない。
＜参考過去記事＞
図解あり／あなたは相手に何を求めますか。あなたはそれ以上のことを、相手にしてあげられますか？
憎い誰か、嫌いな誰かがいることは不幸です。だってその人のこと考えるだけで気分が悪くなるし、その人と関わることで、わざわざその人が嫌いな理由を自分で考えようとしてしまうから。心が否定的になってしまう。
一方で誰かのことを好きでいられるなら、それだけで幸福。その人のこと考えるだけで気分が高揚する。その人と関わることで、その人のことを好きな理由を考えられる。心が積極的になる。
■幸福感が余裕を生み、その余裕が自分に返ってくる
もちろん、自分が幸福かどうかを、他人の存在に依存するだけなら、意味がない。幸福の価値は好きな人がいるかどうかだけでは測れないし。
それでも、まず誰かを好きでいられることを幸福に思えれば、良い意味で余計なことを他人に求めないし、期待しない。だってもう幸福なんだから。
すると心に余裕が生まれる。何かを求める立場から、何かをしてあげたい、力になってあげたい感情が芽生える。与えられた幸福に感謝してそのお返しをしたくなる。
それが無いからストレスになる。好きなのに何もしてもらえないと嘆いたり、好きな感情を注いだ分だけ損したみたいな気分が生まれて、可愛さ余って憎さ１００倍。なぜか今度は、あんちくーしょめーと逆恨み。
まずは好きな相手に出逢えたことを感謝すべきしょう。その人の存在が自分の心を明るくし、積極的になれてることが、自分にとって幸福であるということに目を向けてみることでしょう。
するべきは相手に求めることではなく、すでに与えられたことにお返しをすること。もう与えられてるんだから。
その気持ち、いわゆる代償を求めず、ただ相手のためを心から思い、自らの力を注ぐこうとすることが、結果的に相手にも伝わる。その結果として相手の気持ちもこちらに向くことになるんです。
＜参考過去記事＞
図解あり／見返りを期待するのではなく、返していることを知れば人間関係はうまくいく
単なる損得勘定で、好きでいるんだから、その分返せ。そんな気持ちをぶつけられたところで、相手にしてみりゃ当たり屋に絡まれたの同じ気分ですよ。華麗にスルーされるか通報されてさようなら。
そんなことより、まず誰かを好きになれること、好きな誰かが存在することに幸せを感じることでしょう。それだけで人付き合いは楽しくなるもんです。
それが男女間の問題だろうと、同性間の問題だろうと、それこそビジネスパートナーとの問題であろうと同じ事。好きな誰かがいることに感謝ですよ。そう思えれば、結果的にその気持ちはいずれ何かの形で返ってくるってもんです。
まあ、せっかく好きでいられる感情を、わざわざストレスに転換するってのもバカバカしいことですしね(^。^)y-.。o○