未来への心躍る明るいイメージが、チャンスや出逢いをもたらす。過去への執着ではなく、未来への期待感をもとに目標を設定しよう。
■過去は今のためにあり、今は未来のためにある。
ことの大小は別にして、誰だって毎日いろいろなことがあるし、毎日いろいろな情報に触れている。
その中には自分にとって有益なものもあれば、無益なものもある。それこそ有害なものさえ含まれる。
ことにそれが自分の損得に関わる問題で、いわゆる損や失敗という類のものであったりすると、そのこと自体はどうしてもクローズアップしがちになるというもの。
他にもいろいろあったのに、得したことも成功したこともあったのに、なぜか意識は損したことや失敗したことばかりに向きがちになる、得たものへの満足感より、無くしたものへの喪失感にとらわれる。
そしてグダグダとそれについて深堀りして考える。あのときあーすれば良かった、あそこでこーすれば良かった。考えたところで元に戻るワケない過去のことばかりに、気が向いてしまう。
そうやって、後ろばっかり振り返ってるから、目の前を通るチャンスを見過ごす。目の間にいる新たな出逢いに気づかない。
そりゃ、過去を振り返ることで、そこから反省や改善点を見つけ出し、未来に同じ失敗しないようにすることは大事でしょ。でもそれはあくまでも未来のための生産的なステップの一つ。
ただ過去を悔いて自己憐憫に浸りつつ、今と未来から目を背けるための振り返りなら、振り返らないほうがマシですよ。だって無駄なんだもん。
当たり前ですがね。過ぎた時間は戻ってきやしませんよ、過去のやり直しはどうやったって誰にもできない。金持ちもそうでない人もそればっかりは平等なんです。みんないずれ死ぬ。どうせ死ぬ。
ならば、その時間をどう使うのか。どーにもならない過ぎたことへの執着のために使うのか。未来に得られる可能性や新しい出逢いのために使うのか。その選択は自由。
繰り返しますが、過去を振り返るのが悪いわけじゃない。ときに自分のこれまでの軌跡を振り返り、自分を棚卸することで課題や反省も見つかることもある。そこでヒントが得られることがある。
とはいえ、そればっかじゃ意味がない。振り返りを言い訳にして未来を見なけりゃ本末転倒。過去は今のためにあり、今は未来のためにある。
ならば未来のために過去とは決別。いや、別に過去は過去。経験や思い出として活かせばいい。でもそうじゃないことはさようなら。
<参考過去記事>
決めるのは今。先に決断してしまえば、望みどおりの結果が生まれる。あれこれ考えているだけなら後悔が生まれる。
僕たちの考えられることには限界がある。未来と過去のあれこれを、すべてまとめて考えられればそれでもいいかもしれない。でもなかなかそうはいかないでしょ。ならばどちらに目を向けるかを決めればいいだけ。
■未来に目を向けるとチャンスも出逢いも見つかる
まあそれでも、過去にこだわりたいならそれもいい。過ぎたことをあれこれ考えていたいなら、それはそれで一つの選択。
悪いのは過去の自分であって。今の自分じゃない。今の自分が困っているのは、過去の自分のせい。だから今の自分には原因はない。それが当然何が悪い。そう言ってれば、何もしない今の自分を正当化できますもんね。
とはいえ、その責任を取らされるのは、過去の自分ではなく今の自分でさえない。未来の自分なんですよ。今は未来の原因なんだから。今の自分の心の状態が未来に反映されるんです。
そりゃ誰だって手痛い失敗もあるでしょう。後悔することなんかいくらでもある。でもそれ言っててもしょうがない。それを理由にしたってそこに解決策はないんです。
考えるべきは、過去の自分がどうであったかよりも、これから自分が未来をどう生きるかでしょう。
そうやって今の自分が過去の自分を責めていれば、今の自分もいずれ未来の自分から責められる。同じことの繰り返し。歳だけは確実に重ねているはずなのに、思考と行動だけは延々と同じ循環を繰り返すのみ。
そのスパイラルの中にいながら、チャンスが無いとか出逢いがないとか嘆いたみたところで、そりゃ当然ですよ。だって見てるのは過去なんだもん。今でもなきゃ未来でもないんだもん。
だから成功哲学の祖ナポレオン・ヒル博士も言うように、明確な目標の設定が必要なんです。ここで明確な目標というと堅苦しいかもしれませんが、自分が手に入れたいもの、なりたい自分の姿のイメージといったところですよ。
心からそれを手に入れたいものがあり。それを現実に手に入れている理想の自分のイメージが描けると、自動的にそれを実現しようと、思考と行動にスイッチが入る。視点が過去モードから未来モードに切り替わる。
<参考過去記事>
手に入れる幸福をイメージするから、迷わず積極的に前進できる。失うことばかり考えるから、つまらないことを理由に悩みだす。
ならば、あとはそのスイッチをいつ入れるのかってことですよ。手に入れたいこと、理想の自分のイメージをいつどうやって決めて、いつからそれを心に描くんですか。それだけのことですよ。
過ぎたことにばかり目を向けて、今何もしない言い訳をするのに使う時間も、理想の未来に想いを巡らせ、今できることからでも取り組むことに使う時間も、使う時間は同じ時間。でもそこから得られる結果は大違い。
それにね、未来に対して目を向けてみれば、チャンスも出逢いも、そこら中にゴロゴロしてることに気づくってもんですよ(^。^)y-.。o○
【明確な目標の設定とその実現をイメージする方法は】
↓ ↓
◎大 阪09/12(土)-09/13(日)
◎名古屋11/14(土)-11/15(日)
■小川健次セミナー
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