わかっているのに、決められない理由。失う不安ではなく、手に入れられる幸福をイメージしよう。
複雑に考えることなど実はあまりない
あれやこれやと、いろいろなことを考えてはじめると物事ってのは複雑すぎて、とても解決できそうにないことばっかりに見えたりするもんです。
でも、実際に余計なあれこれを取っ払って、コトの本質に焦点をあててみれば、実は意外なほど単純明快なことのほうが多い.。
ここで言う、余計なあれこれの正体は、いわゆる損得。有形か無形かに関わらず、それでどれだけ損するか。どうすれば得になるか。そんなことが様々な状況環境を絡めながら、脳裏から離れないからですよ。
コトの本質は実に単純。それこそ、やるかやらないか。好きか嫌いか。そのくらいのことなのに、あの人にこう思われてマイナスだ。ここをこうするともっと得になりそうだ。本質とは無関係な要素にとらわれる。
そんな余計なことに気を取られてるから、コトの本質がボヤけて見えなくなるんです。あーでもないこーでもないと目先の損得に気を奪われたり、周囲の人たちの思惑を考えたり。そんなことばっかり考えてるから、ホントに決めるべきこと、ホントに今すぐやらなければいけないことがわからなくなる。
そりゃ確かに、世の中いろんなことがある。みんな色んな事情がある。そんなに言うほと単純明快に答えが出ないことも少なくない。自分だけに限らず、周囲の人利害や損得のバランスを考えなきゃいけない場合だってありますよ。
でもね、いつも小川健次メールマガジンや、毎朝一言のLINEのメッセージでは言ってるように、結局最後はコトの本質と向き合わなきゃいけない。目先の損得や周囲の利害に関係なく、向き合わなきゃいけないこと、やらなきゃいけないことはある。
傘をささなければ雨に濡れるんです。それを誰かが反対するか賛成するか、自分が損をするか得をするかに関係なく、そこでの課題の本質は、傘をさすかささないか。雨に濡れるか雨をふせぐか。ただそれだけのことなんです。
もちろん、そのどちらが正解かはわかない。傘をさして損するかもしれない。雨に濡れて得するかもしれない。でもあなたができる選択がそのどちらかしかないというのは、変わらない。揺るがない。ならば、あなたがすべきは、そこでのなすべきことに対しての選択。
雨にぬれないことがテーマであれば傘をさすこと。その他のあれこれはその後の対応どうするかを考えればいい。そこで本質とは関係ないこと言ってもしょうがない。本質は傘をさすかささないか。ただそれだけなんだから。
論理的な思考によって、とるべき選択肢が明確なのであれば、その選択をすればいいだけ。その道を進むということをまず決めればいいだけ。それ以外のことは、あとで考えればいいんです。
なのに、今考えてもしょうがないこと考える。選択肢は限られてるのに、その場で関係ない課題をもってきて、選択肢を見えなくしてるのはあなた自身。進むべき道を隠しているのはあなたなんです。ご縁も最後の本質は、好き嫌いの感情ですよ。それに素直になればご縁だって引き寄せる。
<参考過去記事>
難しい恋愛を、うまくやる方法。選択の基準に従えば、愛する人に愛される。
本質とは無関係なことで右往左往してるだけ、時間が無駄ですよ。選べる道は限られてるのに、今そこにない道のことで迷ってるなんて、バカバカしいにもほどがある。
ぶっちゃけ言ってしまえば、ホントは決めるしかないことがわかっているのに、その道行くのが怖いから、決めるのが不安だから、迷子の私かわいー、悩んでる俺カッケーと、自己憐憫に浸りたいだけなのかもしれませんがね。
得られる恩恵に目を向ければ、本質が見えてくる。
数年先はもちろん、明日のことどころか、数秒先のことだって、未来のことなど誰にもわかるわけないんです。
わからないから、何をやるにしてもリスクはある。ゼロリスクなんて存在しない。道を歩けば車に惹かれるリスクもあるし、電車に乗れば狂ったヤツに刺されるリスクだってある。
そりゃね、いくらリスクがあるとはわかっていても、できればリスクは負いたくない。負うにしてもできるだけ軽くしておきたい。だから、決めなきゃいけないとわかっていても、決めずにいるのが一番のリスク回避。それが一番気が楽なんです。一時的には。
だからこそ、そこで、リスクのことばかり、失敗する恐れや、損することへの不安ばかりを気にしていたら、ますます何も決められなくなる。
確かに、可能性としては、失敗して損することもあるかもしれない。痛い思いをすることだってありますよ。でもね、その逆に得することだってあるわけでしょう。失うものがあるのと同じくらい、得られるものがあるでしょう。
だったら、得になることを考えればいいじゃないですか。そこで決めること、その選択をすることによって、どんな恩恵を手にすることができるのか。その先の未来にどんな幸福が待っているかを考える。そっちに思考を向ければいいじゃないですか。
物質的な恩恵や、精神的な充足感など得られるものを揚げればたくさんある。そして何より、経験というやつはこれ以上ない財産でしょう。結果がどうあれ経験は金で買えない。経験は一生使える。ネタにできる。それだけでもすべての損を補って余りある大きな得。
不安で足が止まってしまいそう、思考と行動が進むべき方向から外れてしまいそう。本質と向き合うのがイヤだから、関係ない話題を理由に向き合うことら逃げ出したい。そんなときほど、その道の先で結果的に得られるものについて考えること。イメージすることですよ。
有形無形なものはもちろんのこと、あなたが培う経験によって、未来にどんな恩恵を受け取ることができるのか。それによってどれだけ自分が成長できるかを、イメージするんです。
だいたいね、あれこれ本質とは関係ない話題で悩んでいる時間がホントに無駄。その時間はいくら金積んでも返ってこない。歳とってから後悔したって遅いし、歳を重ねるほどにできることも少なくなる。だから、今は一時的気が楽でも、結果的にはあらゆる損の中でもっとも大きな損になる。
犬も歩けば棒に当たる。歩かなきゃ足腰弱って老いていくだけ。そうなってから泣いたところでどうにもならない。選択肢が限られている中、残りの人生で選択をする最善のタイミングはいつか。そりゃ、一番若い今に決まってる。
あれこれ迷っている時間を過ごすのが実は最大のリスクなんです。ダメならやり直せばいいだけだし、ダメでも得られるものはある。いや、それ以上に、うまくいったときに大きな何かを手にできる。
<参考過去記事>
迷ったときに、どうすればいいかの対処法。迷っていても、何も生み出せるものはない。
ホントはね、自分の進むべき道。やるべきことなんてのは、あなただってわかっちゃいるんです。その本質を理解しながらも、失敗して損するのが怖いから、状況だ環境だ大人の事情だのを言い訳にして、それを覆い隠して見えなくしているだけでしょ。
だからこそ損すること、失うことへの不安はこの際横に置いておく。得られる喜びや幸福、そして恩恵に目を向け、それを手に入れてる自分を日頃からイメージすりゃいいんです。そうすりゃ、ここぞというときに、余計なことで迷うことも足が止まることもありませんから(^。^)y-.。o○