小川健次ブログ -BIG THINK

明確な目標があれば、予期しないトラブルにも右往左往しなくなる。どうにもならないことに遭遇しても、ドーンと構えて受け容れよう。

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明確な目標があれば、予期しないトラブルにも右往左往しなくなる。どうにもならないことに遭遇しても、ドーンと構えて受け容れよう。

■どうにもならないことはある

あきらめなければチャンスはある。何がなんでもこだわり続ければ、何とかなる。

それは確かに事実ですよ。だからどんなときだって力は尽くすべき。一方で、現実にはそうじゃないことだってあるのも当たり前。


飛行機が急な異常気象で飛べなくなった。必ず今日中に現地に行かなきゃいけないのに。他に間に合う交通手段がない。そして飛行機は全便運行停止。

こんなのはもうどうしたって、今日中に現地に到着できないのは確定ですよ。そこであきらめなければ云々とか、最後まで力を尽くしてなんて言っても無駄。だってもう無理。飛べないし行けないんだもん。

にも関わらず、空港の中でウロウロしながらイライラしまくり。なぜ飛ばないのか不満を募らせ、そんなことしてもしょーもないのに、航空会社の人を捕まえては相手にキレまくり怒鳴りまくり。

恐ろしく無意味。そして恐ろしく非生産的。それによってどんな価値が生まれるのか。それによって救われることが一つでもあるのか。んなもんありませんよ。ならばエネルギーはもっと別のことに向けるべきです。

今日中に現地入りできないという事実はこの時点でもう揺るがないんだから、その分をどうやってフォローして穴埋めして、リカバリーするかを考えればいいんです。というよりそれしかないでしょ。

もちろん、そうなる事態を予見できなかった甘さは反省すればいい。でも反省会はコトが落ち着いてからやることで、今すべきはその事態の中でも、傷をどのくらい浅く済ませるか。もしくはその事態をどうプラスに転換するかを考えること。

思考を少し戻すんです。そもそも今日中に現地入りというのは、何かを成し遂げるための手段であって、目的・目標じゃあない。

今空港にいる身で、できることはないのか。ネット環境を使って遠隔で可能なことや、代理の人間で対応できること。それこそ日程変更の打診や、それに伴うフォローの提案を考えるなど。考えるべきことはいくらでもある。

どんなに最善尽くそうが、あきらめない心構えがあろうが、どうにもならないことは必ず起こる。天変地異や不慮の事故はもちろん、小さなうっかりミスもするでしょう。そりゃ人間だもの。

真価が問われるのは、そのときにどう対応するかですよ。目先の外部環境に右往左往せず、どう冷静に現実と向き合いながら、適切かつ最善な落としどころをみつけて、そこに着地させることができるかどうかでしょう。

右往左往するのは問題外ですがね、最後まで信じてあきらめなければ飛行機飛ぶに違いない、そう言って次の対策考えないのも問題外。それ別に積極的でもなんでもない、単なる現実逃避だから。

今やるべきことに集中する、あたふたしたり後悔するエネルギーや時間は捨ててしまえばいいんです。切って断つ。すなわち決断。それもその場で素早く。

<参考過去記事>
愛は決断した人だけが、引き寄せる。迷うだけの人からは、愛が遠ざかる。

予想外のこと、想定外のトラブルに直面すれば、そりゃ焦るのわかる。動転するのも理解できる。だからこそ、そのときほんの数秒でも立ち止まって考えてみる。どうすればこの難局を乗り越えて、自分の目標に近づくことができるだろうか、と。

■目先にとらわれずに柔軟に対応すればいい

望む望まないに関わらず、今の時点では手を尽くしても、力を尽くしても、どうにもこうにもならないことに遭遇することはある。

それでもその場で入ってくる外部からの情報や、無責任な他人の声に惑わされないこと。ましてや自分で自分を見失わないことです。

上でも言いましたが、目指すべきは目標は今目の前で起きてるあれこれじゃない。今目の前で起きてるあれこれは、目標に向かうための手段にあれこれが発生しているだけのこと。

ならば手段を柔軟に変えればいいだけのことでしょう。

一つの手段がダメになったからといって終わりじゃない。上の飛行機の例で言えば、当日現地入りは手段。目標は行った先で成すことですよ。手段に固執せず、目標に近づくことを優先で考えれば道はいくらでもあるんです。

何やったってできない、どうにもならないことはある。自分が全力を尽くしたところで、自分の力が及ばないレベルの事情で前進できなくなることもあるんです。

ならばそれは事実として受け容れるしかないんです。自分が最終的に向かう場所、得たい成果や手に入れたいもの、明確な目標さえブレていなければ、目先のうまくいかない出来事なんざ小事ですよ。

どうにもならないことに直面したときに、焦ってジタバタしても意味はない。起こった出来事に右往左往して、その責任者を責めたてたところで、問題が解決するわけじゃないんです。

目先のことにとらわれず、もっと柔軟に考えればいいじゃないですか。目の前のことはどうにもならないことだけど、目標への道筋が変わるだけ。手段方法が変わるだけ。そう思えばドーンと構えていられますよ。

<参考過去記事>
クソ真面目に頑張るよりも、不真面目に肩の力を抜いて頑張るほうが、問題は解決できる

目先のどうにもならないことに右往左往したり、壁の高さに凹んでみたり、怒ってみたり泣いてみたりしたところで結局堂々巡りで先になんか進まないんです。がんばってる俺かっけーってな自己陶酔に浸れるくらいなもんでしょう。

だから起こった現実はそれが何であれ、まず受け容れて粛々と対処すればいいんです。もちろん、その前提は最終的な自分の行き先、つまりは明確な目標がはっきりしているということになりますがね。

どんなことであれ、どんなときであれ、心がブレることなく、それこそ他人の意見や周囲の状況に右往左往することなく、粛々と集中して物事に取り組めるときってのは、自分で目標をはっきりと見定めて、それを達成する意欲があるときじゃないですか。

心折れそうなトラブルに見舞われたとき、超えられそうもない壁にブチ当たったとき、まず自分の目標を思い出してみるといいかもしれませんな(^。^)y-.。o○

著者プロフィール

小川 健次(おがわ けんじ)

株式会社リエゾンジャパン代表取締役
社団法人感覚刺激と脳研究協会 理事

1973年9月20日生まれ。
国内最大級の自己啓発企業にて、21年間に渡ってマーケティング部長、代表取締役副社長、事業開発部長などを歴任後、2016年6月1日より株式会社リエゾンジャパン創立。同時に代表取締役就任。
世界中の成功哲学をはじめ、潜在意識活用法、引き寄せの法則など、様々な成功法則や自己啓発技法に精通。21年間で3万人を超える指導実績をもとに、脳科学と心理学からのアプローチにより、個人と組織の行動変容と定着化を可能にするスペシャリストとして活動。
同時に、ビジネスにおける企画立案・編集・デザイン・実施まで、アイディアを形にするだけでなく、売れる仕組みの構築や、事業戦略の策定など、中小企業を中心としたマーケティング戦略を総合的にプロデュースする。
また、上記のかたわら、引き寄せの法則を実践することにより、関東近県を中心にした不動産投資事業を展開。心に思い描いたイメージを実現している。
東京都杉並区在住 既婚。子供なし。トイプードル一匹あり。牛乳嫌い。

■連載コラム
小学館が運営する、働く堅実女子のお悩み解決サイト『スーツウーマン』にて、【恋とキャリアの上方修正】を連載中。

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