小川健次ブログ -BIG THINK

愛ある言葉が人を動かし、愛をその手に引き寄せる。相手の想いを優先し、見返りへの執着を手放して言葉にしよう。

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愛ある言葉が人を動かし、愛をその手に引き寄せる。相手の想いを優先し、見返りへの執着を手放して言葉にしよう。

■自分都合の押し付けは嫌われる。

単なん馴れ合いもたれ合い。そういう人間関係もときに必要だし、そういう人間同士の関わりだからこそ、心安らぐこともある。

その一方で、お互いがそれぞれに明確な目標を持ちつつ、それぞれが足りないものを補い合うことで、有形無形の新しい価値を生み出せる、そんな人との関係もあっていい。

もちろん、どちらの利害を問うこともなく、関わる誰かのため、社会のため、自らの見返りへの期待を手放して、奉仕の精神で人と関わることができればいいのでしょう。とはいえ、そこまで器の大きな人になろうというのは、ちとハードルが高い。

そりゃ誰だって、自分にとって、まったく何らの価値を生み出さないような人との関係なんて、持っていてもあまり好ましいとも思わないでしょう。

まあ、ホントに無意味で無価値であれば、それはそれで無害だからどうってことはないんです。でもね、単に要求だけしてくる。単に自己都合だけ押し付けてくる。しかも、それに応えても、こちらは何も得られるものない。そんな人との関係なら、むしろとっとと切りたくなる。

助けを乞われようが、強力を求められようが、そんな求めてばっかの人のことの声には、耳を傾けようとは思わない。

だってそれ、単なる自己都合の押し付けじゃないですか。こっちだって暇じゃない。やることあるし、考えることある。それを横に置いてまで、あなたの要求を聞かなきゃいけない理由は何よ。それによって、私が得られるものは何なのよ。そう思うでしょフツ―。

日常の些細な出来事のなかでも、そういう押し付けまがいのことを、実は皆少なからずやっている。あなたもやっているでしょうし、僕も個別コンサルティングを通じて、そういう場合の対策などやっておきながらも、つい、ときにやってしまう。

あなたがだらしない恰好していると、私が恥ずかしいんだから!
社長が入金してくれないと、僕は上司に叱られるんです!

って言われるほうにしてたら、そりゃお前の都合だろ。と思うだけ。仮に客観的に見て、言われてるほうに落ち度があったとしても、言われてる方としては、都合を押し付けられてるようで気分は良くない。なんでお前の言うことに従わないといけないの?

だから応じてくれないんです。だってそれ、あなたの都合で私の都合じゃないんだもん。それに従うメリットなんて大してないし、華麗にスルーしとけば、そのうちピーピー騒ぐのも飽きてやめてくれるだろう。くらいにしか思われない。

相手の立場や想い、相手にとって生み出される価値を横に置いたまま、ただ、あなたの都合にだけ従って求めれば、そういう対応されるものですよ。

<参考関連記事>
愛があれば、相手の立場をイメージできる。慈しみがあれば、自分との違いを理解してあげられる。

相手は相手の都合がある。相手は相手の考えがある。その上でその人にとって何ら価値を生み出さいことなら、やろうと思わない。あなたの声はそのまま華麗にスルーされるだけ。

相手がどう思うかなんです。あなたが自分の都合をただ押し付け、ただ自分の想いだけをブツける。それによって満たされるのはあなただけ。そんな話しは誰だって聞いてても面白くない。あなただって逆の立場になってみればそうでしょう。

■相手の立場を優先しよう

どんなに身近で大切な相手からであろうと、尊敬する人からであろうと、ただ自分の都合のみを押し付けてこられれば、誰であれ、あまり気分のいい思いはしないでしょ。お互いに都合がある。そこ無視したら良好な関係なんか成立しない。

ビジネスにおける取引はもちろんのこと、夫婦間親子間でのことや友人知人彼氏彼女など、人間関係では皆同じことでしょ。

ちょっと冷静になって、相手の立場で考えてみればいいでしょ。その人が得られるメリットや、その人が手にできる価値あるものは何なのか。そんなことに想いを馳せてみればいい。その人の喜びをイメージしてみればいい。

そして、その人があなたの言葉に納得し、その言葉に従うことでメリットがある。そう感じるような言葉を投げかけてあげればいいんです。

ただあなたの都合のみを押し付けない。あなたの欲求を満たすことのみを優先しない。それはその人にとっても有意義なこと。その人にとっても価値あること。そんなイメージを、その人が描けるように、その人の立場を優先して言葉をかける。

あなたがだらしないと恥ずかしい。ってそれはあなた都合でしょ。だから相手のメリットを強調するんです。

あなたピシっと決めると、どっから見ても信用できる人に見えるし、周囲に安心感を与えられるように見えるよね。だから仕事も絶対うまくいくようになる。そして、あなたに余裕が生まれて笑顔になるから、私も笑顔になれる。みたいな。

社長が入金してくれないと上司に叱られる。って、お前のことなど知らんと言われて終わりでしょ。だから相手のメリットを強調しましょうよ。

社長が厳しい中でも入金したということが広く知られれば、そうやって示された社長の器の大きさを、関係各社、皆が尊敬しますよ。だからますます社長への信用も高まるし、弊社も今後は社長の全面的なバックアップができます。僕もそんな社長とお付き合いしたい。みたいな。

まあ、あくまでも例文なんで、こんなんですべて丸く収まるワケありませんが、言わんとしていることは、うん、まあ、そういうことです。

要するにね、あなたの都合はとりあえず横に置く。まず伝えるべきは、その人にもっと良くなってもらいたい。その人にとって価値ある何かを提供したい。その人に幸福になってもらいたい。そうやって相手を想うあなたの心なんです。つまりは愛。

<参考関連記事>
ご縁ある大切な人だからこそ、すべてを認めて許して受け入れ合おう。魂が共鳴し合う本当の付き合いは、善悪の感情を超えたところにある。

そもそも、あなたがその人を、本当に大切に思っているならば、自己都合だけを押し付けることなんてしないでしょ。見返りへの期待もしない。そんなことへの執着も手放しているはず。ならば言葉は相手を優先して発せられる。だから望みの結果を引き寄せる。

どうもあなたの言葉が相手に届いてない。言っても聞いてくれない。そう感じるときは相手を責める前に、まず自分の心のありかを確かめる。そこで自分ばかりを優先してしまっていたならば、少し相手の都合に想いを馳せる。それだけで言葉が届くようになりますから(^。^)y-.。o○

<小川健次個別コンサルティングサービス>
小川健次本人による動画解説付き

著者プロフィール

小川 健次(おがわ けんじ)

株式会社リエゾンジャパン代表取締役
社団法人感覚刺激と脳研究協会 理事

1973年9月20日生まれ。
国内最大級の自己啓発企業にて、21年間に渡ってマーケティング部長、代表取締役副社長、事業開発部長などを歴任後、2016年6月1日より株式会社リエゾンジャパン創立。同時に代表取締役就任。
世界中の成功哲学をはじめ、潜在意識活用法、引き寄せの法則など、様々な成功法則や自己啓発技法に精通。21年間で3万人を超える指導実績をもとに、脳科学と心理学からのアプローチにより、個人と組織の行動変容と定着化を可能にするスペシャリストとして活動。
同時に、ビジネスにおける企画立案・編集・デザイン・実施まで、アイディアを形にするだけでなく、売れる仕組みの構築や、事業戦略の策定など、中小企業を中心としたマーケティング戦略を総合的にプロデュースする。
また、上記のかたわら、引き寄せの法則を実践することにより、関東近県を中心にした不動産投資事業を展開。心に思い描いたイメージを実現している。
東京都杉並区在住 既婚。子供なし。トイプードル一匹あり。牛乳嫌い。

■連載コラム
小学館が運営する、働く堅実女子のお悩み解決サイト『スーツウーマン』にて、【恋とキャリアの上方修正】を連載中。

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