アウトプットすると理解が深まる。アウトプットすると学びが血肉と化す。
■思考を反芻する手段
経験からの学びというのは少なくない。
それがどんなことであれ、どんな形であれ、自分自身が経験したことは必ず活かすことができるもの。
それでも経験を活かせる人と、いまいち活かせきれない人というのがいるものです。
その違いの原因にはいろいろな要素がある。その中でも重要な要素の一つが、自分の経験やその中での学びをアウトプットしているかどうか。
つまりは言葉や文章にしているかどうか。
別に自分の体験や経験のすべてをよその人に聞かせたり、よその人に読ませたりする必要もないでしょう。他人だってそれ聞きたいか、読みたいかと問われれば、ぶちゃけ微妙~としか答えようがない。
それでもあえて言葉にする。もしくは文章にする。というのは、そこに極めて重要な意味がある。それだけで大きな価値を生む。
まずアウトプットをするためには、自分の経験を整理して一度整理して考えるというプロセスが必要でしょう。その整理の過程で、自分にとって価値あることと、価値ないことの選別ができる。新たな発見もできる。
そして思考を反芻することで、さらに学びが深まる。
実際に言葉や文章にする際には、選別した中から表現するための言葉や、その順序を選ぶという手順も必要になってくる。だから自分にとっての価値あることの優先順位も自然とつくじゃないですか。
その上一度アウトプットした思考が、再度視覚や聴覚を通じて、潜在意識へフィードバックされるので、学びからの肯定的なイメージも描きやすい。
<参考過去記事>
心と言葉はつながっている。良い言葉は良い心を、悪い言葉は悪い心をつくりだす。
まあ、いわゆる「お勉強」であれば誰でもやってることなんでしょうが、なかなか自分の生活そのものというと、そんなこと考えたりする人も多くないでしょう。だからこそ価値がある。
■学んだことや気づいたことを
なんでもいいんですけどね。その日に良かったと思うこと。学んだと思うこと。それを誰かに伝えてあげる。言葉か文章にして表現する。
文章にするだけでもいいんですがね。人に伝えるとなると、よりわかりやすく、より伝えやすくするには、どう表現すればいいかって考えるじゃないですか。その思考のプロセスから得られる成果もこれが結構見逃せない。
自分の体験はもちろん。読んだ本の内容でも観たテレビの内容でもいいんです。ただそれが単なる感想じゃ意味がない。って意味がないこともないが、それより効果的なのは学んだことや気づいたことを伝えること。
アウトプットすると最初から決めてしまえば、物事への洞察も深くそして鋭くなるんです。アウトプットするつもりでいるから、いつもと違う視点でものが見える、いつもと違った切り口で思考を深められる。
<参考過去記事>
自分にとって価値あるものが何かがわかれば、嫌いな人ともうまくいくし、嫌いな仕事もうまくやれる。
家族や身近な人に伝えるのでもいい。Facebookやブログに書くのもいいでしょう。それこそそういう相手もいないし場もないしということなら、手帳に書きだしておくだけでも全然違う。
一応言っておくと備忘録作るということじゃない。まあそれはそれとしても有効ですが、ここでのテーマはアウトプットするまでの心の動き。アウトプットしようとすることで得られる、より深い気づきと学びについて。
だから上でも言ったように、起こった事実を記録として残すことより、そこから得た学びと気づきをアウトプットすることのほうが大事ってことですよ。
考えてみりゃ当たり前のことだし、よく言うじゃないですか。学びをより深め、その成果を生み出すのに一番良い方法は、学んだことを人に教えること、伝えることだ。って。
取り急ぎ今日一日に起こったことの中で、あなたが気づいたことや学んだことを、アウトプットしてみることですよ。
たったそれだけでのことで、さらに深い学びと気づきがあるはずだから(^。^)y-.。o○
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