心に余裕がない時は、大切な人から遠ざかろう。遠ざかれば、余裕のない一言でお互いが傷つくのを防げる。
■黙れば危険は回避できる。
いついかなる状況下でも、自分の心を支配して、思考や感情をコントロールできるなら、言うまでもなくそれが一番いい。
とはいえ、実社会で遭遇するあれこれによって、少なからず心に波風立つこともあるでしょう。冷静な判断力を失うことだってあるでしょう。
状況環境に限らず、肉体的にしんどいときや体調不良のときなども、いまいち精神状態が安定しないこともある。
それが悪いということじゃありません。ブレなくて強い、そしてしなやなか心を養う努力はするべきでしょうが、それでも感情がコントロールできなくなるようなこともある。それはそれ。人間だもの。
大事なことは、そういう精神状態になったときでも、最後の最後で自分を見失わないようにすることでしょう。あ、今はいろいろヤバイ。感情に任せて要らんこと言ってしまいそう。誰かに意地悪言ったり、傷つくこと言ってしまいそう。
そんな自覚を持てるくらいのとこまでは、何とか踏ん張る。
そして早いうちに人との距離を取ることですよ。物理的にもそうですが、精神的な距離も空けておく。自分が何か言いたくても言えないようにしておくことです。
つまりは口をつぐんで黙ること。そういうときは何言ってもだいたいロクなことがない。まるで心にもないことや、後になって何でそんなこと言ったんだ?と自分で疑問に思うようなことさえ口にする。
<参考過去記事>
言い返しても失うだけ。ときには黙って守ることも必要
いくら本心でもなければ、精神的にしんどい中だったとしたって、言われたほうはたまらない。あ、この人は心の中ではそう思ってたんだ。やっぱダメ。最悪。さようなら。
そして自己嫌悪。仮にフォローして挽回できても、その分余計なエネルギーもかかるし、お互いギクシャク疑心暗鬼になるのは必至。
だったら自分を見失いそうなときは、人と距離を取る。特にそれが大事な相手ならなおさらのこと。そして落ち着くまで黙ることですな。
■もう一人の自分で自分をコントロールする
議論が白熱してきて、度を越えた口論になってきたときなども同じことですな。もう口論になっている時点で、それは自分を見失っている証拠。
そういうときに出てくる言葉は、相手を追い詰めるかやり込めることを目的にしたものになる。だから全然思ってなくても、とにかく相手を追い詰めるために要らんことを言ってしまう。
結局、そもそもの議論のテーマについての結論は出ないわ、お互い気分悪いわ、誰も幸せになりませんよ。
だから、自分で自分の心の手綱は絶対話さない。いきりたって駆け出しそうなときは、まずは諌める。と言ってもそういうときはそんな余裕もないはずなので、とにかく黙ること。口論も適当なとこで打ち切って、冷静さが戻ったところで再開すればいい。
そのためにも日ごろから、もう一人の自分を持っておく。もう一人の自分で自分をコントロールしておくというのは基本ですわな。
そしてコントロールが効かなくなりそうなときは、早めに電源OFFか撤退することを忘れない。そこで余計なことして深手を負うより、一旦引き下がってやり直せばいいだけだから。
何であんなこと言ったのか。言わなきゃよかった。そう思った経験の一度や二度は誰にでもあることでしょう。そしてそういうときに皆が使う常套句ってのが、「あのときはどうかしていた」。
そりゃどうかしていたで済むこともあるでしょうが、さすがに済まないこともある。だったらどうかする前に、引き下がること。人と距離を取ること。黙ること。おとなしく布団に入って寝てればいいんです。
<参考過去記事>
心のレンズが歪んでいるから物事を素直に見れない。苦しんで傷が深くなる前に心のレンズを矯正しよう。
ちょっと自分を見失って放った一言くらいで、あまりに大きな損失を被るってのは、そもそも割に合わないことですよ。
ヤバイと思ったらまず距離を取るだけで、大惨事は防げるものですわな(^。^)y-.。o○
■各方面からの多数の強い要望に応えて再開催。
↓
小川健次セミナー(講師/小川健次)
【毎日配信/ブログには書けないここだけの話し】
当ブログの最新の更新情報を中心に、ブログでは書けないここだけの話しや、都合によりカットしたネタ。また、各種お得なサービスのご案内などをブログ読者限定の無料メールマガジンでお届けしています。
(以下のバナー画像をクリックして登録フォームへどうぞ)