小川健次ブログ -BIG THINK

愛と想いを受け容れるから、お互いの絆と信頼が太く強くなる。バリアを作って受け入れないから、そこから先に進まなくなる。

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愛と想いを受け容れるから、お互いの絆と信頼が太く強くなる。バリアを作って受け入れないから、そこから先に進まなくなる。

■扉を閉ざしてしまえば関係は深くならない。

どんなに大切な相手であったとしても、誰にだって入ってこられると嫌な心の領域ってのはあるものです。

特にそれが大切な相手だからこそ、そこには触れないで欲しい。それ以上その話題に突っ込まないで欲しい。そう思うことの一つや二つはあるでしょう。


でもね。逆の立場で考えてみるとどうでしょう。

ホントに大事な相手だから、大切に思う人だからこそ、相手の心にあるものを知りたい。そう思うことは不思議なことじゃない。むしろ自然なことですわ。

大事だとか大切とかまでいかないにしたって、興味がある人のことはもっと知りたいと思うもの。その人の心にあるもを知りたいと思いますよ。そうやって相互の理解が深まるから人間関係深まるものでしょう。

にも関わらず一方的に扉を閉ざしてしまえば、そこから先は入れない。ここより先は無理なのね。そこで終了さようなら。

いや、扉を閉めるのはいいんです。僕にだってそれが家族であっても他人には入ってきてほしくない領域はあるし、そこは扉を閉めてデッカイ南京錠でロックしてますから。

問題なのはその扉の位置。あまりに入り口近くであれば、あなたの心の入り口しかわからない。だからそれより先に興味を持ちようもない。そこから先に入れてくれなきゃ気持ちも萎える。だから早い時点でさようなら。

それじゃ人間関係深まりようもない。
一方的に扉で閉ざして自分を見せず、誰も本当の私のことなんかわかってくれないし知ろうとしてくれない。って別に知りたくねーよ。そんなやつ。

みんなそんなヒマじゃない。わざわざカギ屋呼んでなんとかカギ開けようなんて思いませんよ。扉が閉まってたら次の扉に行くだけでしょ。まあそれでもホントのホントに思うなら鍵屋呼ぶし、何が何でも開けますがね。

繰り返しますが扉を置いて締めるのはいいんです。問題はその場所なだけで。

そして、人を惹き付ける人の多くは、その扉の場所がずいぶんと奥。もしくはほとんど気付かれない位置にある。つまり実質的には扉がない状態の空けっぴろげ。

それで引く人もいるかもしれない。でも開けっぴろげにするからこそ、愛してくれる人がいる。だから支えてくれる人が現れる。

<参考過去記事>
すべての人から愛されようとしなければ、大切だと思う人から愛される。

自分のことを包み隠さない。隠さないからもっと知りたくなるし、知ろうと思えば知れるから、より積極的に知りたくなるんです。だから人が惹きつけられる。

■スタートは受け容れるところから

別に空けっぴろげにするのがいいかどうかは人それぞれ。自分のことを空けっぴろげにするのが好きな人もいれば苦手な人もいるでしょう。

とはいえ、入り口付近で閉まったままじゃ誰も入ってこれないのも事実。そして最悪なのは、本人が扉を空けているつもりなのに、実は閉まっているということに気付いていないことでしょう。

相手に向き合ってないんです。いや本人は向き合ってるつもりかもしれない。でも相手はそう思わない。相手からみりゃ入り口で扉を閉められてるのと同じなんです。あ、これ以上は入っちゃだめか、と。

一度や二度なら許されるかもしれない。でもその頻度が高ければ、もうこの人と会話してもわかりあえないだろうとしか思えない。そしてお別れさようなら。

だから扉を開けているなら、それも態度で示すべきでしょう。どんなに受け容れる気持ちがあっても、それが伝わらなければ閉まっているのと同じこと。

特別に何かするような大げさなことじゃありませんよ。ちゃんと相手の言葉に耳を傾け、自分の気持ちを込めた言葉をちゃんと返す。相手の目を見て相手の気持ちを汲もうという姿勢をとること。そしてその積み重ね。

当たり前ですわな。が、この当たり前のことができてないから、気づいたときには身の周りに誰もいなくなる。新しい人と出逢ってもその関係が維持できない。こんなに心を開いているのにどういうこっちゃ。

意図的ならいいんです。入ってきてほしくない人にはその対応が正解でしょう。でもそうじゃない。ホントは入ってきて欲しいのに、なぜか扉の入り口で返ってしまう。それも原因は自分ですよ。気づいてないだけで。

それは実は日常生活の些細なとこにあらわれる。想いを持って接しられても、自分はそうじゃないから、自分には恐れ多いから。そんな形でどっかでバリア張って心を閉ざす。

<参考過去記事>
愛されていることに気づくと、心が穏やかになる。愛されていることに気づかないから、ストレスでイライラする。

まずは心の扉を開いてみたらいいんです。それで傷つくこともあるかもしれない。でもそれでいいじゃないですか。それも経験。その経験を通じてまた扉の位置を考えればいいんです。

仕事の関係も友人関係も、それこそ恋愛にしても、まずは受け容れたところからスタートですよ。受け容れなければそもそもスタートもしませんしね(^。^)y-.。o○

著者プロフィール

小川 健次(おがわ けんじ)

株式会社リエゾンジャパン代表取締役
社団法人感覚刺激と脳研究協会 理事

1973年9月20日生まれ。
国内最大級の自己啓発企業にて、21年間に渡ってマーケティング部長、代表取締役副社長、事業開発部長などを歴任後、2016年6月1日より株式会社リエゾンジャパン創立。同時に代表取締役就任。
世界中の成功哲学をはじめ、潜在意識活用法、引き寄せの法則など、様々な成功法則や自己啓発技法に精通。21年間で3万人を超える指導実績をもとに、脳科学と心理学からのアプローチにより、個人と組織の行動変容と定着化を可能にするスペシャリストとして活動。
同時に、ビジネスにおける企画立案・編集・デザイン・実施まで、アイディアを形にするだけでなく、売れる仕組みの構築や、事業戦略の策定など、中小企業を中心としたマーケティング戦略を総合的にプロデュースする。
また、上記のかたわら、引き寄せの法則を実践することにより、関東近県を中心にした不動産投資事業を展開。心に思い描いたイメージを実現している。
東京都杉並区在住 既婚。子供なし。トイプードル一匹あり。牛乳嫌い。

■連載コラム
小学館が運営する、働く堅実女子のお悩み解決サイト『スーツウーマン』にて、【恋とキャリアの上方修正】を連載中。

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