ホッと安心できる心地よい人間関係をつくりたければ、まず相手が心地よくなれるように力を尽くせばいい。
■自分の気分より相手を優先させる
誰だって心地良い環境にいたいもの。それが特に人間関係であれば、心地よい関係でいたいしホッとできる環境でいたいもの。
なんだか微妙。空気が思いし、心のどこかでミシミシと重しを乗せられているような音がする。どこか居心地悪いし、いたたまれない。そんな関係を好む人もいないでしょう。
だからこそ身近な人たちとの関わりは大切にしたい。身近な人たちとの関わりからはストレスではなく、心地良さを得たいと思うのは誰にとっても共通のことですわ。
とはいえ、それを相手や他人に求めたところで、手に入れられるかといえばそうでもない。いや、もちろん求めるのは悪くはないがそれだけじゃダメでしょ。
ストレスなく過ごしたい、心地良い関係を築きたい。あなたがそう思うように、相手だって思うもの。誰だってギスギスした関係なんか望まない。
だからお互いがお互いのことを気遣わなければ、そういう関係は成り立たない。お互いに相手のためを思う気持ちがなければ、心地良さなんか生まれないし、ホっとできる環境なんか手に入らない。
たまたま偶然のタイミングによって、そういう環境は生まれるかもしれない。でもそれはホントたまたま偶然そのときだけ。そのときホッとできたからといって、何もしなけりゃいつの間にか居心地悪くなるだけですわ。
その関係を維持しようとする、お互いの気遣いがあって、はじめて持続的な信頼関係が成立するわけでしょ。そしてそのための前提条件が、まずあなたが相手を気遣うことでしょ。
<参考過去記事>
好きになってもらう前提条件は、まず好きになること。ただしあくまで前提条件。
人はその場そのときその状況の気分からは逃れられない。しかし逃れられないからといって、気分に流されるだけならチビっ子と一緒ですよ。
ときに自分の気分をコントロールして、相手を慮り、相手の気持ちを先回りして考える。相手に心地良くいてほしい、ホッとしていて欲しい。そんな思いで相手のことを先に考えられる。その双方向の関係性が、お互いの居心地を良くするのでしょう。
■黄金律を実践する
双方向の関係ではありますがね。言うまでもなく、まずは自分がしてほしいと思うことは、まず他人にそうしてあげることですよ。まさにナポレオン・ヒルの黄金律。
先にも言ったように、あなたが相手に居心地の良さを提供する。相手がホッとして余裕が生まれる。だからあなたに居心地の良さを提供しようと思うんです。
それはなにも場所や物という意味だけじゃない。言葉はもちろん、ちょっとした気遣い。ささいな気配り。あなたに居心地よくなってもらいたいという、押しつけじゃない自然な心の現れ。
高級ソファーや美味いお菓子もそりゃホッとしますが、そういうもんがすべてじゃないでしょ。あなたから自然にかもしだされる、相手を思う気持ちにホッとできたり、居心地良くなったりするもんじゃないですか。
それは、軽いおはようの挨拶かもしれないし、笑顔かもしれない。それこそ相手の心中を察して、あえて一緒に無言でいてあげられるくらいの気配りなのかもしれない。何でもいいんです。そりゃときと場合次第だから。
何よりもまず、自分からそうしてあげることが大切でしょ。
だからこそ相手にも大切にされるし、それが結果的に双方向での信頼関係になるし、お互いがホッとできる心地良い関係になれる。
男女の関係に限らずですよ、それが仕事仲間だろうが飲み仲間だろうが。もちろん上司部下だろうが、まずは自分が相手の気持ちを汲み取って、相手に与えることですよ。誰かと心地良い関係を築きたいのであれば。
その一方で、ときに喧嘩上等、衝突必至でやり合わなきゃいけない関係ってのもあったりするので、それはそれでバランスの問題。
<参考過去記事>
衝突を恐れるな。やり方を理解し合えなくても、志を理解し合えていれば、強い絆で結ばれた関係性は揺るがない。
いずれにしても、まずは相手を信じて、自らすすんで相手に価値を提供することができれば、途中はどうであれ、結果的にはホッとできる環境が手に入るのでしょうな(^。^)y-.。o○