小川健次ブログ -BIG THINK

大きく考えれば、小さなことへの執着を手放し、幸福を引き寄せる。

他人の心を満たすことが、自分の心に安らぎを得るための一番の近道。頭を冷やして想像力を発揮すれば、お互いが幸福になれる。

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他人の心を満たすことが、自分の心に安らぎを得るための一番の近道。頭を冷やして想像力を発揮すれば、お互いが幸福になれる。

■なぜ要求に応えているのに満足してもらえないのか。

あれやこれやの「要求」に、できる限り応じているのに、まるで相手は納得してくる気配がない。

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力を尽くして応じてみても、次から次へと色んな「要求」を出されれば、やがてこちらも受忍限度を超えて、アタマの奥のほうで『ブチッ』と何かが切れる音を聞くことになる。


そして決裂。あんた一体なんなんだ!お前こそ一体なんなんだ!結局最後は後味悪いままさようなら。

まあでも要求を次々出され、それに応えているにも関わらず、納得してくれるどころか、さらに別の要求がまた出てくりゃ、そりゃまあいずれキレるのは仕方ない。温厚で小心な可愛い野ウサギという異名を持つ僕でもキレる。

が、キレる前にちょっと待て。

なぜ、こちらは要求に応えているのに、相手がそれに納得してくれないのかを考えてみればいいんです。

カンタンですよ。要求には応えていても、欲求が満たされていないからでしょう。要求とは欲求を満たすための一つの手段であって、目に見えるようにしたかたちの一つにしか過ぎない。つまりは言葉で言うところの要求とは別の欲求がある。

だから要求に応えてみたところで、欲求が満たされなければ、応えるだけ無駄。徒労なんです。だってそれじゃ誰も満たされないんだもん。

理不尽で業務目標とは無関係そうな、無理難題を要求する上司。辛うじて彼の要求に応えても、すぐに別の無理難題を要求されるだけのことですよ。

だって彼が求めているのはその無理難題を解決することじゃないから。部下が理不尽な自分の要求に応えてくれることによる満足感。それにより自分のポジションを再確認できる安心感なんです。

ならば、その上司の要求に応えるだけ無駄。疲れるだけだしストレス溜まるだけ。それで給料上がるとか、業績伸びるなら救われますが、そうでなければアホくさくて付き合ってられませんよ。

まあ一回ブっ飛ばしてやればスーッとするんでしょうが、それこそ誰も幸せにならないどころか、色々な意味で不幸になるリスクのほうが高いでしょう。

彼が本当に求めているのが自尊心や自己承認欲求を満たすことにあるのだから、それを満たしてあげればいいんです。つまり日常的に褒めるだとか、持ち上げる。あなたは偉いと言っときゃいいんです。

そんなレベルの低い上司はまともに相手にするのもバカバカしい。いやまあそういう人との関係もある意味では自分の心で引き寄せたもの。それはそれで考えなきゃいけないが、ここではその話しじゃないので、以下のリンク先過去記事で。

<参考過去記事>
関わる人のレベルは、自分の心の状態を反映している。最初は背伸びでも、自分より高いレベルの人と対等に付き合おう。

とりあえず、そこは大人の対応ですよ。理不尽な欲求に応える価値もないし、それで暴れる意味もない。なのでその欲求を満たす大人の対応が一番現実的でしょう。

■想像力を使って相手の思いを理解しよう。

相手の欲求を理解しないまま、ただ要求されるがまま、それに応えるというのは、まったくもって意味がない。

応えたところで喜んでもらえるわけじゃなく、むしろエスカレートするだけ。自分にとってはストレスだし、相手だって満たされないという点では幸福にはなれませんわな。

だから大事なことは、相手がホントに求めていることを、ちゃんと洞察し理解しようとすること。そこ端折ると、結局相手の言葉に右往左往するだけ。んなモンお互い無駄に疲れるだけですよ。

それにね、相手にしたってホントは言葉の上での「要求」に応えて欲しいワケじゃない。心にある「欲求」を理解し満たしてくれたほうが嬉しいしハッピーになるんです。

要求ってのは心の欲求を満たしたいという相手からのサインなんです。求めてるんです。本当の自分を理解してくれることを。そしてそれを満たすための協力を。

まずは相手の心に寄り添うこと。相手の想いを理解しようとするんです。表面上の要求は確かにあるかもしれないが、なぜそれを要求するのか。少しばかりの想像力を働かせて考えてみればいいんです。

<参考過去記事>
相手の気持ちを汲んで、想いを真正面から受け止めよう。その人を理解し共感するから、言葉に魅力と説得力が生まれる。

あれこれと理不尽に思えるようなことを要求されて、それに応える応えないで無駄なストレス感じるよりも、まず相手が心から求めているものは何なのか。それを理解しようとする余裕くらい持ったっていいじゃないですか。

そのプロセスがあるから、いちいち余計な遠回りをしないで相手の心を満たすことができるんです。小さな要求を応えた応えないの、下らないやりとりで不要なトラブルを回避することができるんです。

何よりそのときの心の動きは、相手の心と真正面から対峙しようとする心の動き。だから言外に発せられる、小さなサインや種火を見落とすことがなくなる。ある日突然、前触れもなくお互いの間に火の手が上がることがなくなる。

をしっかり冷静に評価しようという心の働き。その人の良い点もたくさん見えるし、何よりそれで自分が成長できる。

可能な限り、いつも相手の要求に応えているはずなのに、なぜか信頼を得られないとき。そして無理難題な要求を、次々出してくる相手に疲れを感じはじめたとき。そんなときは要注意。

自分がその人のことを本当に理解しようとしているか。その人が本当は何を求めているのか、知ろうとしているか。あらためて、頭を冷やして考えてみたほうがいいかもしれません。

相手の想いを理解しようとすることが、結果的に相手の心を満たし、自分の心に安らぎを得るためには、一番の近道になるってもんですしね(^。^)y-.。o○

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著者プロフィール

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株式会社リエゾンジャパン 代表取締役
社団法人感覚刺激と脳研究協会 理事

1973年9月20日生まれ。 国内最大級の自己啓発企業にて、21年間に渡ってマーケティング部長、代表取締役副社長、事業開発部長などを歴任後、2016年6月1日より株式会社リエゾンジャパン創立。同時に代表取締役就任。

主に、年間約1500名の女性をカウンセリング。恋愛とキャリアの両立のための、行動変容とメンタルサポートのためのコンサルティングが支持される。

同時に、ビジネスにおける企画立案・編集・デザイン・実施まで、アイディアを形にするだけでなく、売れる仕組みの構築や、事業戦略の策定など、中小企業を中心としたマーケティング戦略を総合的にプロデュースする。

引き寄せの法則を実践することにより、関東近県を中心にした不動産投資事業、電子コミックを中心としたマンガ事業など、心に思い描いたイメージを実現することで、多岐に渡る活動を展開。

オフィスは西新宿。住居は東京都杉並区と山梨県の富士山麓でデュアルライフ。

既婚。子供なし。保護犬二匹(トイプードル♂&マルプー♀)有り。

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