言葉と行動を積み重ねるから、心の距離が近づく。駆け引きをせず、素直な想いを示し続ければ愛される。
■何を言うかより何を伝えるか
深い意味もなければ、特別に何も考えてわけでもないのに、放った一言で誰かを傷つけてしまうようなことはある。
その場の空気や、お互いの立場を考えながら、よほど気を遣って発した言葉でさえ、イラつかれたりムカつかれたりすることもある。
言葉の価値や意味なんてのは、辞書的に定義付ければそのとおりなのでしょう。とはいえ、現実には、その場そのときその状況。それを言う人とそれを聞く人、そして双方の関係性によっても、意味や価値がコロコロと変わるものですよ。
ということは、些細な言葉が誰かを深く傷つけることがあるのと同様に、些細で深い意味もなく、軽く放った言葉が、誰かの心に深く突き刺さり、その人に勇気を与え、ヤル気を生み出す原動力になることだってあるんです。
だからこそ重要なことは、言葉として相手に何を言うかではなく、想いをどのように相手に正確に伝えるかでしょう。
想いは状況環境に左右されるものじゃない。好きは好きで嫌いは嫌い。あなたが、僕の小川健次メールマガジンや、毎朝一言のＬＩＮＥのメッセージを読んで、僕をもっと好きになるか、嫌いになるか。それは言い方云々や内容云々じゃないでしょ。
なのに、小手先でどうにか上手く綺麗に伝えよう、なんとかこちらの都合良く解釈してもらえるような言い方しよう、なんて見返りへの期待と下心に満ち溢れて、何かを言おうとするから、伝わるものも伝わらない。むしろ変な解釈されて余計にグダグダになるだけ。
そこは小手先でどうにかしようとしないことですよ。よく僕に対しても「どう言えば相手を振り向かせられるか？」「あの人を落とす言葉を教えて」的な、アホなことを質問してくる人がいますが、そういう質問する時点で、その人には誰も振り向いてくれやしませんよ。
だって、そんな言い方や言葉なんてないもん。だいいち言葉なんてのは、その場そのときその状況次第で意味が変わる。想いは変わらない。ならばその想いを行動によって示すこと。行動が発した言葉を担保する。行動があるから言葉に説得力が生まれる。
もちろん行動だけあれば伝わるかといえばそうじゃない。行動は言葉の裏付け。行動で裏付けられた想いを言葉にしないと、行動だけじゃわからないし伝わらない。それこそ、その一言が足りるか足りないかで、お互いの心の距離に違いが生まれる。
だからこそ、心の距離を近づけるための、愛される伝え方や話し方ってのは身につけておけば武器にはなる。いやまあ、そういうセミナーは僕もやってますし。でもね、どんなに優れた武器を持ってても、それを扱う基礎体力がなければ無用の長物。そしてこの場合の基礎体力とは、日ごろの行動。
＜参考リンク＞
極論かもしれませんがね、何をどう言うかなんてことは、行動という裏付けがない限りは、あんま関係ないんです。どんな想いを相手の心に何を届けようとしているか、こそが重要で、それには言葉だけでは何も届かない。
どんなに口下手な人に言われたことだとしたって、日ごろの態度や行動を見てれば、その人がどんな想いを持っているかがわかるもの。それって伝わるものでしょう。
■日々の積み重ねが説得力を生み出す。
言葉と行動で示すこと。でもそれをある日突然、示されてもワケわからない。昨日までサッカーの話しなんかしたことない人が、いきなり青いジャージ着て日本代表を応援しはじめても、単なるニワカとしか思われない。周囲の人にはサッカー愛が伝わらない。
当たり前の話しですが、積み重ね。日々それを示し続けること。今はそれが大した意味として伝わらなくても、日々積み重ねているから、いざその場になったときの言葉と行動に説得力が生まれる。想いがストレートに相手に伝わる。
その場そのときになったら、適当に小手先で、よろしくうまくやれればいい。そう思ったところで、そんなヤツの言うことなんか誰も聞きませんよ。まあ義理で聞くフリくらいはしてもらえるでしょうが、言葉は右から左へスルー。とってつけた行動も白けて見られるだけのこと。
とはいえ、それは、日頃から何やら大げさなことをやり続けろということじゃない。
それが誰かに対する善意や好意であるならば、それを日常の中で、小さなことであっても言葉で示し続けるということ。メールの中でも、電話の中でも、もちろん対面時にも一言相手に想いを言葉や態度に示すことですよ。
え？ それわざわざ言う必要ある？ そんな当たり前のこと、わざわざ言う必要もないでしょ。と思うくらいのレベルのことでもいいんです。それにしたって相手にとっては嬉しいことかもしれないし、救われる一言になったりするこ場合もある。何よりあなたの言葉に説得力が宿るでしょ。
同時に、え？ そんなこと態度で示さなくても、言ってるからいいんじゃね？ と思うくらいのレベルのことでも、態度と行動で示すんです。それにしたって、そういう態度を見せられれば、相手にとっては言葉の裏付けとなるから、あなたへの信頼度が深まる。
「お疲れ様」の一言だろうが「ありがとう」「愛してる」「大好き」でも何だっていい。ちょっと人を紹介してあげる。ちょっと仕事を手助けしてあげる。あなたから見れば、些細なことかもしれないが、その些細なことの積み上げがあるから、言葉以上にあなたの想いが伝わるというもの。
あなたから見ても、自分の都合の良いときだけ、お世辞めいた言葉を並べてくる人より、日ごろからあなたに好意を示してくれている人を信用したいでしょ。とってつけたように力を貸してくれる人よりも、小さなことでも、いつも支えてくれる人に頼りたいと思うものじゃないですか。
＜参考過去記事＞
彼の本心を知るための、簡単な方法。男の本音は〇〇すればわかる。
単純なことですよ。日々言葉で伝え、日々行動によって示す。そうすれば想いは正しく伝わる。それを相手が受け入れてくれるかは、相手次第。だから期待はしない。執着はしない。その前提を全部すっ飛ばして、その場しのぎでどうこうしようとするから、曲解されるし想いがまるで届かないんです。
せっかくの想い、せっかくのご縁を通じて、あの人との心の距離を近づけたければ、小手先でどうこうしようとしないことですよ。とにかく日々積み重ねていけば、少なくとも誤解や曲解をされることなく、あなたの想いは確実にあの人に届きますから(^。^)y-.。o○
■説得力の伴う想いの伝え方の極意。
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