あなたが誰かの力になれば、誰かがあなたの力になってくれる。孤独感や寂しさなんて、あなた次第で吹き飛ばせる。
■ボールは投げなきゃ返ってこない。
周囲にはたくさんの人がいる。出逢いもあるといえばある。それでもいまいち人とのつながりを感じることができないことはある。
会話がないわけでもない。別に嫌われてるわけでもない。でもなぜだかどうも、その人たちとつながっている感じを持てない。
会社や家庭、自分が本来いるべき場所にいるはずなのに、なんとなく居心地が良くない。なぜだか孤独な感じさえ感じる。ホントはそこが居場所なのに、そこにいてはいけないような気がする。そこが本来の居場所じゃない気がする
誰も私のこと見てくれてない。かまってくれない。私の気持ちを理解しようとしてくれない。って、ちょっと待て。
そういう心の状態のとき、そこで問題の原因を他人に求めたところで、解決なんかしやしないでしょ。あの人がどうこうと言ったところで無駄なだけ。だいいち他人からしてみれば、あなたが孤独であろうがどうであろうが、別に知ったこっちゃないんです。
それよりまずは自分の心を振り返ってみる。そもそも、人とのつながりを感じられないとき、孤独に感じるときってのは、周囲の人に原因を求めても無駄ですよ。だって周囲の人は別にあなたを憎んでいるわけでも、嫌ってハブってるわけでもないんだもん。
そりゃあなたが他人に期待だけして、自分じゃ何もしていないからですよ。私の存在に気付いて、私のことを認めて!私に話しかけて!私を楽しませて! でも私は何もしないけど。みたいな。
心の中では構ってもらうことを期待する。認めてもらうことに執着する。相手してほしい、話しかけてほしい。でも自分からは何もしない。ボールは投げないけど投げ返してね。って、そりゃ一休さんでもそんなとんちは解けないでしょ。
それにね、あなただって、期待しているのに何も返ってこなけりゃ寂しいし、ガックリくる。なんだか自分の存在を否定された気分になるし、校舎の窓壊してまわって、盗んだバイクで走り出したい気分にもなるでしょう。
とはいえ、何もしない、ボールも投げない。じゃ何も返ってこないのも当たり前じゃないですか。投げないと返ってこない。自分がアクション起こさない限り、あなたの存在に誰も気づかない。それがどんなに近い人、それこそ夫婦や親子であったとしても。
昨日の記事でも言ったんですがね、人間関係は双方向。お互いが刺激を与えあうことによって、はじめて信頼のようなつながりが生まれるというものでしょう。一方的に待っているだけなら素通りされて当たり前。
<参考過去記事>
結ばれたご縁は、お互いが成長し合える刺激を与えることで強くなる。ただ寄りかかるだけなら、縁は離れていき後悔だけが残る。
まずは、あなたが周囲の人にどんな接し方をしているかを考えてみればいいんです。期待だけで自分からは動いていないということはないか。自分からボールを投げているかどうか。
そこすっ飛ばして、どうも孤独だ、誰も構ってくれない、先生あなたはかよわき大人の代弁者なのか、と嘆いてみたところで、何も変わりはしないでしょ。別に皆はあなたを嫌っているワケじゃなくても忙しい。ジッとしているヤツなんかスルーされるだけなんです。
■認めるから認めてもらえる。
周囲の人に期待だけしてみたところで、誰も相手にしないでしょ。初めての会合に参加したときだって、それが出会い系パーティーでもなきゃ、ボーっとしてても誰も声かけてくれないでしょ。そこで誰かに声かけてもらえるのを待ってても、誰も声なんかかけてくれませんから。
そして家に帰ってから、せっかく行った会合だったのに、知り合いできずに収穫なし。損した失敗した。なんて言っても後の祭りじゃないですか。
まずは、ただ期待だけする前に、あなたの身の回りの人に対し、あなたの存在を知ってもらうこと。あなた自身のことを発信すること。考えや想いを伝えることでしょう。ボールは投げなきゃ返ってこない。あなたの手元にある限り、キャッチボールは始まらないんです。
そのために、べつに何か特別なことをやる必要はないんです。身近な人、周囲の人が求めていることを、自分が率先してやってみる。身近な人、周囲の人が期待することに、まずあなたが応えてみる。そこからスタート。
あなたのその行動によって、あなたの存在が認められる。ちょっと声をかけてあげる。ちょっと手伝ったあげる。ちょっと情報提供してあげる。なんでもいいですよ。まずあなたがその人の存在を認め、その人の期待に応える。その人にあなたとのつながりを感じてもらう。
すると、相手もあなたの存在を相手も認める。あなたの期待に応えたくなる。そこで双方向の結びつきが生まれる。
あなた自身のことを振り返ってみればいいんです。どうも他人との関係が希薄だと感じる、孤独だ、誰にも相手にされない、そう思うときってのは、待つばっかり期待するばっかりになっていることが多いものでしょう。
逆に、たくさんの人とのつながりを感じる、大切な人との結びつきの太さを実感できる。そういうときってのは、誰かに何かをされるより前に、まず自分から動いてる。自分が誰かの期待に応えてる。だから誰かもあなたの期待に応えたくなる好循環。
結局のところ、人とのつながりも、それこそ愛も、まず自分から何かをしない限り得られない。あなたがボールを投げるから相手はボールを返してくれる。
<参考過去記事>
見返りを期待しない想いが、あなたを大切にしてくれる人を引き寄せる。愛を注がれる権利は、愛を注いだ人にしか与えられない。
孤独感を感じる。寂しさに心が折れそうになる。ならばまずは自分から何かアクションを起すことですよ。そんな大それたことじゃなくてもいい。身の回りの誰かの力になりたい。皆を喜ばせたい。その思いが周囲に伝わるから、あなたのことを皆が知る。そして皆との関係が深まる。
多くの人から愛される人ってのは、ただジッとしていてそうなったわけじゃなく、まず自分が人の力になろうと動いた結果そうなった。という事実を見てみれば、おのずと自分が何をすべきかがわかるというものでしょうな(^。^)y-.。o○