心に波風を立てられる相手とは、決別する前に一歩立ち止まって考えてみると、その関係の価値がわかる。
■嫌いなのになぜ気になるのか
それが会いたいという感情であれ、二度と会いたくないという感情であれ、心に波風を立たせる相手というのは、自分にとって重要なキーマンであることのほうが多いもんですわ。
そもそもどうでもいい相手であれば、その存在すらスルーどころか認識さえしないもんですし。
ホントに関心がなければ記憶から消されて、思い出すことさえしないもんです。
あの人のことなんか嫌いだから、もう電話なんかしてきても出ませんからね(`Д´#)ノぷんぷん!
いや、ホントのホントに嫌いだったら電話も出ますよ。出て「は?何か?」と事務的に答えられるはず。さらに「もう二度とかけてこないで」と追い討ちかける。
嫌い嫌いも好きのうち。
まあ嫌いは嫌いなんで、好きってこたぁないでしょうし、嫌いな人と無理して仲良くなることもないでしょう。それに嫌いな人から無理して好かれる必要もない。
いいんです。嫌いで。いいんです嫌われてて。
みんなどうせ誰かに嫌われてる。どうせ誰かのことを嫌いでいるんです。
<参考過去記事>
嫌われることを恐れない人だから嫌われない
でもね、好きだ嫌いだでブった切るのもスッキリしていいもんですが、ときにはその相手との関わりが自分にどんな価値を生み出しているのか、冷静に肯定的な視点で考えてみるのもいいかもしれません。
■相手との関係を考える
なぜかムカつく。なんだかあいつ腹立たしい。
自分には直接関係ないかもしれない、些細なことだし気にすることでもないかもしれない。でもなぜか気になるしイライラするわー。まじで。
そういう相手のことだからこそ、あえて冷静になって考えてみる。
その人との関わりによって自分がどのような恩恵を受けているのか。そして、自分はなぜその人のことが気になるのか。
考えてみたところで、どんな恩恵もなければ、生み出す価値もないと判断するんであれば、スッパと断絶して関わったとしても華麗にスルーで気にしない。
でもね。往々にしてそういう心に波風をたてられる相手というのは、何かしらの意味があることのほうが多い。
反面教師として自分の学びになるのか、自分に似ているから感じる近親憎悪なのか。それともそういうことも超越した「縁」とか「つながり」なのかもしれません。
だいいち冒頭にも書いたように、ホントにどうとも思っていなけりゃ気になりませんよ。
うわ、こいつムカつくわー、と思いながらもその人のブログ読んでたり、何か気になっているんです。何かがひっかかているんです。
それが何かを見つけることよりも、それを見つけようとする心の働きが、自省を促し、他者との関係に新しい気付きや発見をもたらしてくれるというものです。
それに何より、少しくらいの波風立ってたほうが人間関係は面白いってこともありますしね(^。^)y-.。o○
苦手な人間関係の中からも学びを得るには
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