最近は電子書籍をよく利用するわけですが、最近はつい出来心でマンガにまで手を出してしまったから、これはもう、いろいろと困るとかそういう次元の話しじゃなくなっていて、危機感すら感じでおります。
いや、何が困るかって、続きがその場で読めちゃうんですわ。これがまた。
一巻読み切ったところで、また本屋でも行ったときのついでにとか、Amazonで注文して届いたら、なんて甘ちゃんなことは言ってられない。もうね、続きがボタン一個でその場で買えちゃう。読めちゃう。
なので、うぉおっ!続きはどうなるんだ!と思ったら、
そのままポチる。もう時間とか関係なく。とりあえずあと一巻くらいにしとこうとか、そういうこと気にするのは最初だけ。気付いたら「ベルセルク」をコンプリートとかそんな感じ。
いやまあ、それよりあとでカードの請求明細見てがっくりするんでしょうが、それで眼が覚めればそれはそれで良しということでしょう。
ということで、掲題の件ですが、これはこれで色んな要因を考察することは可能なわけですが、ここでは目標の設定方法と絡めて考えてみることにしました。
一所懸命なのに疲れる理由
■約束を果たす
一所懸命かどうかなんて別にどうでもいいんです。約束したことを100%果たしているかが重要なんです。
「そんなに一所懸命じゃなくてもいいじゃない。」
そういう一見すると優しそうなことを言う人もいますけどね。でもそれも事実。一所懸命じゃなくていいんです。約束を100%果たしていれば。
借りた100万円を明日まで返さなきゃいけないのに、まだ満額工面できない。でもね、一生懸命にならなくていいですよ。返せばいいだけだから。
一所懸命な姿勢を見せる。
それはそれで重要です。でも姿勢見せたってチャラにはなりませんから。姿勢で飯が食えますか?食えませんよ。姿勢より約束を果たすかどうかなんです。
一応言っておきますが、僕は一所懸命なのを否定していません。いや、むしろ大切だとさえ思っています。大切であると同時に、それは当たり前のことでしかないんです。
それ以前にもっと重要なことは結果なんです。自分との約束。他人との約束。これを果たしているかどうかなんです。
一所懸命だけど、毎月会社では20万の価値しか生み出さない。でも彼を雇うには毎月100万円かかる。しかも会社の資金繰りは逼迫している。
自分が社長の会社がそうなったらどうしましょう。
一所懸命に約束果たそうとしていても、いつもその約束を果たせない人と、チャラそうなくせに必ず約束を果たしてくれる人。
どちらと次の約束をしたいと思うでしょう。
■できる約束
要するに、一所懸命全力でやれば、果たせる約束をすればいいんです。
できない約束して、その達成のために一所懸命やって、苦労して、その結果約束果たせず、信用は失い、挙句の果てには自己嫌悪。
さらにその挽回のために、同じかそれ以上の約束して、また同じことの繰り返しで約束果たせず。まさに『負の一所懸命スパイラル』
もうね。疲れるでしょ。それ。
まあ他人との約束なんて、あの手この手の言い訳を駆使すれば、辛うじてでも取り繕うことができるけど、自分自身との約束だともう目も当てられない。
せっかく目標設定して、行動計画作って、一所懸命やってみる。でも結果が出ない。というより出せない。だって目標設定が間違ってるから。そもそも果たせない約束だから。それで自己嫌悪。自己イメージは下がるし、そのうち心がポキっと音をたて・・・。
本当にそれが一所懸命、それこそ全力出せば実現できる目標なのか。ぶっちゃけ言うとちょっと無理、と思ったりしていないか。
もし自分に対して疑念があるなら、目標をもう一度見直したほうがいい。
そして確実に(もちろん一所懸命やれば)、達成できる目標へと再設定すべきでしょう。
一所懸命やってりゃ誰か認めてくれるか。自分の自尊心が高まるか。いや、認めませんよ。世の中そんな甘くない。第一結果が出なきゃ自分自身が一番イヤでしょ。
だったら結果の出る約束、達成できる目標にシフトすればいいじゃないですか。
他人との関係性でもそうです。約束に対して一所懸命やってくれても、いつも結果の出ない人より、確実に約束を果たしてくれる人と約束したい。
だからできる約束すればいいんです。
そうやって、約束は確実に果たす。
でもそれじゃまだ約束を果たしたに過ぎないので、当たり前のこと。当たり前レベルからまだ脱却できていない。
約束果たして100%。それは当たり前なのでそれじゃ評価対象外なんです。
そこからさらに、どのくらいのプラスアルファを積み上げられることができるか。どのくらい101%以上にできるか。
それが他者からの評価、そして自分自身の自己評価を高めることになるのでしょう。
でっかい目標持つのは素晴らしいことです、野心はでっかく抱きたい。
でもそれも間違えると、『負の一所懸命スパイラル』に陥るハメになるので要注意。そのためにも、自分自身を知ること。
自分にとってその目標はどういう位置づけであるのか、自分はそれを達成する現時的な可能性がどこにあるのか。
常に101%以上の結果を出し、他者からの評価、そして自己評価を高めるためにも正しい自己分析は重要なんです。
一所懸命は当たり前。そもそも一所懸命じゃない人なんか、誰にも相手にされません。一所懸命なその力を、もっと効率よく使うべきじゃないかと。
正しい目標設定に向けて一所懸命行動して目標達成。
さらにプラスアルファを積み上げて自己評価も自己イメージもUP。できる勝ち癖つけて、さらに次へとステップアップ。もちろん他人とも約束も果たしまくり。
誰だって、そんな『正の一所懸命のスパイラル』を生み出すほうがいいに決まってますわな。
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何の役にも立たない人間には二通りの人間がいる。
一つは言われたことをやらない人間、
もう一つは言われたことしかやらない人間だ。
アンドリュー・カーネギー