言葉はイメージになり、イメージが理想の出逢いを引き寄せる。あなたの身近にいる人は、あなたが発する日頃の言葉を反映している。
■人は発する言葉のイメージに引き寄せられる
イメージにはそれが良いか悪いかに関わらず、現実化しようとするはたらきがある。
成功するイメージを描けばそのように、失敗するイメージを描けばそのように、自然と思考と行動がハンドリングされる。
そしてイメージの起点は言葉。発した言葉、思い浮かべた言葉に反応して、そのまま心の中で映像としてのイメージが浮かび上がってくる。それが好きか嫌いかに関係なく、言葉に紐づくイメージが生まれるんです。
「美少年」という言葉を見ると、ほら、凛々しい眉毛の西新宿のあの人のことがイメージとして浮かんできたでしょう。
「ジャニーズ系のイケメン」という言葉を見ると、あれ、なぜだかまた眉毛の太い西新宿のあの人のことが浮かんできた。
発する言葉、思い浮かべる言葉が、そのままイメージになる。僕たちは誰であれ言葉を引き金にして、イメージで思考を深めていく。そしてそのイメージがやがて現実を形づくっていくんです。
それが良いか悪いかは関係ないんです。自分がその言葉に対して抱く固定観念や先入観、言葉への価値観に従って、イメージとして形づくられ、そのイメージはときに感情にさえ大きな影響を与える。
ムカつくあんちくしょーの名前を思い出すだけでムカムカする。大切なあの人の名前を思い出すだけで心がホッとする。眉毛と聞くと癒される。その原因はイメージであり、その入り口は言葉なんです。
誰だって自分が不愉快になるイメージは描きたくない。それは言ってみれば、不愉快なイメージのきっかけになる言葉を聞きたくないということ。
まあ不愉快は言いすぎかもしれませんが、描きたいイメージから外れる言葉、描きたくないイメージのきっかけとなる言葉はできれば耳にしたくない。極力近くに寄りたくないし関わりたくはないもんです。
逆に言えば、あなたの身近にいる人、あなたを大切に想ってくれている人は、あなたの言葉に心地よさを感じている。心地良さまではいかないにしても、少なくとも不快には思っていないということですよ。
つまり、あなた自身の言葉がイメージになり、そのイメージどおりの人が、あなたの身近にいるということですわ。
<参考過去記事>
出会いの縁は偶然ではなく、心に描いたイメージによって生まれる。会いたい人を鮮明にイメージすれば、必ず出逢えるまた会える。
日頃自分が発する言葉について、少し振り返って考えてみればわかること。明るい言葉を発していれば明るい人が、そうでない言葉を発しているときはそうでない人が身近にいるものでしょう。
それが誰であれ、発する言葉に相応しい人を引き寄せるんです。
■お互いが心地よい発話をしよう
未来に対して悲観的な発言の多い人は、悲観的なイメージを心に描く。だから思考と行動、そして感情までが悲観的になる。そういう人の周りには、その悲観的な感情に同調する人が集まるんです。つまりは傷の舐め合い。
一方で未来に対して積極的な発言の多い人は、積極的なイメージを心に描く。だから思考と行動、そして感情までが積極的になる。その人の周りには同調する人が集まるでしょ。つまりはマスターマインド。
逆の立場で考えてみれば同じことですよ。
自分が落ち込んで誰かに同調してもらいときに、積極的でポジティーーーーブ!みたいな人の言葉はむしろ苦しい鬱陶しい。逆に自分が積極的でいるときに、いちいち悲観的なこと言う人とは関わりたくない。
だからあなたが出逢いたい理想の人。一緒に過ごしたい大切な人といるときに、どんな言葉を使っているかを考えてみればいいんです。そしてその状態に相応しい言葉の使い方をするんです。
すると言葉に従ってイメージが描かれる。思考と行動がそのイメージに近づいてくる。やがてそれが現実化する。イメージどおりの自分になる。
だから身の周りにはホントにイメージどおりの人を引き寄せる。それは恋愛・結婚対象かもしれないし、ビジネスパートナーかもしれない。それこそ飲み友達だっていいんです。あなたの発する言葉が起因となって、逢いたい人に逢えるようになる。
それに何より自分のセルフイメージが、発する言葉のとおりになりますよ。
大勢の人を魅了する人の共通項も同じですわな。そういう人の話ってのは良くも悪くも、聞く人の心に心地よいイメージを描かせてくれるんです。論理的に正しいかどうかも関係なく、心地良い何かがあるんです。
まあ別に大勢の人を魅了する必要はありませんがね。万人に好かれるのもよほどのこでもなきゃ無理ですよ。
とはいえ、自分が出逢いたい人、自分が関わりたい人たちといるなら、どんな言葉を日常的に使うかくらいは考えてみたっていいじゃないですか。そして自分もその言葉で心地良くなれるかどうか。
そんなに大げさに考えることもない。どんな言葉を話せば喜んでもらえるか、お互いが心地よくなれるか。まずはそのくらいから。
<参考過去記事>
人を褒めて認めることができると、セルフイメージが高まる。感謝と賞賛を言葉と態度で示すから、感謝と賞賛が自分に返ってくる。
もちろん、あまり言葉に縛られすぎて、それがストレスになるなら本末転倒。いくら理想の相手とは言いたいことも言えない関係なんて、そもそもそ色々な意味でホントに理想なのかが疑わしいってもんでしょう。なのでそこはうまくバランス取ながら。
まあいずれにしてもどんな発話をしているかでイメージが固まる。そしてそのイメージに合った相手を引き寄せるということ。言葉は理想の人さえも引き寄せるってことですわな。(^。^)y-.。o○