復縁への期待を手放すと、別れた彼を引き寄せる。復縁に執着すると、愛する人が遠ざかる。

執着を手放せないから、あの人は遠ざかる。

逃がした魚は大きいようで、実のところそう大きくなくても、大きかったと思ってしまうもの。というより、大きかったと思いたい。

まあ実際にはホントに大きかったのかもしれませんが、大きいと思ってたものが手元から逃げてしまえば、それを追いかけて捕まえたくもなるものでしょう。そのために必死に、復縁したいと思う気持ちもわかる。

でもね、僕が毎朝無料で配信している、小川健次メールマガジンや、毎朝一言のＬＩＮＥのメッセージをはじめ、YouTubeの動画あたりでは、よく言っているでしょ。そうやって過去への執着を手放すことができない限り、去った人との距離はますます遠ざかるばかりだって。

逃げられたほうとしては、慌てふためく。何となくそうなりそうな雰囲気を事前に感じていたとしても、突然の出来事のようにショックを受ける。だからあれこれ手を尽くせば大丈夫に違いない。逃げずにいてくれるに違いない。そうしてあたふた右往左往。

とはいえ、逃げるほうは、もう前から決めている。決めると同時に、いろんなパターンを頭の中でシミュレートしている。いかに追ってこないようにしてもらえるか、いかに逃げ切れるか、いかに円満に関係を終息させるかを。

彼にとっては、あなたとの関係は終わった話し。過去のこと。彼が見ているのはあなたとの思い出ではなく、未来の自分。それこそあなたじゃない、別の誰かと自分の未来。

だから、あなたに何を言われようが、どんなに責められようが、彼の考えは変わらない。神妙な顔をしつつも、心の底では、あんたが泣こうが喚こうが知ったことか。

原因は何かとか、問題が双方のどちらにあるかということについては、ケースごとにいろいろある。でもここではそれ関係ない。大事なことは、彼はあなたから離れたがっている。あなたは離れるのを拒んでいる。その一点のみで、それ以外はこの際どうでもいい。

なのに、慌てふためいてるとそれが見えない。ちゃんと話せば戻ってきてくれる。私の思いが伝わればわかってくれる、また一緒になれる。ってそれ無理よ。無理無理。だってそういう問題じゃないんだもん。

そうやって執着すればするほど彼はますます離れていく。だって近づきたくないでしょ。電話だって出たくない。ＬＩＮＥだって未読スルーしたくなる。自分が執着されてるのがわかっているのに、下手に関われば、面倒なことになるだけだから。

泣いて会いたいとか話したいと言ったって、相手にされない。いや、むしろそう言えば言うほど逆効果。

あなただって、洗剤だの健康食品だの水素水だのを、あなたに売りたがっている人に、会いたいと言われたら、そりゃよほど興味がなきゃ会わないでしょ。会えば売り込みされて断るの面倒だし、それでお互いもっと気まずくなるくらいなら、適当にスルーしとけばいいやと思うでしょ。

だからまずは手放す。執着しない。復縁なんか期待しない。その執着心は相手に伝わる。だからあなたが追えば追うほど遠ざかる。どうしても執着してしまうなら、必要に応じて僕の個別セッションを受けたっていい。

あなたが思うことと、相手が思うことは必ず一致するわけじゃない。むしろあなたが思うほどに、あの人の心はそれとは逆方向に向かってしまう。LINEの返信がこないときだって、返信に執着するほど、あの人は返信せずに既読or未読スルーをしだすもの。

だいたいね。自分が逆の立場だったらどうかってことよ。自分が別れを告げて去るときに、さんざん執着してこられたら、ちょっとウザいと思うでしょ。まあ執着してくれる気持ちは嬉しいけど、私の気持ちはもうあなたにないから。って自分のときはスパっといくじゃないですか。

執着すればするほどロクなことはない。まあ仮にそれで関係切らずにいられても、都合のいい女、もしくは便利な男の一丁上がり。ってとこがいいところ。

復縁はあなたの心が引き寄せる。

復縁を期待して、その人に執着すればするほど相手は遠のく。思えば思うほど、あなたのその思いの強さが、相手の鬱陶しさに変わっていく。

だからもういい。どうせ無理。好きな気持ちに変わりはないけど、復縁なんかしなくいい。そんなもん知ったことかと、開き直ってどっか遠くへ捨ててしまえばいい。

執着を手放して、復縁への期待感が完全に消すことできれば、またその人とも自然に会って話せる。相手にしてみりゃ、面倒な話しをされない自然な関係に戻れたことで、会って話すことにも抵抗なくなる。特に避ける理由だってない。

要するに、もう一回ゼロベースからのやり直し。付き合ってた過去を引きずるのではなく、普通に話せる関係からのやり直し。

僕もこれまでに、個別セッションを通じて、数えきれないほどの復縁相談を受けてきましたが、基本的にはこの、ゼロベースからのやり直しができるかどうかが、復縁できる人とそうでない人の違いになる。

すると、こちらも中途半端に期待もしてないし、執着もしてないから自然に接することができる。変に相手のご機嫌取るような、卑屈な感情もない。あくまで対等、あくまで自然。その余裕が結果的にお互いの関係を深めることにだってなるかもしれない。

執着されるほどに相手は警戒する。執着するほどにあなたは卑屈になる。そんな心の状態である両者であれば、反発こそしても、引き寄せ合うなんてことはない。

それにね、ハタから見てても痛々しい。過去ばかりを引きずって未来を見ようとしない人には、他の人だって近づきたいとも思わない。執着していると、結果的に遠ざける必要のない人まで、遠ざけて、気づいたときには、そして誰もいなくなった。

執着しているときは視界が狭まる。どうしてもその人との過去ばかりをひきずって、その人との復縁こそが絶対正義に思えてしまう。だからそれ以外の大事なことまで、気づかぬうちに失うことになる。自分で自分を振り回し、自分で自分を傷つける完全な一人相撲。

復縁への執着なんか手放してしまえばいい。すると心に余裕が生まれる。そんな余裕が、離れた相手をまた引き寄せるかもしれない。余裕あるあなたに、その人とは別の大切なパートナーになる人を引き寄せるかもしれない。

過去は思い出でいいんです。生きてるのは今。見るべきは未来。過去と同じ今を生きようとしないこと。去ったあの野郎は過去の人。それが愛していた人ならなおさら。その人の、別れるという選択を尊重したら、今あなたが大切にすべきは、これからの未来を誰とどう生きるか。

復縁への期待は手放していい。復縁への期待に執着するほど、あの人は遠ざかる。一方で、好きだし大切だけど、もう復縁なんかしなくいい。知ったことか。そう開き直って期待を手放すと、なぜだか大切なあの人が引き寄せられる。

期待に執着して、欲しい欲しいと思うほどに、視界が狭くなり心の余裕が無くなる。だから一回手放してしまう。すると手放したものと同じ、もしくは同等以上のものを引き寄せる。あなたが心から望んでいた、愛する人とのご縁を引き寄せるのだから(^。^)y-.。o○

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小川健次ブログ -BIG THINK

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