自分の心を支配していれば、他人の心を支配しようとは思いません。
自分がどのような未来を手に入れたいのか。明確な目標に裏付けられた信念は、物事の価値基準や優先順位を明瞭にさせます。
嫉妬や猜疑心とは無縁になります。自分で自分の心を支配し、余裕を育むことができます。
その余裕によって、他人のパーソナリティーを尊重し、感謝と敬愛の念をもって他人と接することができます。そして、それが他人からの信頼となって返ってくるのです。
逆に、未来へのはっきりとした願望を持たず、自らの心を支配できていなければ、嫉妬や猜疑心などの否定的な感情が暴走することになるでしょう。目先の欲望にとらわれた価値観の押しつけ、不寛容によって、他人の心を支配しようとします。
その否定的な感情は、やがて嘘や暴力にまでも転換され、他人からの信頼を得るどころか、跡形もなく消し去ることになるでしょう。
自分の心を支配できていれば、他人の心を支配しようとなどせずとも、思い通りの結果となります。