他人を思い通りにしようとしなければ不安から解消される。その人を支配しようと思うから苦しくなる。
■人の価値観に良し悪しは無関係
他人は他人で自分じゃない。あなたに自分の考えがあるように、他人は他人で自分の考えがあるんです。
何が好きで何が嫌いか。どんな価値観を持ってどんな考えを持っているか。んなもん100人いれば100通り。1000人いれば1000通り。
そのどれが正しくてどれが誤っているかは関係ない。人それぞれ自分の価値観の納得感を得られればそれでいいのだから。正義の種類は人の数だけあるもんです。
なのに心のどこかで自分が正しい。自分の主張が絶対だ。そう思うから他人の意見や考え方に、あれこれ口を出したくなる。余計な批判めいたことを言って攻撃したくなる。
もちろんルールが定められ社会の中では、それに従うのが絶対正義。上司が黒と言えば白いものでも黒くなる。それがルールなら仕方ない。
ルールに従わなければ従うよう強制されるか、排除されるかの二つに一つ。それが嫌なら自分で出ていく選択もある。ルールによってその社会の秩序が保たれる以上は、ルールこそが支配者になる。
とはいえ、生き方や価値観、それこそ好き嫌いにルールはない。そこに絶対の正しさなんてないし、お仕着せの規則なんてないですよ。どんな価値観持とうが、何が好きで何が嫌いかを、他人にとやかく言われる筋合いはない。
そんなことをとやかく言われて気分のいい人なんていないでしょ。何でそれをお前に言われなあかんねん。なんで強制されなあかんねん。
言うほうは言うほうで、自分が正しいと思ってる。自分の価値観こそ絶対と心のどこかで思ってる。だから善意で口にする。でもそれはあくまでもあなたの価値観。あなたの考え方。それ別に絶対真理じゃないでしょう。
それに強引に相手を自分のペースで引っ張ろうとしたところで、大方ロクなことになりませんって。
<参考過去記事>
図解あり/主導権を握りたがると愛はあなたから遠のき、主導権を手放すと愛があなたに近づいてくる。
善意で言ってるのに、相手は言うこと聞いてくれない。聞いてくれないどころか反論されるしウザがられる。あなたのために言ってるのに、なんでわかってくれないの?
いや、それ相手のためじゃないでしょう。自分が言いたいだけ。自分が相手の心を支配したいだけ。
■信じれば心が楽になる
自分の価値観が正しくて、それを相手に強制したい。それはつまり相手を支配して自分の思い通りにしたいということでしょう。
どんなに身近な相手であろうが、どんなに大切な相手であろうが、他人は他人で自分じゃない。人は皆自分の人生を生きていて、あなたの人生を彩るためだけに生きてるわけじゃない。
なのに勝手に思い通りになってくれると期待する。自分の正しさを受け容れるのが当然だと考える。
でも結局はそうならない。だって相手は相手で自分の価値観に基づいて自分で判断してるんだから。勝手にあれこれ押し付けられても困るし、それを受け容れなきゃいけない義理はあっても道理はない。
そして相手が自分の思い通りになってくれないからストレスになる。イライラする。期待と違う。わかってもらえない。お互いの心が通じ合えてない。こんな関係苦しいだけ。という意味不明な一人相撲。
そもそも最初から期待しなきゃいいだけ、思い通りにしようなんて思わないこと。
極論かもしれませんがね。心のどこかで相手を尊敬してないんです。信頼していないんですよ。尊敬してないから上から目線であれこれ注文つける。信頼してないから、余計な批判めいたことを口にする。
信じることですよ。尊敬することでしょう。相手は相手であなたにあれこれ言われなくてもわかってる。理解してる。その上で自分の価値観や生き方を基準に判断して行動しているだけなんだから。
<参考過去記事>
図解あり/信じるから縁ある人と結ばれる。疑念や不安は縁ある人を遠ざける。
信じて尊敬する。そして尊重すれば、不安はなくなりますよ。人は誰の心も支配できない。だから相手を信じる。それが大切な相手であればなおさらのこと。
もちろん、それは何も言うなということじゃない。参考意見や参考情報として役に立ちそうだと思えることは教えてあげる。意見は意見として言えばいい。でもそれはあくまで意見にすぎない。決めるのはその人。
まあ最初はそれも不安に思うこともあるかもしれない。それでも信じることが結果的にお互いにとって、最も有効な関係強化の手段になるものですしね(^。^)y-.。o○
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