バカバカしいことの積み重ねが信頼の伴う人間関係をつくる。そこをサボるから信頼関係が築けない。
■気遣いは行動で示すから意味がある
どんなことであれ、効率よくテキパキこなせればスッキリして気分がいい。
極力無駄を排して時間を短縮。そして効果は最大限に。そうすりゃベストでそれが楽。
でも人間関係ってのはそうもいかないから厄介だったりするんです。まあ厄介というより面白いというほうが適切か。
効率良く、時間を短縮でメールは一文用件のみ。
まあそりゃお互いにそのほうが楽ですわな。事実そういう形式ですすめていかないといけないし、そういう形式のほうがうまくいくこともある。
でも多くの場合がそうじゃない。実際に一文のみだとあれこれ余計な詮索したり、それが無礼だ無礼じゃないだの話にさえ発展する。
そこに宛先の敬称とか、前置きだとか、時に追伸入れたりとか、用件とはまるで無関係な要素を入れたりすることだってあるでしょう。
いわば気遣い思いやり。読む人のことを想定して、あれこれ考えてメールを送るじゃないですか。
効率のみ考えたら無駄以外の何ものでもありませんわな。
お歳暮やお中元にしたって、お互いそれによって得られる利益について、いくら論理的に考えたってその行為は効率的じゃありませんわ。
それでも、何だかんだで最後は、効率的じゃないような行為が、人間関係を効率よく作り上げる。論理的に考えるとバカバカしいと思えることでも、その積み重ねが信頼関係を築くもの。
<参考過去記事>
出逢った人と縁を深めるのも、疎遠になった人との関係を維持するのも、気持ちを込めた連絡一つをするかしないか。
社会常識云々だとか、倫理観がどうのという話しじゃない。結局僕たちは他人に気を遣ったり、気を遣われたりすることを双方で行動によって示すことで、相互理解が深まるし、信頼関係が築けていくものだということ。
■非効率だけでど結果的には効率的
言ってしまえば当たり前のことなんですがね。が、その当たり前のことが、ルーティンになると忘れがちになる。つい面倒になってはしょりたくなる。
前にもう伝えたからわかってくれるだろう。いや、わかってないから。わかってても言って欲しいと思ってるから。だかサボらず何度でも伝えるんです。
メール一本送っといたから、それでいいだろう。いや、よくねーから。電話でも合わせてフォローしてけよ。必要なら会いに行けよ。
もちろん相手あってのことだから、このとおりじゃないかもしれない。それでも、不合理だと思えるようなことでも、それをはしょらない。面倒くさがらない。その積み重ねが信頼関係を築く。それすなわち人間同士の付き合いってもんじゃないですか。
<参考過去記事>
図解あり/人間関係で誤解が生じるのは、自分で自分のことを正しく伝える努力を惜しむから。
たまに聞かれるんです。あの人を振り向かせるには何て言えばいいですか?と。もうね、そういう質問してる時点でその人には振り向いてもらえませんよ。
そんな一言二言で人間関係作れないでしょ。お前は一言二言で揺らいでしまうのかと。
営業上のことであれ、家族間のことであれ、友人関係、異性関係みな同じ。
だから当たり前すぎてバカバカしいと思うようなこと。小さなことでもそれをはしょらず積み上げていくしかないんです。楽に信頼を得ようと思わなければ、楽に信用を得られるってもんでしょ。
身の回りにいる、誰からも信頼される人をよく見てみればいいんです。
ほぼ間違いなくマメだから。誰に対しても分け隔てなくマメなんです。あらゆることを論理的に考え、効率を優先するような人でさえ、人間関係については恐ろしいほどに非効率なことやってますから。
結局のところ、一見すると非効率的ではあるような行為でも、その積み重ねをしていくことが信頼関係を築く上では、一番効率的なのでしょうな(^。^)y-.。o○
来週は大阪でお会いしましょう。
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