他人への祝福と称賛がセルフイメージを高くし、妬みと恨みがセルフイメージを低くする。
■他人を妬んで良いことない
うまくいっている人を見ていると、少なからず妬みの感情というやつが生まれてくることはありますわな。
しかも自分がいまいちパッとしていないときなんかは、なおさらその感情が強くなる。
でもどうなんでしょうねえ。他人を妬んだ分だけ、自分が幸福になれるのならばいくらでも妬みますよ。それで幸福になる近道ならそれもありでしょう。
とはいえ、現実にそういう人っていないですよね。いや、ひょっとしているのかもしれませんが、少なくとも僕は人を妬んで幸せになった人を知りません。
もちろん、行動の動機、きっかけとして、嫉妬や恨みが爆発的なエネルギーを生み出すことはある。
こんちくしょー!今に見ておれー!みたいな。
でも、それは結局長続きしませんよ。だって、妬みや恨みが晴れた瞬間にそのエネルギーは失われるから。エネルギーを維持するためには妬み続ける。恨み続けるしかない。
それって疲れますよね。いろいろと。
そして何より、その心の状態を維持していることが果たして幸福と言えるのかというと、ちょっと、ねえ。
だいたい、仮に自分に近い関係であったとしても、直接的に利害関係のない相手を妬んだところで、得られるものって、はっきり言って何もない。
うまくいっている人に余計な茶々を入れてみたり、どうでもいい揚げ足をとって、その場は勝ち誇った気分になるのでしょうが、それで得することってないでしょ。それで結果的に幸福になれますか?
潜在意識活用の世界的権威であるジョセフ・マーフィー博士は言います。
他人を妬むということは
相対的に他人を上にあげ、自分を下げるという心の動きです。
他人を妬んではいけません。
妬みは潜在意識にあなた自身の破壊的なイメージを描くことになるのです。
ジョセフ・マーフィー
つまりは妬むとセルフイメージも下がるし、潜在意識下への否定的なインプットで、結果良いこと何もない。ということでしょうな。
■相手のパーソナリティを認める
そうは言っても、人を妬むな恨むなというのは、これなかなかよほどの聖人君子でもなきゃ難しい。
誰だって自分が気に入らないことやられれば、ムカっとすることもあるでしょう。
うまくいっている人をみて嫉妬の感情持つことだってゼロじゃない。
だからまずは、その人のパーソナリティを認めることですよ。今、その人がどうしているかではなく、その人の人格を承認する。
<参考過去記事>
他人を認めるから余裕が生まれる。余裕ができれば他人を攻撃しなくなる。
もちろん、その相手のことがそもそも嫌いということもある。でも嫌いじゃない部分、認められる部分もある。だからそれは認める。
妬みがあってもいい。それは否定しない。でも同時にその人のパーソナリティは認める。そして褒める。感謝する。嘘でもいいから心の中で言ってみる。おめでとう。ありがとう。すごいね。
些細なことですがね。そんな心がけの工夫をちょっと自分でしてみるだけで、嫉妬の感情は薄らぐものです。
そして無関係な他人の言動でイライラしたりもしなくなる。
心に余裕が生まれる。人に優しくなれる。人に愛される。
人を妬んでみたところで、とにかく疲れるだけでエネルギーの浪費ですからねえ。そのエネルギーはもっと生産的なものに転換するべきですわな(^。^)y-.。o○
週末三連休は大阪にいます。今からでもどうぞ。
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