言っても伝わらないし、言われてもピンとこないのは、お互いが異なるイメージを描いているから
■なぜ伝わらないのか
せっかく気持ちや感情を人に伝えているのに、どうもうまく伝わらないということはある。
別におかしなことを言っているつもりもないのに。
そりゃ相手がそう思っていないことだから。
どう見たって痩せてる女性に、痩せすぎじゃね?と言ってみたところで、本人はそう思ってないんだからしょうがない。
そのままだって十分綺麗じゃん。
んなこと言ったって相手は気休めくらいにしか聞きませんよ。だって本人がそう思っていないんだから。
あんたってこういうやつだよね。
的を射た指摘をしたつもりでいても、本人にその自覚がなければ、華麗にスルーされて終わりです。
だから他人がその人をどう思うかなんてのは関係のないことで、その人自身が自分をどう思っているかということでしょう。
そこを理解しないで、上っ面のしたり顔で、その人にいろいろ意見してみたところで聞いてもらえるわけがない。
なんとなくの印象だけでおべっか使ってゴマ擂ったところで、まるで本人には響きませんよ。響くわけがない。
まずは、その人自身が自分自身をどう評価しているのか、自分をどういう人間だと信じているかを知らない限りは、永遠に齟齬が埋まることもありません。
<参考過去記事>
何を言っているかではなく、何を信じているかを理解しない限り、コミュニケーションの壁はなくならない
だから上の過去記事でも書いているように、まずは相手のことをよく聞いて、お互いの共通認識を合わせておくことですよ。
■なぜピンとこないのか
逆もまた同じことですな。
褒められて嫌じゃないけど、どうもピンとこない。
評価されているのはわかっているけど、どうも自信が持てない。
そりゃ自分で思う自分への評価と、他者からの評価がすれ違っているからでしょう。まあこりゃ当たり前。
とはいえ、評価されてるならそれでいいでしょ。ともいかないのがまた複雑なところ。
もちろん自分の評価より、他人からの評価が低い場合も同じこと。
いわゆる自己評価、つまりセルフイメージと、他人からの評価の違いが、時にコミュニケーションの阻害要因になるし、大きなストレスにもなる。
そういう意味ではセルフイメージは高く持つことも重要ですが、他者評価と一致させておくことも忘れてはいけないポイントですわな。
だから自分のことを他人に伝える自己開示。そして伝えたこととやってることが同じであること。要するに言行の一致ってのが欠かせない。
一方で、前段に書いたように、相手のセルフイメージを理解することも大事ですがね。
要するに、言っても伝わらない、言われてもピンとこない。そんなときはお互いが抱いているイメージの前提にギャップがないか、確認してみるといいということですわな(^。^)y-.。o○
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