心が共鳴し合える関係だから崩れない。固いボルトで結ばれているだけなら緩む。そして外れる。
■結ばれていないけどつながっている
どういう人間関係がベストであるかというのは、それこそ人それぞれで、人間いろいろ。人間関係いろいろ。本人が一番最適だと思える関係ができるのが一番いいのは間違いない。
だから形はこの際どうでもいい。一番最適だと思える、つまりは心が落ち着く、ホッとする関係であるかどうかが重要ですわな。
一見すると形としては強固な絆に結ばれているように見える関係でも、些細なことで決裂していたり、気がついたらフェードアウトなんてことは、まあよくあることですな。
縁がなかった。タイミングじゃなかった。そのときの利害関係が一致しただけ。まあ色んな要素があるのでしょう。
<参考過去記事>
心に波風を立てられる相手とは、決別する前に一歩立ち止まって考えてみると、その関係の価値がわかる。
でも結局、そのいろんな要素による振動が、お互いの間を結んでいたボルトを緩め、やがて外れて関係終わり。そういやあんな人もいたねと、思い出してもらえればラッキーくらいの存在に。
その一方で、一見するとさほど親密に見えないような関係でも、その信頼関係がずっと続いているというパターンもある。
そういう人との関係性で言えることは、多くの場合、間がボルトで結ばれていないけれども、少し離れているけれども、心が共鳴し合っているということでしょう。
お互い求め合い惹かれあう。一方のエネルギーが増大すると片方のエネルギーも共鳴して増大する。一方のエネルギーが落ちると、片方のエネルギーが共鳴して相手を助ける方向に力が向かう。
そこにどんな理由があるかわからない。スピリチュアルな超常現象なのか、単なる偶然なのか。それとも物理学の世界で説明できることなのか。でもね、ここではそんな理由なんかはいらない。とにかくなぜか心が共鳴し合える。そういう相手がいるのは事実でそれが大事。
仕事でも友人でも、男女間でも家庭でも、そういう相手に出逢ったことのある人、そういう相手がいる人にはわかるでしょう。
■ホッとできるかどうか
お互いの主張や条件による取り決め、利害のみをお互いの関係維持にしようとしても無駄ですよ。ルールで縛って人間関係うまくいくなら、人間関係でストレス感じることなんてない。
それに、取り決めばっかりに固執して人間関係維持しようとすると、その取り決めが破られたり無効化した瞬間にその関係も終わりですよ。だから長く続かない。
続いても取り決め守ることと守らせることばっかりに夢中になって大事なことを見落とすんです。
もちろんルールや倫理、道徳は社会維持のための前提条件としてなきゃいけない。あくまで前提条件としてですが。その上での妥協や打算も必要で、そういう関係はそういう関係として無いと困る。
でも本当の意味で崩れない人間関係や、心身がホッとできる相手との関係性の維持って、そういうところじゃないでしょ。
お互いを縛る要素は何もない。約束事やルールがなくてもつながれる。
お互いを縛る要素やルールがない分、誤解が起こるかもしれない。お互いが不審に思うことがあるかもしれない。でもそれも一時的なこと。長い目で見ても信頼が切れずに継続できる関係。
心が共鳴し合える人がいるだけで、支えになる。安心できる。ホッとできる。依存や馴れ合いとは違うから、少しくらい揺れることはあっても、軸がブレることはまったくない。
そして、そういう人は誰にとってもいるはずなんです。もしまだ出逢っていなくても安心してて大丈夫。必ず出逢えるから。だって共鳴し合ってるから。めぐり逢わないわけがない。
とはいえ、せっかくめぐり逢ってても、自分で余計なことしてその出逢いを潰している可能性は否定できませんがね。
<参考過去記事>
魂のふれあいを感じる相手との縁はなかなか切れない。その場で焦らずじっと関係を深めていけばいい。
まあとにかく、自分と出逢った相手の立場や見た目、世間体みたいなものを一度思考の外に追い出してみて、純粋に人間同士として関わってみることですよ。
共鳴し合ってるのに気付かないのは、人のことを心で感じようとする以前に、頭の中で理屈を駆使して理解しようとするからであることが多いもんです。
相手の性別、立場、年齢などの理屈に関係なく、その人の存在を思うことで自分がホッとできるかどうかってことでしょう。(^。^)y-.。o○
来週は札幌。心が共鳴する相手と出逢うための『恋愛力を高める』
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