誰だって興味が一番あるのは自分のこと。興味が一番ないのは他人の無関係な自己主張。
■会話しててつまらない人
話しがいまいち面白くない人、別に悪い人じゃないのに、なんだかいまいち盛り上がらない。
そういう人の共通項で代表的なのが、相手に無関係な話しが多い。しかも一つのエピソードがずいぶん長い。
それが一つのエピソードで収まればまだいいほうで、途中で脇道に逸れたまま延々と続き、さらにまた元のエピソードに戻って長い話しが続くというやつ。
いや、まあそれでもいいんです。それを面白おかしく盛り上げながら話せれば。
でもそれはそれで結構なスキルが必要だし、それこそそういうスキルを持ってる人は、話しがおもしろくない人に分類されることはない。
その手のスキルを体得したけりゃ、相応の経験やトレーニングを積めばいいことですが、そこまでせずとも日常会話をおもしろく、いや、面白くなくてもいいど、せめて「つまらない」に分類されないようにするにはどうするか。
簡単ですよ。相手の話しをすればいい。
あなたの意見や主張なんてのはどうでもいい。いやどうでもよくはないが、あなたの意見や主張が主体じゃない。それはあくまで相手の話しを支えるための添え木程度でいいんです。
極端な例外を除いて、誰だって自分のことに一番関心がある。誰だって自分のことについて一番知りたい話したい。
私は自分のこと好きじゃない、という人だって集合写真を見れば一番最初に自分の顔を探すんです。
僕は自分が本当にイヤなんです。という人だって、遠くでその人の噂話しをしてると自然に聞き耳立つんです。
だから会話の上手い人は相手の話しをするんです。
あなたが相手のことにどれだけ興味があるか。あなたがどれだけ愛しているか以上に、それが相手にどれだけ関係あって、それによって相手がどんなイメージができるかということ。
<参考過去記事>
ひとりよがりの愛は誰も受け取らない
誰だって自分のことをどれだけ愛してるかを説明されても、それによって自分にどんな未来がもたらされるかがわからなければ、聞くだけ時間の無駄ですよ。
■主体を相手に明け渡す
一応言っておきますが、何やら相手に質問攻めをして、あれこれ聞き出すということじゃない。別にカウンセラーになって、とうとうと相手の話しを傾聴しましょうとか、そういうことでもない。
もっと根本的なことですよ。主体を相手に委ねるということ。
よく喋る人の話でも面白いのは、主体が話し手ではなくて相手にあるから。要するに話している内容は話し手のことじゃなくて相手のこと。
そしてなんで引き込まれるかというと、話の内容が相手の考えを否定するものではなく、相手の考えにより添うものだから。相手の考えを補完するものだからですわ。
もちろん相手に自分の話しをしてもらうことは大事だし、それを関心持って聞くこと、安っぽいテキトーな意見を挟まずに受け容れることは重要だし当たり前。
だからそれらも含めて、大前提は主体を相手に委ねること。明け渡すことです。この場はもうあなたの時間。あなたのためにあなたの話しをしましょう。そういう開き直り。
こちらが明け渡すと相手も明け渡してくれるもんです。だからお互いの理解が深まる。信頼関係が出来上がるというもんでしょう。
<参考過去記事>
図解あり/主導権を握りたがると愛はあなたから遠のき、主導権を手放すと愛があなたに近づいてくる。
つまりは愛。愛の伴うイメージですわ。
相手を満たしてあげたい。相手を喜ばせてあげたい。そう心から思っていれば、なんだかよくわからない、どうでもいいあなたの主張を延々話すことなんかしないでしょ。
相手のことを考えない主張なんて単なる自己満足でしょう。一方で自分のことを伝える自己開示も必要ですよ。でもそれだって相手があっての自己開示。
自分の自慢話しだろうと身の上話しだろうといいんです。大事なことはそれが相手に関連づくことなのか。相手にとって意味あること、役立つことなのかということ。
結局のところコミュニケーションってのは相手があって成立するという、当たり前の基本を忘れずにいれば、相手のことを考えられる。人間関係のストレスも無くなるってことですわな(^。^)y-.。o○
12月の予定が一部変更。広島での「イメージの最適化とその実現法」が追加されました
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