何を話すかよりも、誰が話すかが重要で、どう話すかよりも、どんなタイミングで話すかが重要。
■前提はチャンネルを合わせることから
どんなに筋が通っていようが、論理的にも正しかろうが、まったく伝わらないしまったく理解してもらえないことはある。
情熱込めて話そうが、あれこれ会話のテクニックを織り交ぜようが、まるで聞き耳持ってもらえないこともある。
まあそれ以前に、相手が聞く耳持っている姿勢にあるかどうか。チャンネル合っているかどうかでしょう。チャンネル合っていなけりゃ電波は絶対届かない。
サッカーの話しで盛り上がっているところで、ボクシングの話しをしに行ったとこで、て誰も話し聞きやしないでしょ。話しをする場を誤れば何を言っても無駄なだけ。話しをしてもいい空気を見誤れば、何も言っても届かない。
心が向いていないんです。チャンネル合っていないんです。だからそれは断られたとかスルーされたとかじゃない。そもそも電波が合ってない。
だから相手の気分や状況、周囲の空気がそれを受け容れる状況になければ、何を言おうが伝わらない。だからそんなときには何を言っても無駄ってもんですよ。
まあ、あえて意図的にチャンネル合わさないようにされている場合もありますから。それはそれで遠まわしかつ明確な拒否反応なので、空気を読んで速やかに撤収すべきでわな。
そうでなければ、タイミングをずらせばいいだけ。一度や二度のスルーや拒否は、明確なNOではなく、単にメッセージが届いていないだけのことがある。それはそれで再チャレンジで問題解決ですよ。
<参考過去記事>
図解あり/大切な相手でも心が通い合わないときはある。それを理解して待てばいい。時期が変われば心が通い合うことはある。
ちゃんとお互いが向きあえて、チャンネル合ってる状態を作る。話し方のテクニックが云々だとかは、そこからのこと。まずはチャンネル合わせることに力を注ぐことが、順序としては先でしょう。
■テクニックは関係ない
あれこれ段取り整えてチャンネル合わせて向き合い、最高の話し方で想いを伝える。それでも拒否られる。それでも話しを受け容れてもらえない。そういうこともある。
その理由は二つ。
一つは純粋にその提案の内容がNOであるということ。これはこれでしょうがない。とはいえ提案の内容を改めればいいという意味ではチャンスはまだある。
もう一つはやや深刻。というより実際はこちらの理由がほとんど。つまりあなた自身に対するNO。あなた自身の説得力に対するダメ出しということ。
だから考えてみればいいんです。同じ提案。同じ話しを、あなた以外の人がしていたら答えはどうであったか。あなたより実績があり、あなたより徳も人望もある人が、あなたと同じ提案をしていたら、同じようなNOが返ってきたかどうか。
何を伝えか、どんな風に伝えたかは実はさほど重要ではないんです。重要なのは誰が伝えたか。それを伝えるに充分な説得力を持つ要素が、その人にあるかどうかなんです。
お前のことが一番好きやねん。そう言ってる人が他の人に同じこと言ってたら、その人の言うこと誰が聞きますか?好き言いながらそれを行動で示さない人のことを信用しますか?
つまりは言葉に説得力を持たせられるだけのことをしているかどうかでしょう。もちろん実績や結果も重要ですが、それを作ろうとする姿勢を行動によって示しているかどうかでしょう。まさにどっかで誰かが言っていた「愛とは行動」というやつですな。
それができている。それが示せているから、言葉が伝わる。信用が生まれる。少しくらいチャンネルずれていても、そういう人が相手なら向こうからチャンネル合わせてきますよ。
小手先のコミュニケーションのテクニックなんて実のところあまり役にたたない。
<参考過去記事>
図解あり/コミュニケーション・テクニックなんて役にたつわけないでしょ
ベタなオチですが、結局のところ相手にチャンネル合わせてもらえるような地道な取り組みと、言葉に説得力を持たせられるような行動の積み重ねが、人との信頼関係を築く礎となるってことでしょうな(^。^)y-.。o○
今年のラストは大阪でナポレオン・ヒルを二日間セミナーで学ぶ。
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