コミュニケーション・テクニックなんて役にたつわけないでしょ
少し釣り気味のタイトルですが、まあそういうことです。
とはいえ、完全に役にたたないかといえば、そういう意味ではなくて、基本的な前提を踏まえなければ役にたたないという話し。
誰もがわかっちゃいる話しではあるのですが、つい性急な成果をのみ期待して、テクニック論にのみ走り、結果いろいろ学んだけど何も得られない、という悪循環に陥らないようにという意味で。
少しばかりの自戒も込めながら。
■説得力は言葉にではなく、行動と結果にのみ宿る
何を言うかではなく、誰が言うか。何をするかではなく、誰がするか。
とってつけたテクニックなんてのは実のところあまり意味がなくて、重要なことは日頃の行動と結果の積み重ね。
こうなったら、ああする。ああ言われたら、こう返す。みたいなコミュニケーションのセオリーのような表層的なやつ。つまりはハウツーってのは実のところあまり役にたたない。
いや、別にそれが嫌いだとか不必要ということではないですよ。
時にそれが紙一重の勝負を分けることになることもあるし、時に窮地を脱するきっかけになることもある。それに効率を高めてもくれる。
でもそれって、土台が、基礎が日々の積み重ねによってできているから。
野球やったことないやつが、配球について勉強してピッチングしたところで何の意味もありませんよ。まずストライクゾーンに投げろよ。変化球覚えろよ。そのための下半身と肩作れよ。というのは当たり前。
同じように、いくらコミュニケーションの技術を身に付けようが、人として疑われるような言動をしてるヤツなんか好きになるどころか、信頼すらされない。
手練手管で他人を説得しようとしたところで、人なんてそう簡単に動きませんよ。
いや、まぁ実は動かせないことはない。しかしそれは奇術の類。そのタネはいずれ明かされ魔法は解ける。結果しらけて元通り。
本当に相手の心を動かして、信頼を得たいと思うなら、それは日々の行動と結果によって生まれる説得力に頼るしかないでしょう。
■日々の行動と結果の積み上げ
というわけで今日も調子にのってイラスト図解を入れてみました。
我ながらなかなかいい感じなので、そろそろ色霊アーティストとしてのデビューも近いかも。
イケメンに財布を拾ってもらうとこうなりますが
明らかに怪しい人に財布を拾ってもらうとこうなるわけで
何もしてない人間が、もしくは見るからに怪しげな人間が、言い回しだの所作だのって、こざかしいテクニック論を持ち出したところでどうにもなりませんよ。そもそも役にたたない。
だから結局は日常の思考と行動の積み上げでしかないんです。
パッと見でテクニックを知っただけで、大きく人生変えたような人もいますが、そういう人は日頃の積み重ねがあったから。テクニックはきっかけですよ。
そして、そのテクニックとやらは、付け焼刃で何でもかんでも身に付ければいいのかといえばそうでもない。
やはりそこは自分が抱いている明確な目標に対して、それを達成実現するために必要かどうかの取捨選択も必要になりますわな。
つまるところ、明確な目標の達成実現に向けて、日々たゆまぬ努力と成長を続けていれば、結果が自然についてくる。その結果に応じて他人からの信頼や信用が得られ、言葉に説得力が宿るということですな。
もちろんその過程による前提があるならば、さまざまなテクニックというものも、その効果を存分に発揮することができるのでしょうな(^。^)y-.。o○
■テクニックではなく原理原則を学ぶ
小川健次セミナーベーシックコース
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