●謙虚であること
どのような仕事であろうと、第一線で長く活躍している人というのは謙虚であることがほとんど。逆に消えていなくなるという人というのは総じて威張る。
例外もあるのでしょうが、少なからず僕がこれまで関わった人をこの基準で考えてみると100%このとおり。
まあ誰だって威張る人とは仕事したくない。というより、同じスペックであれば仕事しやすい人と仕事したいと思うのが人情ですわ。
んじゃ謙虚であればそれでいいのかといえば、それはまた別。謙虚であるというのはあくまでも必要条件の一つでしかないということは、言うまでもないことでしょう。
そして、謙虚であるということは、やたら他人に媚びへつらうとか、エラい人の太鼓持ちになることではありませんわな。
あくまでも相手を自分と異なる存在として認めること。価値観や考え方、文化的背景や育った環境等がすべて異なった別の存在であり、それを認めてリスペクトするという意味でしょう。
だから別に相手を尊重すればいいだけで、自分を下げる必要はない。必要以上にへりくだれば、今度は相手からのリスペクトを失うだけで、正常な関係性が失われる。
もちろん自分の考え、主義主張が絶対的に正しく、それを強要して他人の心を支配しようというのは問題外。それじゃ反発されるだけ。威張りちらしてその場は支配できても結局は自分がいないところで、早く死んでくれねーかな、と悪口言われるのがオチですわ。
人間関係全般において言えることですが、そもそも『自分と相手は違う』。この当たり前のことを、当たり前すぎて忘れるから、話がいつもややこしくなる。ポジショニングが上か下かでストレス感じる。おまけに疲れる。
これはそれが夫婦であろうが彼氏彼女であろうが、上司部下であろうが後輩先輩であろうが友人関係であろうが同じこと。
そして謙虚で人に愛される人というのは、この当たり前すぎる事実を常に忘れていない。自分を下げることなく、相手を自分と異なる存在としてリスペクトしているから、あくまでも対等。あくまで自然な関係。そこにどっちが上でどっちが下かも、心を支配するも支配されるもない。お互いにとってストレスのない心地よい状態を維持できる。
とはいえ、男女問わず、私を支配してあなたの色に染めてーっと望んでる人もいることもあるので、そのあたりはまあ勝手にどうぞってことですわな(-。-)y-~
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