■中途半端な修正で誤魔化すくらいなら、最初からやり直したほうが近道
積み上げるまでの時間がかかった分だけ、支払ったコストが大きい分だけ、それを台無しにするというのは難しい。
その結果、それを積み上げることが無駄だと理解していても、引き続きコストを支払っても、大きな効果が見込めないのにも関わらず、これまでのプロセスを無駄にしたくないから続けてしまう。
いわゆるサンクコスト(埋没費用)効果として損切りができなくなるやつですな。
だから、それが無駄だとわかっていても、何となく表面だけを取りつくろって辛うじて現状維持を図ろうとしたくなる。
結果大損。目も当てられないくらいの大惨事。
仕事でも人間関係でもそうですな。
せっかく書いた原稿、捨てるのもったいないからと、ちょこちょこ手直しして、さんざん時間かけて書き上げてみたところで、結局何の役にもたたないものが出来上がってしまって後悔したり。
長年付き合った相手だし、せっかく築いた関係だからと表面取り繕って惰性で関係続けてみたけど、結局得るものなしで後悔したり。
だったら早いうちに、一回ぶち壊しにしてゼロベースでやり直すほうが、実は一番効率が良かったりするもんです。
もったいないと言ってる時間が一番もったいないし効率悪い。
覚悟を決めて、えいやっ!と投げ捨てる。それまでの埋没費用を忘れて、どっかに放り投げる勇気を持つ。だってそのほうが結果的にうまくいくことのほうが多いから。
もちろん、テキトーに投げ捨てるのとは意味が違う。
過去のことに捕らわれたり目先の損得に拘泥したりしていて、思った以上に先に進まないなら、中途半端な修正で誤魔化すよりも、最初からやり直したほうが早いというだけ。
とりあえず先に進むのに行き詰っているものがあるのなら、一端すべて捨てる覚悟で最初からやり直してみることでしょうな(^。^)y-.。o○
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