人は思いつきでモノを言う。しかも言いっ放しで覚えてない。だから華麗にスルーでOK!
■気になる話題もスルー推奨
日常的にしている会話のすべてを、深く考えた上でのみしていたら会話なんか成り立ちませんわな。
しかも、言葉一つ一つにいちいち深い意味を込めてる話しなんて、聞いてるほうだってはっきり言って面倒くさい。
もちろん、それは時と場合による話で、深く考え言葉を選びながら話したり、身構えて真正面から聴いたりしなきゃいけないこともある。
とはいえ、実生活の中でも会話なんて、そのほとんどがその場の思いつきですよ。
しかも話した内容のほとんどは覚えてない。
昨日一日、あなたが会った人と話した内容、そして聞いた内容。
特に大事だと意識した話題を除いて、どのくらい覚えてますか?
会話の要旨くらいは覚えているかもしれませんが、もっと細かく相手の話の流れや、出てきた単語、あなた自身が発した言葉の具体的な内容など。
覚えてないでしょ。いいんです。どうぜ覚えてない。僕も覚えてない。
それで困ることもないし問題ない。それがどうした。だったらなんだ。
そうやってほとんど忘れてしまうような会話にも関わらず、記憶にひっかっかってしまう内容というのはある。後になっても気になってしまう話題というのはあるんです。
それは自分自信のこと。
つまり、あなた自信のことについての話題やその内容については記憶に残る。
僕たちは皆、どうでもいい、忘れてしまうような会話だとしても、それが自分についての会話だと、なぜか気になる記憶に残る。
そして考えてしまうんです。
あの人は自分についてこう思ってるんだろうか。あの人は私をどう評価しているんだろうか。私はあの人に好かれてる?嫌われてる?
あのね。相手はそこまでいろいろ考えて発言してませんよ。
だって思いつきで言ってるだけだもん。だから自分の話題だろうが華麗にスルーでいいんです。
■聞くときは聞き、スルーするときはスルー
逆の立場で考えてみればいいんです。
あなた自身だって、日常の何気ない会話の中でなんとなくの流れと思いつきで、深い意味なく相手のことについて話すことあるでしょ。
あ、それカッコイイっすね~。
通勤に時間かかって大変でしょう。
遅くまで頑張ってるんですね。
もし、そんな他愛もない一言を、相手が深い意味に受け止めて、頭を抱えて悩んでいたりしたらどうでしょう。
「うわっ。かっこいいってマジ俺に惚れてるんやないかあ」
「うわっ。通勤にかかる通勤手当が高いっちゅう皮肉かいなあ」
「うわっ。仕事が遅いってプレッシャーかけられとるわあ」
ってちょっと引きますわな。
だって言葉自体にそんなに意味を込めてないし、なんとなく流れで言っただけのことだから。
まあこの手の極端な例はあり得ないとしても、同様に相手の意味のない発話に対して、いちいち何か考えてしまったり気にしてしまったりすることは誰でもあるでしょう。
なので基本的には他の忘れてしまうような会話と同じで華麗にスルー。忘れていいんです。気にしても答えなんかないから。
だって発話した本人が気分と思いつきで言ってるだけなんだから。
<参考記事>
他人の言葉や行動なんて気分です。偉い人にはそれがわからんのですよ。
例え話題の中に自分があっても、いちいち反応するだけ無駄。その場の流れの中の思いつきで言ってるだけだから。まるで気にする必要なし。
もちろん、そうでない場合もある。相手が意味を持ってあなたに何かを伝えたいと思って言うこともある。
でもそういうときは、ちゃんとそういうサインが出てるから大丈夫。そのときにはちゃんと向き合えばいい。
そうでないときは華麗にスルー。
ちなみに、気分と思いつきだからといっても、相手に気をつかえなかったり、空気読めなかったり、人を傷つけたりすような発言を平然として、気にもとめないような人については、スルー以前にさようなら。
まあ聞くときは聞く。スルーするときはスルーする。そのバランスをうまくとれる人がコミュニケーション上手ということなのでしょうな(^。^)y-.。o○
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