愛すれば距離は近くなる。憎悪や嫉妬を抱けば距離は遠ざかる。大切な人との距離は自分の心のありようが決めている。
■誰のための想いなのか
追いかけてもその距離がなかなか短くなることがなかったり、気が付けばなぜかいつも近くにいたり。
人との距離感というのは不思議なものです。物理的にという意味ではなく。
とはいえ、不思議なようで、その距離感ができるのには往々にして理由がある。それがまあ本記事のタイトルというわけで。
愛しているのに、距離がなかなか縮まらない。追っても追っても遠ざかる。こんなに愛を注いでるのに。こんなにあなたのことを思っているのに。なんかオラすっげームカついてきたぞー。
あのね。それって結局、相手のことじゃなく自分のこと。愛してんだからお前もこっち向いて当然。気持ちに応えて当然という利己的な考え。無償じゃないんです。言ってみれば純粋でさえない。
あげくの果てには勝手に盛り上がって、勝手にムカついて、勝手に落ち込んで泣くという完全な一人相撲。
そんな経験をしたことのある人も少なくないでしょう。
今になって思えば、あれって相手のことより自分のことだった。とにかく応えてほしかっただけで、愛してたかというと、そうでもないかも。みたいな。
さて、潜在意識活用の世界的権威であるジョセフ・マーフィー博士はこんなことを言っています。
相手への愛はあなた方を結び付け、その関係を深く強固なものにするでしょう。
しかし、憎悪や嫉妬、利己的な考えは、あなた方の間に大きな溝を生み出し、あなた方の距離を途方もないほどに遠ざけてしまうのです。
ジョセフ・マーフィー
どんなに相手のことを想っていると考えてみても、そこに嫉妬や憎悪、利己的な考えが介在していれば、それは愛じゃなくて自己満足。もっといえば自己憐憫というものでしょう。
そりゃ相手にだってそういう雰囲気は伝わりますわな。
いや、それあんた私が大事なんじゃなくて、自分が満足したいだけでしょ。別に俺とどうにかしたいんじゃなくて、あなたが納得したいだけでしょ。
そりゃ距離が遠ざかるのは当たり前。
■自分の心の方向性を確認する
相手との距離が縮まらない。近かった相手との距離が遠ざかっているように感じる。
そんなときは、まずは自分の心がどこに向かっているかを考えてみればいいんです。
心から相手を祝福し、相手の幸福のみを願っているかどうか。そこに自分本位な考え方や、欠片でも嫉妬や憎悪に類されるような感情がないかどうか。
どんなことでも結果があれば原因がある。
そしてその原因は自分の中にある。いや、ホントに自分かどうかはわからない。でも自分の中のことであれば解決できるし、自分の中のことしか解決できない。
だから一見すると距離が離れているようにみえても、ドーンと構えて迷わないことです。あなたが本当に心から相手への愛を注いでいれば距離は縮まる。
<参考過去記事>
焦らなければ恋愛も結婚もうまくいく。焦って周囲が見えなくなるから地雷を踏むことになる。
距離が遠ざかっているように感じようが、スルーされまくろうが全然気にしないことですよ。ってか相手の幸福を本当に心から祈っていれば気になんかならないし、んなことで心がザワつくこともない・・・はず。
それで離れて手が届かなくなったのなら、それは縁がなかったということ。泣いて酒飲んで寝ればいいだけですよ。
でもね。それだけ誰かのために純粋に愛を注げる人ならば、同じように誰かが必ずあなたに愛を注いでいてくれるはず。
一人じゃない。誰かがあなたを大事に思ってる。
つまらないことで、嫉妬や憎悪を抱かないことですよ。本当に大切な相手だと思うなら、まずはその人の幸福を心から祈れば願えばいいんです。それだけで距離は一気に縮まる。
誰だって見返りを期待せずに自分に愛を注いでくれる人には、自分から近づきたいと思うものです。
あれこれと心の中でネガティブな考えに想いを巡らせる前に、まずは自分の心の向いている方向を見なおしてみることのほうが、話しは早いということでしょう。
つまるところ良いことも悪いことも、結果には必ず原因がある。
善因善果というやつですわな(^。^)y-.。o○
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