他人の無意味な言葉に縛られず、自由でいれば軽やかな心でいられる。みんないろいろ言う割りに、その言葉のほとんどに意味はない。
■発する言葉、聞く言葉のほとんどに意味はない
極端な独り言ってのは別にして、僕たちが言葉を発するときってのは、当たり前ですが自分の意思を誰かに伝えたいときですよ。
でもね、だからと言って、発する言葉のひとひとつに対して明確な意図、そして目的のある意味を込めているかというと、実のところそうでもない。
だって、言葉を発する度に、いちいちその一つ一つが明確な意図と意味を込めてたら、日常の何気ない会話なんか成立するわけない。そんなこといちいち考えてたら、何も言葉にできなくなる。
だいいち、それ聞かされるほうだって、いちいち集中しなきゃいけないから、面倒くさいわ大変だわで、関わるのも嫌になる。
もちろん、時と場合、発する人や聞く人の立場次第で、言葉は深く考えて、明確な意図と、目的のある意味を込めて発しなきゃいけないこともある。何も考えずに適当なこと言ったおかげで、景気動向に影響与えたり、国際情勢に緊張状態を生みだすわけにもいかないでしょう。
まあそういう特殊事情でもない限り、僕たちの日常生活の中に存在する会話のほとんどは、これといって大した意味もなければ、何の目的もなく、その場そのときの思い付きなんです。
思いつきだから、何を言ったかも何を言われたかも覚えてない。だって意味ないんだもん。覚えておくことにだって意味ないでしょう。
例えばあなが今日発した言葉。今日耳にした言葉。そのうちどれくらいを覚えてますか。どれくらいが心に深く刻印されていますか。そう考えてみると、実のところほとんど覚えてないでしょ。そもそもこのブログの昨日の記事だって覚えてないでしょ。
そりゃね、仕事のことや家庭のこと。あらためて重要だと理解しながら聞いたこと、発した言葉であれば覚えているでしょう。っつーかそれは忘れちゃダメでしょ。でもそれ以外のことはどうなのか。ランチしながらした会話、会議の中での雑談など、どれくらいが心に残っているか。
考えてみれば、こういう会話があったよね。そういやあいつがあんなこと言ってたな。そのくらいのことは覚えていることもあるでしょうが、どういう流れでその会話になり、お互いがどういう言葉を発してなど、一言一句覚えていることなんて覚えてない。
そうやって、ほとんどの言葉を僕たちは覚えていないにも関わらず、現実の日常生活では、それで支障をきたすことってほとんどないでしょ。自分が発した言葉、自分が聞いた言葉。そのすべてをいちいち覚えてなくたって、別に今だって困ってない。
要するに、誰がどこで何言ってたなんてのは、あなたにとってはあんまり意味がないことなんです。それ言ってる人もそれほど深い意味があって言ってるんじゃないんです。その場そのときその状況に応じて何となく思いつきで言ってるだけなんです。
ホントに意味があるなら、意味が伝わるように話すでしょ。相手だってそうやって話してくれる。仮に態度や姿勢がそうじゃなくても、なんとなく空気でそれが重要かどうかなんてわかるじゃないですか。
<参考過去記事>
話しても、わかってもらえないのには理由がある。思いを届けて、心の距離を近づける方法。
日常で僕たちが口にしたり耳にする言葉ほとんどは、良くも悪くもそんなもんですよ。大した意味もなければ大した考えもないものばかり。
そんなもんをいちいち気にしたり、そんなことに過剰に反応するのなんてバカバカしいことこの上ない。それにストレスまで感じてるようであれば、それこそ無駄。労力の無駄使いですよ。
■他人の言葉に縛られなくていい
日常会話のほとんどは、記憶にも印象にも残らないような、思い付きレベルのものばっかりなのに、そこに自分が関係している会話になってくると、なぜだか気になる記憶に残る。
そりゃまあ、誰だって自分のことは気になりますからねえ。直接の名指しじゃないにしても、自分に関する話題については、意図せずともどうしても心に留まってしまうもの。
でもね、それ気にしてるのはあなただけですよ。それ言った本人はもすっかり忘れてるから。え?オレそんなこと言ったけ? そんなもんです。だって言いたいだけ。口にしてみたいだけ。何となくその場の流れで言っただけ。ただそれだけなんだから。
言葉を発する人にしてみれば、あなたや、あなたに関連することについての会話も、それ以外の会話も、実のところ別に大差ないんです。あなたのことだから意味があったわけじゃない。別のあの人のことだから何か意図があったわけでもない。両方とも単なるその場の思い付き。
もちろん、上でも言ったように、そうじゃないこともありますよ。あなたに伝えたい、あなたの腹に落として欲しい。そう思って言葉にするときはある。そういうときはそういうときで、お互いちゃんとわかりますよ。
あなただってそうでしょ。あなたが会話の中で、誰かについて触れるとき。特別に意味があってのことじゃない。単なる話題として言っただけ。その人をどうこう思うワケでもなく、何となくその場のノリで言うだけでしょうよ。
ホントに意図と意味をその人に伝えたいと思うときは、ちゃんとそういう話し方、そういう姿勢になるでしょ。ちゃんと相手に伝わるように心に残るように言うでしょbr>
だからね、他人がどこで何を言ってたか、あなたに何をどんな言い方したかなんて、気にしても意味がない。意味のないことに反応して気にするから、あの人にこう思われてるに違いない、あの人は私をこう評価してるに違いない、あの人は私こと好きだ、嫌いだ。そんなことで右往左往することになる。
無意味な言葉にいちいち反応して一喜一憂してるから、相手のホントの気持ちを洞察できなくなる。疑心暗鬼になるし不安になる。なぜだかビクビクすることになるんです。
繰り返し言いますが、みんな日常の些細なことで、そこまでいちいち考えて発言なんかしませんよ。それが仮にあなたのことであろうと、あなたに向けられた言葉であろうと、そのほとんどは単なる思いつき。言いたいだけ。言ってみたいだけ。
なので基本的には他人の言葉なんていちいち気にしないことです。そもそも言った本人が忘れてしまうような言葉を、聞いたほうが気にしててもしょうがない。
目先の細かい言葉のあれこれ拾って、あのときああ言った、あそこでこう言われた、なんてことをウジウジ考えるのではなく、その人の日頃の言動全体を通して、どんな想いを持っている人なのかということについて、考えを至らせるからお互いの関係が良好になるんです。
<参考過去記事>
あの人の心に寄り添って、本当の想いに応えればお互いが幸福になる。言葉や態度で右往左往することなく、心の声にも耳を傾けよう。
そりゃあね、いくら単なる思い付きで意味のないこととはいえ、許せない発言については100倍返しでいいんです。もしくは、そういう無思慮はヤツとはとっととさよならしたほうが話しは早いかもしれませんがね。
いずれにしても、意味のないことに縛られる必要なんてないんです。華麗にスルーでいいんです。そもそも意味のないことに、わざわざ自分で意味を加えてまで、それに振り回されてても得るものないでしょ。疲れるだけだし。
自分で縛りつけている、他人の言葉。そこから自由になっていいんです。それだけで肩は楽になる。そして余計なストレスもなくなり、本当に意味のあることで大切な人と向き合えるようにになるもんですわ(^。^)y-.。o○
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