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【実録】愛しているのに彼女と別れる決断をした、彼の本心。別れも復縁も、原因は〇〇をするかしないか。

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【実録】愛しているのに彼女と別れる決断をした、彼の本心。別れも復縁も、原因は気持ちを〇〇しなかったから。

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当記事は小川健次個別コンサルティングを通じての実話を基に、登場人物や各背景にフィクションを交えたものです。なお掲載に当たり、当事者本人による許諾は得ています。
※過去の関連記事集はこちら⇒【実録】男と女の事件簿

あらすじ

お互いが多忙でありながらも、うまく調整をしながら、愛情を育んできた二人。それなのに、些細なことがきっかけで、二人の間に大きな溝が生まれてしまう。二人とも相手への愛情が冷めても消えてもいないのに、なぜそんなことが起きてしまったのか。その原因は、ほんの少しの簡単な言葉を、言わなかったからでした…。

言わないとわからない

言葉というものは、発した本人が思っているほど、その真意は人に伝わらないもの。
特に、男性は、女性が思っているほど、言葉の裏にある真意を理解していません。いや、正確には、理解しようとすることができないのです。

遠い祖先が、狩猟採集を主な活動としながら生きてきた男性にとっては、その場その瞬間に目で見え、耳で聞こえるものが全てであって、それ以外のことについては後回し。あれこれ考えてれば、獲物に逃げられるし、そこで採れる果実を他人に奪われてしまうのだから。

要するに、男性にはちゃんと言わないとわからない。ちゃんと言わないと伝わらない。目や耳で感じられない女心の機微を、理解することができない。

美知子さん(仮名/39歳)が、2年付き合った信一さん(仮名/43歳)と、別れることになってしまった大きな原因の一つが、そんな男女のコミュニケーションのギャップによるものでした。

お互いの忙しさが距離になる

信一さんは、飲食店経営者。出会いは友人の主催した食事会でした。自分の店を大きくしたい。そんな夢を熱心に語る信一さんに、美知子さんは惹かれました。

誠実で仕事熱心、そして、美知子さんを何より大切にしてくれる信一さんでしたが、飲食店の経営者であれば、仕事の時間は不規則。さらには同業者との懇親会や、たまの休みも研修会へと出向いて行くので、なかなか美知子さんとの時間を取ることはできません。

一方の美知子さんも、国家公務員上級職として、昼夜を問わず仕事に追われる日々でした。

それでも交際当初は、週に一度は会えるようにと、お互いがスケジュールを調整し、ラインや電話のやりとも2日を開けずに継続していました。しかし、付き合って1年が経つ頃には、お互いに月に1度会えるかどうか。電話やラインでのやりとりも、週1回程度になっていたのです。

すれ違いのはじまり

そんなお互いの距離感を最初に心配したのは、実は信一さんでした。それは信一さんの優しさの現れでもありました。

「俺も忙しいけど、自営業者だから時間は何とかつくれる。美知子に合わせるから、いつでも会おう」

美知子さんは、その言葉に甘えたい。信一さんと会いたい。そんな思いに胸一杯になりながらも、意外な言葉を返したのです。

「私は大丈夫。信一さんは忙しいし、大変だから。そんなに無理しなくてもいいから」

私のことを負担に思われて、それで嫌われたくない。でも本当は会いたい。大丈夫と言ってはいるけど、何とかして時間を作って欲しい。それが美知子さんの本音でした。

しかし、それがすれ違いのはじまりだったのです。

不安の渦が大きくなる

美知子さんに、大丈夫と言われた信一さん。それなりにいい歳をした大人の女が、大丈夫と言うのだから、大丈夫なのだろう。そう解釈して、話しをそこで終わらせてしまいます。

やがて信一さんは仕事にますます没頭するようになります。美知子さんとは電話やラインのやりとりすら、ますます少なくなっていきました。

とはいえ、信一さんの美知子さんへの愛情が、失われたわけではありません。美知子さんが大丈夫と言ったので、それを真に受けているだけなのですから。その証拠に、信一さんはいつでも美知子さんを大切に想い、仕事が落ち着いたら、プロポーズも考えていたのです(後でわかったことですが)。

一方の美知子さんは、不安でたまらなくなっていきます。信一さんが会う時間をとってくれない、ラインを送れば返事はくるけど、信一さんから送ってくることはない。私への愛情が冷めたのかしら? ひょっとして他に女がいる?

そのときの美知子さんの心の中には、信一さんの都合や、信一さんの気持ちは一切入っていません。とにかく自分の不安を消すことにのみ囚われていたのです。結果、二人の心の距離が遠ざかることに。

<参考関連記事>
大切な人との心の距離が縮まる、たった一つの条件。好きなのに、心の距離が遠ざかる理由。

その心の状態になってしまえば、美知子さんは心だけでなく、実際の行動までもが悪い方へと向かって行ってしまいます。

長文ラインで自爆テロ

やがて、意を決した美知子さんは、信一さんに長文のラインを送信したのです。

内容は、なぜ会う時間を作ろうとしないのか。好きじゃないなら好きじゃないと言って。他に女がいるんでしょ。そういう不誠実な態度がずっと気に入らなかった。あなたのせいで、さんざん傷ついた。というもの。

ラインを見た信一さんにとっては衝撃です。ちょっと待て、会わなくても大丈夫って言ったのは君だよね。ラインに返事もしてるし、俺も仕事が忙しいのは、君もわかってるよね。

しかし、感情が爆発している美知子さんには、何を言っても届きません。あのときのこれがどうの。あれがどうのと、美知子さんが胸に閉じ込めていた、些細な不満の数々が、一気に噴出。

美知子さんの胸の内をぶつけられた信一さんは、美知子さんの思いに気づけなかった自分を責めました。元々誠実な人柄だった信一さんは、そんな至らない自分では、美知子さんには相応しくないと、美知子さんから去る決断をしてしまいます。

執着せずに言葉にすると心はつながる

男性の多くは、悪意なく、言葉を額面通りに受け取ってしまうもの。だからこそ、あなたの思いは言葉を尽くして伝えないと伝わらない。

不安や心配でもいい。適度なわがままでも大丈夫。「私は不安に感じてる。あなたとのことを心配に思ってる。こうして欲しい、ああして欲しい。」それを言えば、ちゃんと彼はわかってくれる。それに応えてくれる。だけども言わなければ、わかってもらえない。遠慮する必要も気を遣う必要もない。だって男性はそういう生き物なのだから。

さて、信一さんに去られてしまった美知子さんは、私の元を訪れ、涙ながらに後悔の言葉とともに、復縁したい旨を話してくれました。とはいえ、美知子さんの気持ちの都合だけで、強引に復縁しようとしても、むしろそんな美知子さんに対して信一さんの気持ちは、冷めるばかりになってしまいます。

<参考関連記事>
復縁への期待を手放すと、別れた彼を引き寄せる。復縁に執着すると、愛する人が遠ざかる。

まずは、美知子さんが遭遇している事態について、冷静に振り返って考えてもらい、まずは復縁への執着を手放すことにしてもらいました。

するとそれから数週間後、信一さんから美知子さんに連絡があったのです。もう一度、会って話せないか、とい旨でした。その後、美知子さんは信一さんと話し合いをし、自らの言葉足らずを詫びました。信一さんも美知子さんの本心を汲み取れなかったことを詫びて、お互い納得の無事復縁。

今もお互い忙しいことに変わりはない中でも、思ったことを自然に言葉にすることを心掛け、結婚に向けて順調な関係を続けています。


<まとめ>

  1. 不安や心配も、素直に言葉にするから、お互いの関係が深まる。
  2. 男性に、気持ちを汲んでもらえることを、期待するのはやめよう。
  3. 男性も、女心を汲み取る努力をしよう。

当記事は小川健次個別コンサルティングを通じての実話を基に、登場人物や各背景にフィクションを交えたものです。なお掲載に当たり、当事者本人による許諾は得ています。
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著者プロフィール

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株式会社リエゾンジャパン 代表取締役
社団法人感覚刺激と脳研究協会 理事

1973年9月20日生まれ。 国内最大級の自己啓発企業にて、21年間に渡ってマーケティング部長、代表取締役副社長、事業開発部長などを歴任後、2016年6月1日より株式会社リエゾンジャパン創立。同時に代表取締役就任。

主に、年間約1500名の女性をカウンセリング。恋愛とキャリアの両立のための、行動変容とメンタルサポートのためのコンサルティングが支持される。

同時に、ビジネスにおける企画立案・編集・デザイン・実施まで、アイディアを形にするだけでなく、売れる仕組みの構築や、事業戦略の策定など、中小企業を中心としたマーケティング戦略を総合的にプロデュースする。

引き寄せの法則を実践することにより、関東近県を中心にした不動産投資事業、電子コミックを中心としたマンガ事業など、心に思い描いたイメージを実現することで、多岐に渡る活動を展開。

オフィスは西新宿。住居は東京都杉並区と山梨県の富士山麓でデュアルライフ。

既婚。子供なし。保護犬二匹(トイプードル♂&マルプー♀)有り。

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