失敗を回避するスキルよりも、失敗から立ち直るスキルを磨けば問題は解決する
■何もしなければ打たれ弱くなるだけ
どんなにうまく立ち回っても、失敗するということはありますわな。
同様に、どんなに親しい間柄でも衝突することはある。
生きてりゃいろんなことありますわ。そりゃもうしょうがない。
完全無欠の人などいないし、不可抗力は無慈悲に誰にでも起こり得る。
なので失敗しない技術や、人と衝突しない技術を磨いてもしょうがない。
そんなことより失敗したときに素早く立ち直る技術、人と衝突してもすぐに修復できる技術を磨くほうが建設的。
言ってみれば、失敗しない技術なんて簡単です。リスクを極力回避する。最後は何もしないで引きこもる。何もしないので天変地異でもなければ失敗のしようがない。
人との衝突回避も同じこと。ただ相手の顔色うかがってペコペコしてれば衝突することなんてありません。
とはいえ、何もしなけりゃ時間という大きな財産を失うし、相手の顔色だけ失ってりゃ信頼という価値あるものを失う。まあ、これはこれで痛しかゆしといったところですわ。
それに何より、失敗をしない、衝突をしない、それが続けば結果的に打たれ弱くなるだけです。
いやまあ、あまりに打たれっぱなしで感覚完全にマヒしちゃうと、逆に打たれた人の気持ちも忘れてしまうので、程度の問題ってのもありますが。
それにしたって、倒れたときの起き上がり方がわからなければ、倒れっぱなし。だからときには打たれて倒れる。そして立ち上がる。
それを繰り返してると、素早く効率的な立ち上がり方がわかってくるというもんです。
■小さな失敗が免疫をつくる
そのためには、失敗や衝突を恐れないこと。
少しくらいの失敗や衝突なんかあったって命までは取られませんよ。
身ぐるみはがれて一家離散になるような失敗もあるかもしれませんが、そのレベルの失敗なんてそうそうできるもんじゃない。
そして起こった出来事を客観的かつ冷静に分析することです。
<参考過去記事>
図解あり/泣いたり凹んだりするのも積極的な心構えには欠かせない
その上で失敗に慣れるということも欠かせない。
もちろん失敗といっても程度の問題がありますが、小さなかろうが大きかろうが構わない。日常的に小さな失敗に慣れてしまう。
その度に考えるんです。
この失敗が自分の人生にどれほどのマイナスな影響を与えるのか。この失敗はやり直しのきかないことなのか。と。
たいていのことは影響なんかほとんどありませんよ。それが仕事だろうが、遊びだろうが恋愛だろうが同じこと。
とにかく迷ったらやる。
やってみて成功すりゃ儲けもの。失敗したらそれはそれで大チャンス。
もちろん、ちょっと考えれば答えのわかることを、単なる脊髄反射や同調空気に流されてというのは、それはそれで別の話し。
失敗すりゃ凹むでしょうが、冷静に考えてみればどれも大したことなんかない。取り返しがつかないこともあるでしょうが、それにしたって代替案が必ずある。
そんなことに慣れてくれば、立ち直りも早くなる。自然と立ち直りスキルが磨かれる。
あれこれ失敗をどう回避しようかと考えてる時間があれば、ドーンといって失敗して立ち直りスキルを磨いたほうが、現実的な問題解決には役にたつことのほうが多いってことですわな(^。^)y-.。o○
今週と来週は大阪でお会いしましょう。
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