ご縁のある人と結ばれる、本当の理由。大切な人と出会うための、見えない法則。
心の状態がご縁をつくる
人は日々、多くの人とすれ違い、接触し、その中で「なぜか心に残る存在」と出会うもの。こうした出会いに「ご縁」を感じるのは、決して偶然だけではない。
心理学において、人間関係の始まりは「選択的親和性(selective affinity)」と呼ばれることがある。これは、人は無意識のうちに、心の深い部分で共鳴する相手を見分けているという理論。
ユングが提唱した「シンクロニシティ(意味ある偶然)」という概念では、人は必要なタイミングで再会したり、繋がりが途切れなかったりした関係に、意味があることになっている。しかし、その意味を知ることは誰もできない。
要するに「ご縁」そのものの正体は、実体がともなわないし、数値化できるものでもない。ぶっちゃけよくわからない。だけども、人は人との出会いに、あれやこれやと理論的な解釈をしてきた。
僕も毎朝無料で配信している小川健次メールマガジンや、LINEのメッセージ、そしてYouTubeの動画でいろいろ言ってはいるものの、「ご縁」の正体はいまいちよくわかってない。
ありていに言えば「ご縁を感じる」ということは、感情・記憶・直感といった多層的な要素が重なり合い、その人が『この人は特別』と思っている心の状態だということ。
相互の尊敬がご縁を育てる
現実社会を生きていると、ある人とは何度でもつながり、ある人とは自然と離れてしまうということがある。その原因のヒントは「相互作用」にある。
社会心理学者ジョージ・ハーバート・ミードは、人間関係を「相手とのやりとりの中で自己が形成されるもの」と唱える。つまり、関係性が続くかどうかは、『お互いがどれだけ影響し合えるか』にかかっているということ。
ご縁を感じる人とは、会話のテンポが自然であったり、沈黙すら心地よく感じられることがある。これは「感情のミラーリング(共鳴)」が起きている状態といえる。
一方で、不安や不信感が強くなると、つい相手を試したくなったり、感情的に言葉をぶつけてしまうことがある。その結果、それまで、どれほど親密な関係であったとしても、あっさりと関係に終止符が打たれてしまうことがある。
だからこそ大切なのは、自分自身の感情をコントロールし、相手とお互いを尊重し合いながら、その関係性を穏やかに育てようとすること。
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ご縁とは、魂が覚えている約束。
「ご縁」の正体は物理的にはよくわからない。プラトンは『饗宴』の中で、真の愛とは「もともとひとつだった魂が再び出会うこと」と説く。
無理矢理に哲学的に解釈しようするなら、「ご縁とは魂同士の記憶が、今この瞬間に再び重なり合ったもの」「時間軸を超えた約束」とも言えるかもしない。
あなたが「この人と出会ったことには意味がある」と感じるなら、それは偶然に見えるかもしれないし、本当に偶然でしかないかもしれないが、その意味づけと解釈次第で、その人はあなたの人生のストーリーに深く関わる人になる可能性が高い。
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その逆に、離れ離れになってしまうことがあっても、それは互いが別々の学びを深める時間のためかもしれない。つながるご縁も、一時的に切れるご縁も、すべてはあなたの意味づけと解釈。そして心の状態次第。
ご縁は信じて静かに育てるから結ばれる。
ご縁とは、ただの偶然でもあるし、ただの偶然でもない。人は皆、その経験を通じて「意味あるつながりは存在する」ことを知っている。
慌てず、焦らず。不信を抱かず、執着せず。一つ一つの出会いを大切にしながら、その場そのときに感じた心の動きに従って、お互いを尊重し、尊敬し合える関係を丁寧に作っていくこと。答えは常にあなたの心の中にある。
― Carl G. Jung,
『シンクロニシティは、それを見る目を持つ人にとって、常にそこにある現実だ』
― カール・グスタフ・ユング
本当に大切な人とのご縁で結ばれ、愛し愛される関係をつくるのに、近道は存在しない。面倒くさいが、実はこれが一番早い。急がば回れってことっすな(^。^)y-.。o○
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