彼の本心を聞けば、妄想での嫉妬や執着を手放せる。言葉を積み重ねれば、大切な人との関係は切れない。
大切な人との関係を切らないために
人の脳は常に働いている。ただボーっとしているようでも、実は働いているんです。口半開きにしながら、スマホ片手にこうしてブログ読んでるあなたの今の脳も、がっつり動き回ってる。
そこで別に何かしらの答えを求めているワケでなくとも、何か論理的な考えがあるワケでもなく、とにかく脳はいろいろ働く。
まあ、よく働くのはいいことですよ。とはいえ、その働き方、そこで使うエネルギーの方向付けってのは、ちゃんとしてあげないと、ときどき暴走し出すので要注意。
だって、ちょっと注意しておかないと、変なネタを勝手に拾ってきて、それを根拠に脳味噌フル回転。どうってないこと、別に今考えなくてもいいことでも、たまたま注意がそっちに向いて、たまたま他に考えるネタがないと、その変なネタから妄想が膨らんで、収集がつかなくなってしまう。
あのときのあの人の言葉、こういう意味があったに違いない。こういうつもりがあったから、ああいう態度を取ったに違いない。LINEの文面で、こういう言い回しをするってことは、きっとこう思ってるに違いない。絶対そうだ。ってことは、あのときもアレもそうだし、コレもそうだ。
いや、だから、ちょっと待ちなさいよ。僕が毎朝無料配信している小川健次メールマガジンや、LINEのメッセージでも読みながら、お茶飲んで一服しなさいよ。
あのね、あの人もそんなつもりは全然ないし。そんな意味なんかまるで込めちゃいないでしょ。なのに、勝手に妄想を膨らませる。ホントはどうってことのない話し、取るに足らない話しでしかない。なのに、あなたの脳味噌フル回転。もはや、あの人の本心やあの人の目的はどうでもいい。
そうして、あなたの解釈に基づく勝手な結論。あの人はどうとも思っていないのに、あなたの中では、それが何となくのわだかまりとして、なんとなくでも残ってしまう。喧嘩したワケでもない、お互いに傷つけるようなことしたワケでもない。なのに、なぜだか二人の間は微妙な空気が流れだす。
さらには段々と連絡も取りづらくなり、顔も合わせづらくなる。だからますます妄想膨らむ。なんであの人は私の気持ちをわかってくれないの。私がこんなに苦しんでるのに。っておい、そもそもお互いの間には何もないでしょ。そのドタバタは、すべてあなたの脳内の妄想でしょ。
ちなみに、僕の個別セッションでも、この手の「あの人はこう言ったので、こう思ってますよね」「あの人のこの態度は、私が好きじゃないってことですよね」みたいな話しをされる方は、少なくない。でもそのほとんどは、根拠ない妄想。まあ、そのあたりの詳しくはセッション本編で。
<参考関連リンク>
小川健次コンサルティング&コーチングサービス
いいですか。ホントは何もないんです。あなたも、あの人も悪くない。お互い思うところも何もない。まあ、確かにそれっぽい何かしらの発言や行動はあったかもしれない。でもね、それ別に深読みしなくていいから。妄想膨らませなくてもいいから。
どっかでブレーキかけないと、ある日突然ムカついて長文LINEに長文メール。あれってどういうことよ。なんで気持ちをわかってくれないの。受けたったほうは何だこりゃ。面倒くさいし厄介そうだし、既読スルーしてそのままブロック。気づいたときにはさようなら。
彼の本心を聞けば執着は手放せる
妄想というやつは、放っておけばおくほど、時間が長くなれば長くなるほど、どんどん膨らんで大きくなるもの。だって答えが出ないんだもん。好き放題広げていけるんだもん。
そりゃ確かに、これといって根拠のあるこじゃない。相手だって、別に他意があって言ったことでも、やったことでもない。言ってみれば誤解ってやつでしょう。それでも、妄想が固まったあなたにとっては、それは、誤解じゃ済まない。あなたの中では確信めいた事実になってしまってる。
そうなってしまうと、いろいろ厄介。執着するわ、嫉妬はするわ。あなたは苦しいし、あなたに付き合うあの人だって苦しくなる。そうなったときの執着心ってのは、さすがに僕でも一瞬で手放させることは無理ですよ。個別セッションにしても、少し腰を落ち着けてじっくり取り組む必要がある。
ならば、そうなる前、あなたの妄想がクラウチングスタートの姿勢で、準備万端走り出そうとしているときに、とっとと手を打つことですよ。
つまり、あれ? この人が言ってるこれってどういうこと? この人はどうしてこういうことするんだろ? と思うことがある。ちょっといまいちすっきりしないし腑に落ちない。そんなことを感じたら、放置しないですぐさまフォロー。その場で確認。これ基本。
もちろん、その場で納得できる回答を得られないかもしれない。それでも、主旨として悪意があるかどうか、他意があるかどうかくらいは、伝わってくるでしょ。とりあえず、変な妄想が膨らむことは、その場で押さえられるでしょ。
その場が無理でも、できるだけ早いうちに、先日のこれって、どういう意味で言ったの? これってこういうこと? 私はこう解釈したけど合ってる? なんて確認すればいい。それでウザがる人はいないし、そのくらいでウザがるヤツは、そもそもあなたを大切に思ってないのでさようなら。
それをサボったままにするから、あなたの中で、時間とともに妄想が膨らむ。やっぱり私は好かれてないのかもしれない。あの人の気持ちはどこか別のところにあるのだろう。あいつは自分を排除しようとしている。なんだかオラすっげームカついてきたぞー。
そうして、妄想がクラウチングスタートからウサイン・ボルト並の猛ダッシュ。もうやめられない止まらない。そして次に会ったときは、なぜだか攻撃的。なぜだか言葉にトゲがある。相手もよくわからないけど空気を察して距離を取り出す。そしてボルトは華麗に別れのゴールテープを一等賞で駆け抜ける。
もちろん、それが妄想じゃなくて、ビビッとくる勘めいたもののときもある。でもそういうときってのは、あなた自身もわかるでしょ。それが自分の中での妄想なのか、勘なのか。それが勘のときってのはだいたい正しいもんですけどね。
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いちいち、本心をちゃんと確認したり、説明してもらおうとするってのは、確かに面倒かもしれませんけどね。でも、その一手間をかけるかどうかで、余計な妄想膨らんで、お互いの関係に無駄に亀裂が入るくらいなら、それくらいの手間をかけても損はない。
それにね、本当に大切な相手との、愛と信頼で結ばれた、本当に大切な関係ってのは、そういう手間を積み重ねた先の結果としてあるもんですしね(^。^)y-.。o○