自分が他人に憧れるように、自分も他人から憧れられている
■何も背負ってないやつはいない
隣の芝生は青く見えるというのは本当で、他人のことってのは往々にしてうらやましくみえるもの。
ホントはそうでもないんですけどね、そう見えてしまう。まあそれはそれでしょうがないのかもしれません。
あの野郎うまくやりやがって。あの人本当にラッキーよねー。
特に自分がうまくいかないときほど、他人のことが良く見える。自分と比較して他人が自分より優れているところに目を奪われる。
しかもそれは、絶対値ではなく、自分と比較しての相対値。
自分ができないことや足りないこと、手に入れたくても手に入れられなかったものについて、あくまでも自分との比較でうらやましさを感じるものです。
でもね。ほかの他人から見たら、こっちも羨ましがられていることもある。
これも同じく相対値で。
とはいえ、誰だってある特定の他人から見えたらよく見えるものでも、他の他人から見たらそうでもないこともある。
ましてや、他人から羨ましがられている一方で、本人は実は重い病気を抱えていたり、仕事で悩みを抱えていたり。あれやこれやで重い悩みを抱えていることだってある。
そんなのハタから見てればわからない。わかるわけがない。
人は表層的なところでしか見ないので、あいつうらやましい。なんかヨロシクうまくやりやがって。そんな風に勝手に思って人を見る。自分がそう思うし他人も思う。
とはいえよっぽどのことがない限り、誰だって背中に何か背負ってるんです。いちおう言っておきますが霊的なものじゃない意味で。
■どうせ他人の人生は生きられない
言ってしまえば、悩みがない人なんかいないんです。それは金持ちだろうがそうでなかろうが、学歴あろうがなかろうが、有名だろうが無名であろうが皆同じ。
だから仮に他人の生き方、他人の人生を生きることができたところで、悩みは消えない。むしろ自分のものの見方や考え方が変わらない限り、まったく同じところで悩むのがオチですよ。
そして重要なことは、あなたが今どんな生き方をしているかに関係なく、あなたの人生をうらやましいと思っている人もいるってことです。
いろいろあって何かを背負って生きていたとしたって、その一部だけを切り取ってみてみれば、うらやましいと思えるシーンがあるんです。これ絶対。
苦しいとかしんどいとか、泣きそうだとか思うことのほうが多いとしたって、それだけじゃないでしょ。だったらそこに視線を合わせてみたらどうでしょう。
憧れのあの人も、すげーと思うあの人も、スルースキルの高いあの人も、結局みんな何かを背負ってる。悩んでる。
すげーと思ってるとこなんか、その人の人生の一部を切り取ってみて、そこを自分と比較してるにすぎないんです。
同じですよみんな。甘えてんなっつーの。
あなたが自分のパーソナリティで価値あると思うもの。他人からうらやましがられることって何ですか?
それを一度考えてみたらどうでしょう。
他人と比較してしまうのは仕方ない。人間だから。他人をうらやむ気持ちも仕方ない。だってそういうもんだから。
その一方で、あなたにも他人からうらやましがられる何かが必ずあることを忘れないほうがいい。憧れられるパーソナリティも必ずある。悩みがあったっていい。でもそりゃみんなおんなじだから。
自信を持っていいんです。どうせそんな自分と付き合わなきゃいけないし。他人の人生を生きることはできないし、乗り移れないんだから。
だから自分を心から好きになれればそれが一番。もしそれが難しければ、自分の好きなところに自信を持つだけでも、目線がずいぶんと上に向くもんですわな(^。^)y-.。o○
この三連休は神戸・大阪にいます。飛び入り大歓迎。
↓
■全国セミナー・講演会開催予定(小川担当分)
神戸・大阪・東京・名古屋・札幌・沖縄・新潟
https://ogawakenji.com/seminar