図解あり/自分の心を正しく掌握し、足りない力を補うことにエネルギーを向ければ、弱点は克服できる。
■自己非難からは何も生まれない
それがどのような場面であれ、現状をできる限り客観的に評価し、解決すべき問題を正しく認識するということは、建設的な思考をする上では当然のことでしょう。
特に自分自身のパーソナリティや、発揮しうる持てる脳力やスキルについて掌握していなければ、具体的に取るべきアクションや選ぶべき選択肢さえわからなくなる。
自分に何ができて何ができないかがわかっていれば、最初に取るべき行動が何か、おのずと答えが見つかるもんです。
だから、自己分析を通じて自分自身のことを知る、自分の心を掌握するというのは、必要だし重要なことなんです。
とはいえ、それはあくまでも建設的な行動を促進するのが目的。自分の問題を発見し、それを自己批判し、嘆き、ネガティブな感情に心を支配されることが目的じゃない。
自分で自分のことはわかってる。それはそれでいいんです。が、そのわかっていることというのは、ネガティブなものばかりになっていないか。
自分ができない理由。うまくいかない理由。好かれない理由。だから自分はこうなんだ。そんな自己批判と自己非難に基づいた思い込みにのみ支配されていないか。
ちなみに、潜在意識活用の世界的権威として知られる、ジョセフ・マーフィー博士はこんなこと言ってます。
自己非難も自己批判も、致命的な心の毒として精神を侵し、活力、エンスージアズム、そしてエネルギーを奪い、肉体的にも精神的にも、参らせてしまうのです。
Joseph Murphy -UNLIMITED SUCCESS
自分で自分を批判しても精神が病むだけ。疲れるだけ。
心はネガティブな感情に支配され、行動が止まり、結果的に何も埋まれない。そしてまたネガティブに。という無限ループ。
■すべてを把握し最善策を取る
もちろん自分にとってネガティブな要素があること。そしてそれを認めるのは前提条件として必要でしょう。あるものを、ないというのは自分に嘘をつくことだし。
が、それは事実としてわかればいいだけのことで、それを自分で批判したり非難したりしても生産的ではありませんわな。
ネガティブな要素はそれとして認め、それをどうすれば補えるか、どんな手段であればそのマイナス部分をカバーできるのかを考えればいいだけのこと。
<参考過去記事>
できないことにクヨクヨする時間を、できることを実現させるために使えばアウトプットは増大する
自分はこれできない。だからダメ。自分のできる範囲はこんなもん。無理無理。でもそういうネガティブな自分が嫌いだし、そんな自分がホントにダメだと思う。
って言ったところで、生まれるのはモティベーションの阻害要因と、マイナスなセルフイメージくらいで、現実的な問題解決には何もならないし、そういう考えで消費されてしまう脳内のブドウ糖がもったいない。
自己非難をさんざんすることで問題解決するならそれもいいでしょう。嘆き悲しんで自分で自分を責め立てて望み通りの結果が出るならそれもいいんじゃないですか。
でも現実にはそんなことに使う労力を、足りないところをどう補うかという建設的な思考にまわすほうが、よほど問題解決への近道になるはずです。
自分を知る。その上で自分の足りないことも把握する。そしたらそれに悲観するのではなく、それをどう補えるか考える。そうでなきゃ自己分析そのものが意味が無い。自己分析したら余計ネガティブになりましたーみたいな。
ポジティブなこともネガティブなことも伽感的に把握しつつ、その上でもっともポジティブな選択をすること。これがすなわちポジティブ思考。つまりは積極的心構えというやつですわな(^。^)y-.。o○
この週末は名古屋に行くみゃー。
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