上手な話し方をしようとしなければ、上手に伝わる。想いを素直に言葉にすれば、人間関係のストレスはなくなる。
上手な話し方より、素直な言葉。
思うことや言いたいことがあるならば、言葉にすればいいだけのこと。そこであれこれ考えるから、言いたいことや思うことが言えなくなる。
どうすればうまく言えるか、綺麗に話せるか。そんなこと考えてみたところで、うまく言えたり綺麗に話せるってもんでもないでしょう。
よほどの人は別にして、普通は誰だって、そんなに優れた話術なんか持ち合わせてなんかいないもんです。仕事上、営業上はペラペラうまく話すことができる人だって、プライベートの場ではそれほどうまく話せるものでもないでしょう。
僕だって、毎朝無料で配信している、小川健次メールマガジンやLINEのメッセージに限らず、セミナーや講演会などの公の場では、ペラペラとよく喋ってますが、プライベートでは、そんなにうまい話しができるワケではありませんよ。
それにね、あなたの話しを聞く側にしたって、あなたの話しが上手いかどうかで、あなたへの信頼度が違いが生まれるワケじゃない。
にも関わらず、なんだかよくわからない小手先テクニックを駆使すれば、話し方が上手になれば相手を説得できると思ったり、小奇麗に話さないと、相手からの評価が下がるんじゃないかと思うから、話す前に無駄にいろいろ考えてしまう。
そうやって本題とは関係ない、余計なことに心を奪われるから、本当に伝えたいと思ってることが結局何も言えなくなる。せっかくあれこれ考えたのに、結局言おうと思ったこと、伝えたいと思ったことの半分も言えないし、伝えられない。
あのね。言っておきますが、どんなに綺麗な言い回しをしようが、上手い話術を駆使したところで、嫌われる人からは嫌われる。わかってもらえないことはわかってもらえない。逆に好かれる人からは好かれるってもんですよ。
だから何かを言う前に、いちいちあれこれ考えないなくていいんです。うまく話そうとか、綺麗に言おうとか考えなくて大丈夫。あなたが思ったことを、自然にそのまま言葉にすればいいんです。
もちろん、場面によっては、慎重に言葉を選んだほうがいいことだってある。その場の感情に流されて、ロクでもないこと言うくらいなら、黙ってたほうがいいこともある。でもね、そんなのは、そういう場のときに考えればいいことでしょう。
そういう場でもないならば、いちいち上手に話そうとか、綺麗に伝えよう、なんて考えなくていいんです。あなたが思ったことを自然に言葉にすれば、自然に伝わるから。そのあたりの詳しいことは僕の「話し方セミナー」にでもどうぞ。
<参考リンク>
小川健次セミナー/人に愛され心の距離を近づける、伝え方、話し方。
どうも言葉につまる。言いたいことが言えてない。伝えたいことが、思ったほどに伝わっていない気がする。そう感じることがあるならば、話し方のテクニックが云々の前に、あなた自身で見直したほうがいいことがある。
発する言葉に慎重になりすぎていないか。相手に嫌われないように言葉を選びすぎていないか。うまい言い方で相手をコントロールしようとしていないか。そうやって、本題とは関係のないことに、気が奪われているときは、だいたい要注意。
話し方は上手じゃなくても大丈夫
一応言っておきますが、話し方や伝え方のテクニック的なものは、すべて役立たずなのか。と言えばそうじゃない。もちろん使い方によって、伝わり方に大きく差が出ることもある。
でもね、それもまずは、伝えるべき本題を、ちゃんと伝えられている。言うべきことを、ちゃんと言えている。という大前提があって有効になる話し。その前提がないまま、小手先テクニックだけをあれこれ考えるから、伝わるものも伝わらなくなるんです。
誰だってそうなんでしょうがね。人間関係がうまくいっているとき、言葉でのやりとりがスムーズにできているときというのは、それほど自分の言葉を意識せず、思っていることを、素直に表現していていることのほうが多いものでしょう。
逆に、いまいちうまくいかず、なんだか心が通い合ってる感じがしない。なんだか不思議とストレスを感じる。いくら言っても伝わっている気がしない。そんなときってのは、あれこれ考えて計算しながら、何かを言おうとしていることが多いもの。
たまに、私は言いたいことを言いたい。でも相手の態度が悪いから、相手が聞く姿勢を見せてくれないから、私が言いたいことが言えなくなっているの。悪いのはあいつ。私は言いたいことを言いたいのに。と、文句を言う人もいますけどね。
それも、あなたの勝手な思い込み。だって、その相手があなたに言いたいことを言うな、と言ったんですか? 言いたいこと言ったら罰せられるんですか? んなことぁないですよ。
むしろ相手にしてみれば、言いたいことを言ってほしい。思ってることを言ってほしい。気持ちを教えてほしい。そう思うものじゃないですか。逆の立場で考えてみればあなただってそうでしょ。
そうやって何の根拠もないのにビクビクしてしまうから、ますます萎縮してもっと言葉が出なくなる。その状況を何とかしようと、また言葉をあれこれ考えるから、さらに言いづらくなる。そういう態度を見て、相手もしらける。という悪循環。
言いたいことが言えない理由に、状況や環境、それこそ相手はまったく関係ない。言えない理由や雰囲気を作ってるのはあなたなんです。他人はあなたの心の鏡。
実際に言ってみればわかりますって。余計なことを考えず、そのまま言葉にしてみたところで、実は何も変わらない。相手は引くこともないし、雰囲気がおかしくなることもない。
それで嫌われることなんかないですよ。むしろ、あなたの言葉がストレートに伝わって、お互いの想いがわかりあえてすっきりする。不要な誤解もなくなるし、信頼が高まる。心地よい関係は、あなたの心から生まれるんです。
<参考過去記事>
彼との居心地のよい関係の、つくり方。安心し合える関係になるために、大切なこと。
あれこれ考えずに、思ったことを口にする。それだけで想いは自然と伝わる。小手先テクニックも小綺麗な言い回しも必要ない。だから肩の力を抜いて自然に言葉にすることですよ。だから相手とも自然に対峙ができてストレスもなくなる。
どんなに小綺麗な言い回しや、テクニックに優れた会話術があろうとも、最後は人として好きか嫌いか。尊敬できるかできないか。そっちのほうがよっぽど重要ですしね(^。^)y-.。o○