愛しているのに、愛されないのには理由がある。見返りへの執着を手放すと、愛する人と結ばれる。
愛しているのに、愛されない理由。
あなたも、よっぽどイヤな相手からでもなきゃ、大切な存在だと思われたり、大事に扱われたりすれば、そのこと自体に悪い気はしないでしょう。
悪い気がしないどころか、むしろ嬉しいし、そうして欲しい、大切な存在だと思われる、大事に扱われるから気分も良くなる。自己肯定感も高まって満たされる。
大切にされるから、そうしてくれる人のことも、同じように大切にしたくなる。あなたも僕もあの人も、誰であれ、自分がそうされたのと同じことを、相手に返したくなる。
あなたに対して、あからさまな敵意を向けてきたり、適当かつ、ぞんざいな扱いをしてきたりする人のことを、愛せるかといえば、それは無理でしょ。むしろムカつくし、同じように敵意で返したくなる。ぞんざいな扱いをしてやりたくなる。
毎朝無料で配信している小川健次メールマガジンや、毎朝一言のLINEのメッセージでも、繰り返し言っているように、話しはとてもカンタンなことなんです。
他人はあなたの心の鏡。あなたがあの人にそうしているように、あなたもあの人からそうされるということ。あなたが誰かを大切にすれば、あなたもその人に大切にされる。敵意を向ければ、敵意が返ってくる。あなたがそうするように、あの人もあなたにそうするのだから。
とはいえ、いくらあなたが、あの人のことを大切に思い、そう接しながら、言葉や態度で示しても、あなたは、あの人から大切にされていると思えないことがあるでしょう。
大切にしているのに、思いを込めているのに。あの人は、私をまったく大切にしてくれない。もうダメなんじゃないか。もう愛されないんじゃないか。他の女が好きなんじゃないか。そんな不安や心配で、心が落ち着かなくなることもあるでしょう。
でもね、それって本当の意味で大切にしていない。本当の意味で愛していない。だって、本当に愛しているなら、仮にそれが別れだって受け入れられる。本当に大切な人の選択だから、その選択を尊重できるのだから。
<参考過去記事>
本当に愛しているなら、別れることも受け入れられる。復縁したいなら、彼の選択を尊重すること。
本当に大切だと思っている、本当に愛している。それなら、あの人の選択の結果、あなたが傷つくことになったとしても、それを甘受できるんです。
自分のことを満たしたいという、自分中心な考え。愛したんだから、その分愛されたいという見返りへの執着。あなたの心にある、そういう思いが見え隠れ。そしてそれが相手に伝わってしまう。だからホントに、あの人はどっか行く。
見返りへの執着を手放すと、愛する人と結ばれる。
結局のところ、愛している、大切にしている。そう言ってはいるものの、愛しているのも、大切にしているのも自分のこと。そしてその自分を満たすために、あなたの都合を相手に押し付けようとするから、相手にしてみれば、ありがた迷惑大きなお世話。
それも含めて、すべてあなたに返ってきているだけ。愛しているのに、愛されないと思うのは、愛していないからですよ。見返りへの期待に執着しているからなんです。
いいじゃないですか。見返りなんかなくたって。愛されなくたっていいんです。あなたが愛せたなら、それでいい。あの人の存在を感じられただけで、それで幸せじゃないですか。それ以上のことは、求めなくていい。もう十分満たされたでしょ。
そうして、あなたは、あの人の幸福のため。あの人が満たされるためだけに、力を注げばいいんです。その結果、あなたがあの人から愛されるかどうか、大切にされるかどうか。それはこの際関係ない。
基準にすべきは、大切な人が幸福になるかどうか。するとあなたは満たされないかもしれない。傷ついてボロ雑巾になるかもしれない。でもね、いいんです。あなたがホントに大切に思える人、愛している人なら、それを恐れたり不安に思わないことです。
本当に大切に思う、本当に愛しているなら、傷つくことも、ボロ雑巾になることも、そのすべてを受け入れることです。見返りを期待しなくていい。愛されることに執着しなくていい。
そこまで振り切れれば、結果的にあなたの思いは返ってくる。必ずお互いが信頼し合える関係になれる。それは、あなたの望んだ関係の形じゃないかもしれない。でも、あなたもあの人も、お互いが納得し、満足しながら幸せを感じられる関係になれる。
もちろん、それは単にあの人の言いなりになるだけの、都合のいい女になれってことじゃない。あなた自身が主体性を失うことなく、あなたにとって愛する価値がある人のために、力を尽くせということ。
<参考過去記事>
都合のいい女診断。20の設問で、あなたの都合のいい女度を診断。
愛しているのに、愛されない。大切にしているのに、大切にされない。その理由はあなたの心にある。心のどこかに、見返りへの期待に執着する思いがあれば、あの人もあなたに同じように接してくる。期待への執着を手放して愛するから、あなたも愛される。
迷うことがあったなら、あの人を責めるのではなく、不安や心配に心揺さぶられたりしているのではなく、自分の心に問いかけてみることです。自分は、一切の見返りへの執着を手放して、本当にあの人を愛しているのか。と(^。^)y-.。o○