過去への執着を手放せば、今と未来の幸福を引き寄せる。過去はダメでも、今ならできることがある。
■過去は過去で今は今
新しいことにチャンレンジしたい。新しい人と出逢い、関係を深めたい。そう思いつつも、なかなか足が一歩前へと出ないことはある。
その場そのときその状況の都合や事情、いろいろなタイミングなど、一歩前に出ることができない理由は、挙げてみればいくつでもあるのでしょう。
そりゃまあ、いつでもフリーハンドで好き勝手に選択して、好き勝手なことができるってワケでもない。誰びだって色んな事情や都合があるんだもん。どうにもこうにも、一歩前に進むことができないこともありますよ。
家庭のことや仕事のこと、将来に対する漠然とした不安。毎日配信されてくる、眉毛の小川健次メールマガジンにイラつかされる。考えるほどに、いろんな事情があるでしょう。うん。まあそりゃわかる。
でもね、全部がそうとは言わないが、それでも多くの場合、一歩前に進めない最大の理由ってのは、一つに集約されるもの。それは過去の記憶。過去の経験。思い出。要するに、過去のあなた自身なんです。
成功体験であれ、失敗体験であれ、過去の経験、過去の自分というやつは、僕たちが意識するかしないかに関わらず、常に心の足かせになっていることが多いもの。
いや、別に過去を気にすることが悪いってことじゃない。あなた自身が過去に経験したさまざまな事柄から、今の問題や課題を解決するための、ヒントがそこに一杯あるのだから。あなた自身の経験は、良いことも悪いことも、すべて財産なんです。それを有効活用するために、過去を振り返るならそれでいい。
その一方で、今の自分の行動を止めるための言い訳や、自己正当化のために、過去をほじくりだしているだけなら、そりゃ財産どころか負債でしょうよ。何も生み出すこともないどころか、マイナスの利息だけがどんどん増えて、ますます何もできなくなる。
<参考過去記事>
別れた人に、執着してしまう理由。彼を手放すと、幸せになれる。
さらに厄介なのは、上の過去記事でも言ってるとおり、人はその場の都合に合わせて、過去の出来事を、自分の都合のいいように勝手に脳内補正するもんです。
実はそんなに大した失敗じゃなかったことでも、あれは大変な失敗で苦しかったんだ。そんなに大した成功だったわけでないのに、あの成功はホント私すごかった。それこそ、大した男じゃなかったのに、あの人以上の人はもういない。そう都合のいいように書き換える。
■今を基準に考えよう
繰り返し何度でも言いますけどね、過去は過去なんです。今じゃないから。今は過去の延長線上にあるけれど、別物なんです。湘南新宿ラインも高崎から小田原まではつながってるが、高崎と小田原は違うでしょ。
ならば過去がどうであろうかは、それはそれ。それを踏まえて参考にすればいいが、それを思考と行動を止める理由にするのは、まったく意味のないことですよ。過去をもとに、今どうするか。どうすれば未来がもっと良くなるかを考えればいいだけですよ。
あのときは良かった。あの頃は苦しかった。それはそのときの状況環境、そのときのあなただったからでしょ。今がまったく同じ状況、今もあなたもそのときのままなら、その話しも通用するのかもしれな。でも今は違う。今はあのときじゃない。今のあなたはもっと成長しているんです。
過去の思い出を補正した上で、成功体験や失敗体験として執着しているだけなんです。そうしてチャレンジしない自分を正当化。結果的に新しい出逢いのチャンスは生まれない。せっかくのビジネスチャンスを取り逃がす。そんな経験の一度や二度はあなたにだってあるでしょう。
過去の記憶は客観的事実に基づかない。つねにあなたの今の都合で補正されている。過去を理由に今の現実から目を背けたところで、何の意味もないんです。
大事なのは今。そして今の選択によって迎える未来。あなたの過去は、今の選択には関係ない。今目の前にある現実。今の問題に真正面から立ち向かえばいいんです。今目の前にいる人、今の出逢いに集中すればいい。あなたの過去のことは誰も聞いちゃいないから。
結局のところ、そうやって過去に執着してみたところで、一時的な気休めにはなるでしょうが、結果的には何も得るものないことがほとんどですよ。
<参考過去記事>
復縁への執着を手放したほうがいい、3つの理由。本当に愛しているなら手放せる。
戻らない過去に拘泥してたところで、何も生まれはしないんです。過去がどうかではなく、今のあなたがどうしたいのか。今のあなたが、どんな選択と行動をすれば、未来の幸福に近づくのか。そんな基準で考えてみることです。それだけで、物事がググっと前に進みますから(^。^)y-.。o○
<過去への執着を手放すには>
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