NOと言われても、嫌われていない理由。断わられることを恐れなければ、愛と信頼が深まる。
■NOと言う人もつらい
人から嫌われるのは、誰だって気持ちのいいものじゃない。できることなら、好かれていたいと思うもの。好かれるまではいかなくても、せめてフラットでいてくれればいいとも思う。
それが身近で大切な人であれば当然のこと、日常的に関わる人であれば、嫌わられてお互い微妙な空気の中で過ごすのは、それだけでストレスになるし。
そう考えると、やっぱり身近な人との関係は、無難であるに越したことはない。険悪になるようなことはしたくない。だから、できる限り要望には応えよう。あの人の顔を立てるためにも、NOと言わないようにしよう。
空気読まずに好き勝手なことばっか言ってる、小川健次メールマガジンとは違い、まあ、みんな大人ですからねえ。そりゃやっぱり、うまく無難でいようとするんです。それはそれでいい。そうしなきゃいけないことだってある。
だからこそ、NOと言いづらい。頼まれたことを断りづらい。せっかく空気読みながら、無難な関係がうまくできているのに、自分がNOと言うことで、その関係にヒビが入ったらどうしよう。関係が険悪になったらどうしよう。そんなことを考えると、心情的にはNOでも言葉ではYESと言ってしまう。
それでも結局はNOと言わなきゃいけないこともある。別にその人が嫌いなワケじゃない。その頼まれごとがイヤだから。その頼まれごとを今は対応できないから。相応に理由があって。そうして不本意ながらも、断らなないといけない場面には、あなただって遭遇したことはあるでしょう。
そのときにNOと言わなきゃいけないストレス。嫌われるんじゃないかと思う不安。結構なしんどさだったでしょう。それなりに負担に感じたことでしょう。
無駄だと思いながらも、しきりに作り笑顔で繕って、何とか相手から嫌われないように、機嫌を損ねないようにしながら、何とか心にあるものを言葉にする。ときに自分を叱咤して、頑張って相手に伝えるんです。それはNO。それは無理。あなたのお願いには応じられない。と。
<参考過去記事>
作り笑顔をやめると、愛されるのには理由がある。気持ちに素直になると、心がつながる。
NOって言う人には、それなりの負担がかかるんです。好きでNOと言ってるワケじゃない。ホントは気持ちに応えたい。相手との関係にヒビを入れたくない。だけどもNOと言わなきゃいけない。NOとは言うけど、相手のことは嫌いじゃない。むしろ好き。ただその件についてNOなだけ。
■NOは嫌いとイコールではない
あなたが、他人に何かをお願いする。それに対してNOと言われることがあるかもしれない。でもね、それはあなたを否定してNOと言っているんじゃないんです。あなたが嫌いだからNOと言っているワケでもない。
上でも言ったように、相手もホントはあなたのお願いを聞きたいんです。そのほうがあなたの想いに応えられるし、あなたにもっと愛される。それよりYESと言った方が、いろいろ楽だもん。上で言ったように、NOって言うほうがしんどいし。できればNOと言いたくない。
それでもNOとしか言えないから、NOと言っているに過ぎない。あなたが嫌いだからじゃない。あなたを否定しているからじゃない。
NOと言えば、あなたがそういう反応することも、相手はそれなりに予期している。そういう意味でも、可能であればNOと言わずにYESと言った方が気が楽ですよ。それでもNOと言わなきゃいけない。
それにはちゃんと理由がある。重いプレッシャーを跳ねのけてでも、NOと言わなきゃいけない理由がある。それはあなたが嫌いだからじゃない。ホントに嫌いだったら、NOとも言わずに華麗にスルー。そしてフェードアウトするだけでしょう。NOと返すってことは、あなたに対して誠実である証拠なんです。
だからね、NOと言われたことで落ち込むことはない。断られたからって、嫌われたと思わなくて大丈夫。あの人はあの人の事情で、その件についてはNOと言ってるだけ。
余計な妄想を膨らませないことです、不安や心配で苦しまなくてもいい。仮にNOではなく、LINEの返事がこない場合でも同じですよ。NOと言われたり、返信が無かったりするのは、あなたのことを好きか嫌いかとは関係ない。そもそも好き嫌いって、そんなことで判断することでもないでしょ。
<参考過去記事>
LINEの返事が遅い理由は、〇〇だから。返信の速さと、好きの度合いの関係は?
NOと言われても気にしなくていい。そしてNOと言われることも恐れなくていい。あなたはもっと自然にあの人に接していいんです。些細な日常の出来事で、NOかYESかで一喜一憂しないこと。するともっと自然に関われる。だからお互いの愛と信頼が、もっと深まるってもんでしょう(^。^)y-.。o○