その人を褒めて認めるからセルフイメージが高まる。妬み羨むからセルフイメージが下がる。
■褒めれば余裕が生まれる
人は誰でも自分の立ち位置を、他人との比較で知ろうとするもんです。
自分より優れている人がいる。自分より劣った人がいる。その中で自分の位置はこのくらい。そんな風に誰かを基準に考えてしまう。
それが悪いわけじゃない。だってそういうもんだから。比較対象があるから自分のポジションがわかるのは、誰であろうと共通のこと。
とはいえ、人それぞれ良いところも悪いところもある。その組み合わせは千差万別。みんな違ってみんないい。
だからスゴイところは素直に認める。心から褒める。他のところであなたが勝ってようが、あなたのほうが立場が上だろうが関係ない。
勝てないところは勝てないし、自分がやりたいと思ってできないことが、他の人にできたのならそれは認めて褒めることしかできませんわな。
もちろんその一方で、負けて悔しい。あいつにできたのなら自分もできる。そう自分を鼓舞する心は持っていい。いや、むしろ持つべき、っつーか持てよ。
でもそのエネルギーはあくまで自分自身に対して向けるもの。相手に向けるべきは心からの称賛と承認。
何に目を向けているかで見えるものは異なってくる。どんな相手であろうとも、称賛すべきことも承認すべきことはあるんです。
<参考過去記事>
幸福に目を向ければ幸福になり、不幸に目を向けると不幸になる。起こることの原因は常に自分の心にある。
相手を認められる。自分よりすごいところを客観的に評価して褒められる。そう冷静に見れるのは、余裕のある証拠。自分は自分。他人は他人。他人のすごいところと同じように、自分のすごいところも認めていられる。
だからセルフイメージにブレが無い。さらに人を褒めて認めるほどに、むしろセルフイメージが高まるってもんです。自分自身への確信がそれだけ強まるし余裕が生まれるから当たり前。
■認めると潜在意識が肯定的に働く
一方で妬んだり、羨ましいと思う感情は、わざわざ自分を相手より下のポジションに、位置付けているということにほかなりませんわ。
自分じゃできないし、それを自分でもやればできると自分にエネルギーかけられない。それを認めているから妬むんです。素直に褒めたり認めたりできないんです。
そして、それは自分の心にマイナスなエネルギーを充満させることになる。潜在意識に対する否定的な影響を与え、結果思考と行動がネガティブになる。
だからますます他人を妬み、自分を蔑み、よりネガティブになり、セルフイメージは真っ逆さまに急降下。そしてまた他人を妬むという無限ループ。
まずは他人を認めることです。褒めることです。
そうは言っても、相手によっては認めたくない相手もいるでしょう。褒めたくない人もいるかもしれない。なんでこいつを?こんな野郎は認めない!そう思う気持ちもよくわかる。
だからいいんです。嘘で。別に相手のご機嫌取らなくたっていい。とりあえず心がこもってなくてもいい。誰かが何かを達成したら、それが嫌いな相手であっても褒めるんです。称賛するんです。
言葉がやがて自分の心に影響を及ぼす。それがだんだん真実に変わってくる。
<参考過去記事>
心と言葉はつながっている。良い言葉は良い心を、悪い言葉は悪い心をつくりだす。
そうすると、次第に自分の心に余裕も生まれる。セルフイメージも高まってくる。他人を認められる人は自分を認められる。自分がもっと好きになる。自分との付き合いが楽しくなる。
ひょっとすると理不尽な立場に置かれることもあるかもしれない、逆風の中に放り出されるかもしれない。そんなときでも他人を妬むことのないような強い心を持つことができる人は、結局誰かが認めてくれる。誰かが助けてくれる。
まあ他人を妬んだところで、いいことなんてそもそもありませんしね。それが誰であれ、他人の良いところは素直に認めるということらですわな(^。^)y-.。o○