わずかでも毎日前進することがチャンスへの近道。ただ止まっているだけならチャンスは遠ざかる。
■日々の継続こそ重要
突然に空からビッグチャンスが降ってきて、それをいとも簡単にGETする。そんな爽快なサクセスストーリーというのも悪くない。
しかし現実にそういう話しは往々にして、というよりほぼ間違いなく空想の世界で終わりですよ。あるのかもしれませんが、奇跡レベルでの稀な話し。
仮に突然にチャンスが降ってきたところで、ある日突然その場だけ、あるとき突然その日だけ、そのチャンスを掴める別の自分になろうとしたってそりゃ無理ですわ。
そんなに突然いつもと違う力を発揮することなんてできませんよ。
よっぽど何かに追い詰められて、どうしようもなくなっての火事場の馬鹿力を発揮することならあるかもしれない。でもだいたいそんな場面はほとんどない。あったってたかがしれてますよ、そんなこと。
そういう意味では土壇場に強いかどうかなんてのは、実生活ではほとんど関係ない。普段ダメでも10年に一回9回裏逆転満塁ホームランを打つやつよりも、2割5分でも毎年継続して淡々と結果を残すやつのほうが信頼できる。
そもそも日頃淡々と継続して何かを残していなければ、打席に立つチャンスだってこないでしょう。俺にだってチャンスを与えられればと言ってみたところで、何も残してきてないやつにチャンスなんか与えられない。
世に一発大逆転というのは事実としてありますよ。が、そういう人を見ていれば皆チャンスがいつきてもいいように準備を怠っていなかった。誰かがチャンスを与えたいと思うような何かをしてきていたからですよ。
その場そのときになれば、自分は力を発揮できる。その場そのときになれば、やれるはず。だったら今やれよ。すぐやれよ。やってみせればいいだけですよ。
とはいえ、別に何か特別なこと、今までやっていないようなことを、とってつけたようにやる必要もないですよ。まずはできることでもやればいい。
<参考過去記事>
無理して自分を変えるのではなく、変えなくても対応できる方法を知っておけば、ほとんど問題ない。
できることでも、そこに力を今以上に注げばいいだけ。それを継続することだけでも充分に価値のあることだから。
■できることをやればいい
できない大風呂敷広げることよりも、できることを、やると決めたことを精一杯やるしかない。もちろん広げた大風呂敷を実現できればそれが最高。とはいえ、それが足かせになってるなら、まずは足元からってのは当たり前。
とにかく前に進めば積み上がる。止まっていれば何も積み上がらないし何も起きない。5年前の自分を振り返って、この5年間でどのくらいのことを積み上げてきたか。考えてみればいいんです。
今年一年でもいいですよ。今年の正月からこの一年でどのくらいのことを自分はやったか。目標を達成できたかどうかも重要ですが、その達成のための具体的に何をどれくらいやったのか。
上でも言いましたがね。その場そのときだけ突然何かしようとしたってできやしませんって。日々自分が積み上げてきたことしかできないんです。それを踏まえて今の自分が過去の自分と比べて、何がどれくらいできるようになったのか。
一方で、何かをやるために、何をどれくらい代償として差し出すことができたのか。
過ぎた時間は戻ってこない。そして過ぎた時間の中で培った経験の濃さの違いこそが、チャンスが訪れてくる人とそうでない人、チャンスを掴む人とそうでない人の違いになるのでしょう。
<参考過去記事>
図解あり/得られる成果は差し出された代償に比例する。何も差し出さなければ何も得られない。
運という不可抗力や、周りの状況や環境、そして他人の目に身を任せるのも、それはそれでいいのかもしれませんがね。それを望むなら。
逆に自分で道を切り開いていこうとするならば、できることでも自分で決めたことを淡々と積み重ねていくしかないでしょう。
死ぬまでに一生出逢わないかもしれない土壇場でしか力を発揮できないよりも、日々の淡々とした積み重ねのほうが、チャンスを掴む可能性は高いってことですわな(^。^)y-.。o○